移植周期の性交渉ってしていいの?

移植周期の性交渉ってしていいの?

先に結論を申し上げると
【移植より前の性交渉は妊娠率を上げる可能性があるのでオススメします。】

なぜ性交渉が妊娠率を上げる可能性があるのか?

私たちの体には性交渉そのものが
着床環境を免疫的に整え、妊娠に繋がりやすくする
仕組みが備わっているからです。

※この時の「性交渉」とは膣内射精を指します。
コンドームを装着しての性交渉では「着床環境を免疫的に整える」ことによって妊娠率が上昇するようなメカニズムは作動していない

妊娠とは非自己を受け入れる行為
免疫寛容って何?

人間も動物ですし、生命の誕生がこれだけ毎日起きているために、自然な妊娠のメカニズムがいかに凄いかなかなか実感することはないと思います。

本当に凄いことが起きていて、受精卵は、「母親由来の卵子」「父親由来の受精卵」が合わさり受精卵となります。

「受精卵」となった時点で、すでに私の子宮にとっては「自分ではないもの」=「非自己(異物)」です。

異物って花粉症なんかを想像していただきたいですが、外から花粉=異物が入ってこないように
くしゃみをして、涙を出し、排出しようとする仕組み。

この排出する力は、人は本来持っていますし、この異物に対する反応が強いのがアレルギーです。

本来は異物である受精卵は
免疫的に拒絶されるはずですが、
妊娠中受精卵を攻撃せずに受け入れるシステムが存在します。

これを免疫寛容といいます。

この免疫寛容は、「母親由来の卵子」「父親由来の精子」という表現で書いた受精卵も
海外で卵子提供を受けて妊娠される方がいらっしゃるように「他人の卵子」「父親由来の精子」という組み合わせでも免疫寛容は起こり妊娠に至ります。

免疫寛容のきっかけの一つとして
「精漿」

免疫寛容は着床にとって必要な現象で、
その現象を引き起こしやすくするきっかけの一つが
『精漿』にあると考えられています。

まず、精液の成分は「精子」と「精漿」に分けられます。

体外受精の場合は、精子のみが必要となりますが、
精漿の成分にも大きな役割があります。

自然妊娠の場合は、精漿部分も女性の膣内に入り、
免疫機能に認識され免疫寛容を促します。

精漿を介さない高度生殖医療での妊娠も可能なので、
精漿が妊娠にどこまで寄与しているのか細かいメカニズムはまだ未解明ではあります。

精漿が絶対的な要素ではありませんが、
しかし、着床により有利な状態を準備できるのであれば
それに越したことはありません。

高度生植医療をしていると
夫婦の営みが遠くなってしまいがちです。

移植前のどのタイミングで行うとよりよいという
データはありませんが、移植に向けて+コミュニケーションとしてもオススメです。

★注意★
自然周期移植の場合、多胎の可能性があります。
また新鮮胚移植の場合は卵巣が腫れる等の可能性もありますので
心配な方は主治医の先生に確認してみましょう。zzzz

文責:岩佐ゆかり

(参考文献:外部リンク)
マウスアロ交配では精漿のプライミングにより免疫寛容誘導性樹状細胞が誘導され父親抗原特異的Tregを増加させる

妊娠維持機構/流産に関連するトピックス 日本産婦人科学会


男性不妊のための鍼灸治療

造精機能を高め精子の数と運動率の向上へ

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