肩こりのための鍼灸治療

社会と共に生きる


患者さんの健康を守るため。
スタッフの健康を守るため。
社会を健康に保つため。

COVID-19と共存しながら、どう生活していくのか。
私たち自身もしっかりと考えながら
そして、社会環境に適応しながら
診療を継続していきたいと思います。

田中はり灸療院 一同

 

当院で取り扱う
肩凝り(肩こり)

はじめまして田中はり灸療院の遠藤です。
私たちは、日常鍼灸治療をしていく中で、
「肩こりを治療して欲しい」
「頭痛が辛い」
「肩がこると吐き気がするし、食欲がなくなる」
「めまいがする」
という肩こりの治療から、肩こりから派生してくる症状も含めて予防を期待しての治療。

後は、当院がもっている専門領域の鍼灸として「不妊治療」「突発性難聴」「耳鳴り」「顔面神経麻痺」「腰痛」「自律神経症状」など他の治療の一環として肩こりの治療を希望される方と一言で「肩こり」と言っても多岐にわたります。

鍼灸治療院の中でも当院の特徴としては、「現代医学的に肩こりを考える中で、鍼治療を活かしていく」

現代医学的という表現は、対になるのは東洋医学的になります。
大きな違いとしては、
「現代医学」解剖学、生理学、神経生理学、脳科学など今の時代の考え方、今の時代の言葉で考え、治療のアプローチを考えていきます。

一方で、
「東洋医学」

鍼灸治療の大きな特徴としては、患部に侵入することが可能だということ。

肩凝りは、メンテナンス(修繕)治療と考えている。

肩凝りは、医学的には、「病気」や「疾患」という枠には該当せず。医師も治療の対象だと考えていないのか。肩凝りと向き合っているだけの時間が許されていないのか病院では治療対象にはならない。

一方で、患者さんも
「病院を受診する症状とまではいかない。」
「病院を他の症状で受診した際にも、肩こりの話題は出さないことが多い」

しかし、人が健康的に過ごしていく上で、快適にプライベートの時間、仕事を過ごしていきたいと考えた時には、肩こりは見過ごせない症状と言える。

肩凝りは、コントロールすること。
メンテナンス(修繕)することが最も大切!

これは師の神経内科医の故米山榮先生より教わり、今尚実行していることです。

症状や、病気の中には「治す(Cure)」の要素が強い症状や病気。
首肩の症状であれば、寝違えや、神経根症など完全に治る病気は、私たちも治癒を狙って治療戦略を考えていく。
また、この後に詳しく書いていくが、肩こりを訴える方の中に、内科疾患(例:胆石、慢性膵炎等)や、循環器疾患(狭心症)なども存在するためこの時の治療を必要としている根源は、専門医に委ねる必要がある。

肩こりとは

原因はそれぞれ内科疾患、整形外科疾患、眼科、耳鼻科、産婦人科疾患と多岐にわたる。

原因のいかに関わらず、その後起こっている状態は、起立筋という立っていても、座っていても働く背中の筋群が緊張し、痛みを起こす症候群だと考えられます。

ただ、この起立筋の筋緊張と断定的に表現するには普段の患者さんの症状はもっと広範囲で、肩に留まらず、頚部や背部にも痛みが存在することを多く経験します。

筋肉名
①僧帽筋
②広背筋
③肩甲挙筋
④小菱形筋
⑤大菱形筋

①頭板上筋の筋腹
①´頭板上筋の起始部

筋肉のどこが痛むのか

多くの肩こりは、筋肉と腱の接合部(筋肉の起始、停止部位)が患者さんの辛い愁訴部位や、こちらが押して「痛気持ちいい」「先生そこが悪いです」という圧痛(正常な筋の弾力や反応とは異なる部位)が出現することが多い。

一般的には肩こりは、僧帽筋が関与しているのではないかとの記載も散見されるが、僧帽筋はかなり薄く、肩、頚の筋肉群の浅い層にある。
そのため、私たちが普段鍼をしながら、緩めているポイントは、僧帽筋よりも少しポイント的に深部にある。

刺鍼のポイントや解剖学的な資料、文献ではむしろ肩甲挙筋や頚板上筋、最長筋、半棘筋などの方が肩こりの原因筋としては有力だと考えられているし、日常に鍼灸臨床とも一致する。

肩こりの原因
メカニズム

肩こりの原因、メカニズムについては
①肩、頚筋の筋肉の緊張の異常が起こる
・筋肉の持続的な疲労
1)PC作業(モニターを見続ける)
ノートパソコンでは目線が下がって頚に負担をかける。

2)育児
夜中の授乳等により睡眠が充分にとれない中で、日々成長するお子さんの体重増加もある中で、抱っこが増えるなど頚肩へ大きな負担となる

3)介護
老々介護、ご両親の介護が必要な方が、本職ではない中で体位変換等で頚肩への疲労や、腰に負担をかけてしまい負傷してしまう。
②また大脳を含む上位中枢からの全身の緊張の一部として頚、肩へ筋反射を起こし、頚肩へ筋緊張を起こす。

①下頭斜筋
②上頭斜筋
③大頭直筋
④小頭直筋

①大後頭神経
②小後頭神経

この筋群を後頭下筋群と呼ぶが、この筋肉群の間を頭痛に関与する神経が通過する。
その通過するということは、この筋群は持続的な収縮をして、力こぶを上腕につくるように、筋肉が収縮して分厚くなり、神経の通路を細くして通過障害を起こす。
または、筋肉が収縮した際に、神経を押し付けるように圧迫をする。

解剖の図に書かれている図は、人の身体の平均的なつくりを上手に表現してくれている。
その一方ですべての人は同じからというと、全く同じではない。

神経の走行もAの筋肉とBの筋肉の間をすり抜けるような走行。
Aの筋肉の間を貫通するように通過する。

筋肉の異常によって発生する頭痛
トリガーポイント

 

トリガーポイントについて詳しくは、別なページに詳しく書きたいと思うが、
ここでは、トリガーポイントを簡単に紹介すると、トリガー(trigger)は、英語で(銃の)引き金、(紛争などの)きっかけ、はずみ、誘因という意味を持ち。
医療で使用する際には、痛みの引き金になっているポイントがまずある。(図中の×部)
そこから、同じ色のところへ痛みが広がる。

普段鍼灸治療は、痛みがある状態が患者さん側にすでにあり、原因を探していくと関連している原因となる部位が治療ポイントとして存在する。
その部位へ治療すると、症状が治まる。

書籍で紹介されている実験は、この原因部位を特定していくために、あえて生理食塩水を少量注入することで、異常な部位(人工的なトリガーポイント)を作成し、どこに痛みが出現するかを観察していった。

現在は、トリガーポイントによる痛みは、筋膜性疼痛症候群(MPS)と呼ばれ、筋膜だけではなく、腱、靭帯など結合組織が影響されていると考えられており、鍼灸治療を行う上でも大切な治療ポイントになっていきます。

肩凝りには
鍼灸治療!

身体がもっている
機能を活かし鎮痛

鍼灸治療は、生体にあえて微小な組織損傷を与えながら治癒力を引き出していく治療法です。
この組織損傷と同時に、鍼の刺激を受け取る(受容器)は、ポリモーダル受容器という痛み刺激を受け取る細い神経(C線維)と、それよりちょっと太い(Aδ線維:Aデルタ線維)が関与している。

鍼治療をすると痛みが和らいでくるが、この痛みの抑制効果は、内因性モルフィン物質(エンドルフィン、エンケファリンなど)が脊髄や中枢部の神経を伝える経路(伝導路)で関与していると考えられている。

この内因性モルフィン物質は、わかりやすく説明をするとランニングハイという現象もその一つで、マラソンをしている最中に、疲労はどんどん距離とともに蓄積しているはずなので、身体がふっと楽になる瞬間がある。

また、戦時中に負傷した兵士が、「こんな傷でよく安全なところまで帰ってこれたな!」というエピソードがあります。
この時に、通常の痛みの概念では損傷度合いから動ける状態は想像できないが、この内因性モルフィン物質は痛みを抑制する作用をもっているため、身体が危機に瀕した際には、登場する身体の役割です。

そんなメカニズムを呼び起こしながら、痛みの鎮痛を狙っていくのが一つ目の肩凝りの苦痛が取れていく鍼灸治療のメカニズム。


上の写真は、鍼灸院の写真を撮影してくださっている玉垣亮さんの奥様なんですが、鍼灸治療を受けるのは、はじめて。
「鍼痛いんじゃないかって思っていたんですが、全然痛くないんですね。」
「しかも、気持ちがいい」っていうリアクションの時の1枚。

筋肉&筋膜を
直接緩める

さて、鍼灸治療が他の方法と異なる点は、
「先生!私の辛いところそこです」
「自分が辛いところに届いています」
そんな会話を患者さんとしながら鍼治療を行います。

肩こりに対する局所の治療

①痛みの原因となっているポイントを指で体表から押さえて確認をする
②特定したポイントにやさしく鍼をする
③鍼をすすめていきながら、深部で緊張している筋膜に到達させる
④到達したポイントでやさしくなでるように鍼を操作する
⑤痛気持ちいい刺激が起きる

 

筋膜は英語で、「faicia」(ファシア)という名称や筋膜リリースという言葉をメディアでも使われるようになってきている。
到達したポイントは、このような筋膜の構造をしている。
この筋膜を緩めることは、治療の大切な鍵を握る。
この筋膜にやさしく鍼を操作してあげると、「鍼のひびき」という身体に「心地よい感覚を送ることができる」

心地よい鍼とは

「心地よい鍼って何?」って思われると思いますが、

お昼休みなど米山由子先生が見学者に
「私が鍼をするから、しっかり身体で覚えなさい」
「鍼灸治療をするからには、鍼灸治療だけ専門でやりなさい」
「そして、鍼灸治療を受ける患者さんは、あなたの鍼であなたを評価するのではなく。
鍼灸治療も、鍼灸全体も評価されます。そういう責任をもって治療をしなさい」

そんなことをこれまでのご経験も含めてお話いただきながら、鍼をうってくださる。

この時の私の心境は、「しっかり勉強するぞ!」
「身体で覚えて、自分でもそんな鍼をうてるようになる!」
ってと思って鍼を受けていると、毎回毎回、気がついたら寝てしまいます。

くびや、肩をまるでマッサージを受けているように、やわらかい刺激が送られてくる。
体表から刺激をするマッサージと違って、鍼は、中に侵入してきて、そこで刺激される。

言葉にすると侵入ってなんか恐怖や不安につながりそうなイメージですが、
自分が不快に感じている。
触って欲しいのに、届かなかったところに届く。

その時分が欲しかった場所に、なんとも心地の良い音色のような鍼が柔らかく響きわたる快感のある鍼。

由子先生の鍼が記憶にも、身体にも感覚を呼び戻すことができて、いつでもその感覚は私の中の永遠の目標なんだと思います。

この鍼は、現在田中はり灸療院の中にある当院の治療技術の柱です。
患者さんの症状に合わせて、「必要な鍼の刺激量」「鍼の刺激の質」「治療を組み合わせて」行います。

もちろん鍼治療が怖いという方には、刺激を全くない状態で鍼をすることも可能です。

スーパーライザー

鍼灸治療と組み合わせスーパーライザー(東京医研社製 近赤外線直線偏光治療器)を使用します。
スーパーライザーは、光の中で最も生体深達性の高い波長帯の近赤外線(0.6μm~1.6μm)を高出力でスポット状に照射できる光線治療器です。
その効果はペインクリニックをはじめ婦人科、眼科、皮膚科、整形外科、各科で認められ、さまざまな医療現場で幅広く利用されています。

一つは、星状神経節という交感神経の束に照射することで、安全かつ神経ブロックと同等の治療効果が得られます。
image100肩こり以外でも、交感神経の興奮を抑えることは、自律神経の過度な緊張状態を抑えることから、鍼灸院へ来院される様々な症状(不定愁訴)に対応が可能です。

また、深達性という特徴を活かして、深部の血流を改善することが期待できます。
そのため、肩の辛い部位にも照射をしながら、改善をはかっていきます。

シングルユース
(ディスポ鍼)

使用する鍼は、シングルユース(ディスポ鍼) 使い捨ての鍼です。

エイズやB型肝炎・C型肝炎・メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が引き起こす院内感染が大きな問題となっています。

患者さんの血液や体液が注射針などの医療器具に付着し、注射針を誤って指などに刺した医師や看護師が発病するといったケースが報告されています。

私たちは、患者さんの身体を守り、私たち自身の身体を守る必要があります。

このような危険を減らすために、当院の医療器具のディスポ-ザブル化(一回使用し廃鍼)を徹底、医療機関の注射と同じ基準で、当院では衛生管理を重要視しております。

使用済の鍼は、福岡の鍼灸師会で回収し、専門業者によって廃棄されます。

痛みのない鍼は
日本人の感性が
活かされた工夫

鍼治療で使用する「はり」は、先が注射針よりもずっと細く、皮膚に滑り込むように刺さっていくため、刺激が少なく痛みを感じにくい特徴を持っています。

また、鍼を刺す際に「鍼管(しんかん)」と呼ばれる筒状の道具を使うことで鍼が刺入される痛みを抑えられます。筒を使い鍼柄を指先で軽く叩けば、鍼先が瞬く間に身体に刺さります。

これは「管鍼法(かんしんほう)」と呼ばれる方法で、いつ刺されたか気づかない程です。当院ではこの方法を採用しています。

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鍼は細く尖端は丸い

鍼治療が痛くないもう一つの理由に、鍼の太さがあります。蚊が刺す感覚を痛いと表現する方は少ないように、当院で使用している鍼も非常に細く蚊の口先とほとんど変わらない太さの鍼を用いています。

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初診料

 初診料
 一般  2,200円
学生、未就学児  1,100円

 

治療費

治療費
一般治療 5,500円
高校生・大学生 3,300円
中学生 1,650円

※価格はすべて税込み価格です
※現金以外にPayPayでのお支払いが可能です。