円形脱毛症
単発・多発型

 

鍼灸とスーパーライザーを組み合わせることで、どんな治療効果が発揮できるのか。

私たちはこの治療の開発者中村一徳先生(京都)、それを受け継いだ田邊美晴先生(広島)より教わりました。

この治療法が公開されたのは鍼灸SL研究会という会で直接お二人の先生より解説をしていただきました。

私達がその治療方法を教わり、すでに通院されていて脱毛の方に治療し、完治する。
そして小さく治療を繰り返してきました。

円形脱毛症の中でも、単発型、多発型の型には著効することがわかりました。

鍼灸だけでも足りなくて、
スーパーライザーだけでも足りない。

両方の治療を組み合わせることで、治療効果を最大化してみせます。

すでに皮膚科を受診しているものの、症状の改善が乏しい。

そんな方へもう一つの選択肢として当院での鍼灸&スーパーライザーの治療方法があります。

ご相談ください。
田中はり灸療院 一同

鍼灸SL研究会

鍼灸 SL 研究会では、全ての会員がスーパーライザーを臨床に応用しています。
大阪、京都、名古屋、三重、鹿児島、栃木でも受診可能ですので、お困りの際にはご相談下さい。

なかむら第二針療所 中村一徳(京都)
はる鍼灸院 田邊美晴(広島)
鍼灸香里治療院 西村和重(大阪)
はりきゅう院さくら 田中隆一(鹿児島)
きむら鍼灸 木村雅洋(栃木)
こもれび堂 山根早織(三重)
 黒川鍼灸院(愛知)

 

社会と共に生きる


患者さんの健康を守るため。
スタッフの健康を守るため。
社会を健康に保つため。

COVID-19と共存しながら、どう生活していくのか。
私たち自身もしっかりと考えながら
そして、社会環境に適応しながら
診療を継続していきたいと思います。

このWEBを改めて描いている現在は令和3年の5月の緊急事態宣言中です。
丁寧に診療を行っておりいます。

症状だけではなく各方面にストレスを抱えていると思います。
どうぞお一人で悩まず
お気軽にご相談ください。

 

円形脱毛症とは

円形脱毛症(alopecia areata:AA)は、古代ローマ時代C.celsusが約2000年も前に指摘しており、日本でも平安時代、鬼に頭を舐められたという意味の「鬼舐頭(きじとう)」という言葉がありました。

このように国内外問わず古くから観察されてきた病気です。

円形脱毛症は、後天性の脱毛症に分類されます。
後天性脱毛症の中で、最も頻度の高い疾患が円形脱毛症です。

発症部位は頭部をはじめとして、毛髪の存在するあらゆる部位に発症(眉毛や、まつげ等)し、「突然発症」かつ「円形の脱毛班」となることが特徴です。

脱毛の分類説明図症状や脱毛の形状により名称が異なる症状は単発の小さな脱毛班のみの軽症から、複数個できるもの。
脱毛部が、耳の後ろを中心に、上下に連なる蛇行型。
全頭部に拡大や、全身の体毛が脱毛する重症例まで、同じ脱毛という言葉の中で重症度は幅広く存在します。

円形脱毛は人口の1~2%に発症すると考えられ、発症年齢は特になく、どの年代にも発症例があります。
半数は30歳までに、そのうちの半数が15歳以下。男女の性差はありません。
正常な毛髪

正常な髪の毛について

髪の毛は皮膚内部で生まれる

頭皮の毛根にある毛球部で盛んに細胞分裂を起こすことで成長します。その中でも毛乳頭と毛母細胞が重要な役割をしています。髪の成長には皮膚(頭皮)の状態が大きく関わっています。

毛乳頭:毛細血管が入り組み、血液中から栄養を受け取って毛母細胞へ供給。髪の毛の発生と成長の指示役。

毛母細胞:毛乳頭から栄養を受け取り、細胞分裂を盛んに行う事で毛髪が成長する。

大事なのはヘアサイクル

髪の毛が生えてから自然に抜けて、再び同じ毛穴から新しい髪の毛が出てくる期間をヘアサイクル(毛周期 )とよびます。成人の毛髪は一日に0.3~0.5mm、1カ月で約1センチ、1年で約15センチ伸びると言われます。男性で2~5年、女性で4~6年ほどで発毛、脱毛を繰り返しています。

正常であれば、毎日50~100本程度の頭髪が休止期の終わりを迎え、頭皮から抜け落ちていきます。

乱れたヘアサイクル

ヘアサイクルが何らかの影響や原因で急に早まったり、サイクルの途中で抜け落ちたりといった異常が起きた状態を「脱毛症」と言います。

遺伝やホルモン、生活習慣など様々な要因が絡み合って起こりますが、病気が原因で起こる場合もあります。
現在、円形脱毛症で考えられている説として一番有力なのが「自己免疫疾患」として考えられています。
田中はり灸療院でも、この「自己免疫説」として脱毛症を捉えています。

「自己免疫疾患」と聞いた時に思い浮かべる疾患はありますか?
関節リウマチや、バセドウ氏病や、慢性甲状腺炎などが有名です。
「えっ。脱毛症って自己免疫なの?」「ストレスでなるって思っていました。」

そんな方は多いと思います。

「ストレスで関節リウマチになるとは思えない。」
だけど
「脱毛はストレスだと思う」

皆さんがもっているイメージと病気の間には実は非常に大きなギャップがあります。
これは、病気の長さの影響もあると思います。
リウマチ非常に長いイメージ。
脱毛は、本当に長く悩んでいる方がいる一方で、非常に短い期間(3か月程度)の方もいます。

一時的で、回復したから、これは何が原因かわからないけど「ストレスがあったのは確かだし。」ということで、ストレスが原因だと思っている方が多い。

自己免疫についてできるだけわかりやすい言葉を使って解説してみたいと思います。
ちょっとついてきてください。

免疫について

「免疫」この免疫というシステムはそもそも私たちを守るために備わっているシステム。
免疫を高める。免疫が弱くなった。

言葉は非常に簡単ですが、中身はかなり複雑です。
今の医学をもってしても全容はつかめていない。
毎年新しい発見がなされている分野です。

「免疫」は「疫を免れる」(まのがれる、のがれる)
一度患った病気に罹らないことから名前がついています。

現在私達を苦しめている covid-19 のワクチンを日本でも接種して行きますが、これも免疫をつけるためです。
「抗体」をつけるため。

私たちの免疫は相手(抗原)に合わせて抗体を持っています。
そのため、未知のウィルスには非常に弱い。

余談ですが、ワクチンは今回でも2度接種しますが、一度目のワクチン接種で抗体を作り、2度目を接種で自分が備えた抗体の威力を増す。
これをブースター効果といいます。
エッセンシャル免疫学表紙
鍼灸が組織損傷を治癒起点として免疫系に関与は必ずしているということを私に鍼灸師になってすぐに教えてくださったのが、米山榮先生です。
そして、そのままその種を持ち続けてなかなか開花させない自分に、免疫の学習する道を作ってくださったのが、中村一徳先生です。
お二人には、一生頭が上がりません。
きちんと患者さんと次の世代に還元していきます。
「エッセンシャル免疫学」を読みながら、中村一徳先生が解説している免疫の動画合計4時間分を一章ずつ読み進めて学習して免疫の理解を深めています。

免疫の誤作動

本来自分を守るために備えた免疫が誤作動を起こしてしまうのが厄介なところ。

アレルギーは花粉症が代表ですが、花粉(抗原)に対して敵がきた!
「身体に入ってくるな!出ていけ」

「くしゃみ」
「鼻水」
「涙」

全部排出するためのシステムですが、過剰に反応しすぎている。

そんなに反応しなくてもいいのに。

この時に、抗原(花粉症)は敵という表現をしましたが、自分ではない異物が入ってくるためこの異物を非自己(自己とは非なるもの)。
非自己に対しての過剰反応がアレルギーです。

自己免疫疾患

制御性T細胞非自己に対して、自分は自己という表現を使います。
自分を免疫の誤作動で攻撃してしまうのが、自己免疫疾患です。
「関節リウマチ」自分の関節を攻撃してしまい炎症を起こし破壊していく。

では「脱毛」は自分の毛根を攻撃して排除してしまう。
本来自分の毛根は、「自己」であるにも関わらず攻撃をする。

「私たちが治療をするのは、血流を良くして毛が映えるようにしましょうね」
という単純なものではなく。

免疫系の誤作動を正常化に導くための治療です。

そこには、「スーパーライザーによる免疫能の変化」と「小さな組織損傷で、免疫系に作用させる鍼灸治療」この両輪が必要になると私たちは考え治療を行なっています。

日本皮膚科学会円形脱毛症診療
ガイドライン

スーパーライザー療法
(直線偏光近赤外線照射療法)

治療方法
直線偏光近赤外線照射療法
推奨度
C1
推薦文
単発型および多発型の症例に併用療法の一つとして行ってもよい

直線偏光近赤外線照射療法(スーパーライザー療法)の発毛促進効果を評価するランダム化比較試験はない.
2 件の非ランダム化比較試験より,単発型や多発型の症例に塩化カルプロニウム,セファランチン,グリチロン,抗アレルギー剤を併用しながらスーパーライザー照射した場合に,照射部位では非照射部と比較して,50% 以上の発毛回復期間が短縮することを示唆する弱い根拠が見いだされている.

『日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2010  日皮会誌:120(9),1841―1859,2010(平22)』
日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2017 年版  日皮会誌:127(13),2741-2762,2017(平成 29)』

近赤外線は身体の中に
一番深くまで届く光
(深達性)

体内の水に反応しない特殊な光を放出することで、深部の神経節に照射(SGR:星状神経節近傍照射)を行い、星状神経節ブロック(SGB)と同様の反応を引き出すことが可能です。

スーパーライザーの深達性の紹介図

NK細胞は抗原感作なしに標的細胞を傷害するリンパ球群で、種々腫瘍細胞やウイルス感染細胞を障害し、非特異的免疫に関する重要な細胞である。NK細胞活性は測定条件 、性差、年齢差 により変動し、老化、癌 、自己免疫性疾患で低下、運動などの非特異的なストレスで上昇が報告されている。今回の実験では、約20分程度の短期間の照射でも、白血球数 、NK細胞数の減少 、 NK細胞活性が有意に低下しており、交感神経抑制と関係する精神的緊張度の低下など非特異的なストレス抑制効果を示唆する。
「直線偏光近赤外線による星状神経節近傍照射が生理機能・免疫機能に与える影響」孫立衆など 北海道大学大学院医学研究科リハビリテーション医学 , 日温気物医誌第66巻3号2003年5月

これまでは、星状神経節に照射すると、「効果はある」ということは患者さんの実体験ではある。
どうやらこの治療法は、効果があるらしい。

150913-0007
星状神経節照射後の手と顔の温度変化

 

「その理由はなぜだ?」という質問に、「星状神経節近傍にスーパーライザーを照射し交感神経の働き(過緊張状態)を抑えることで、次第に副交感神経の働きが優位になり、照射直後、照射15分後と皮膚温が上昇する。」
「神経に抑制性(神経の興奮を抑える)に働くため」という「毛細血管に対しての反応が確認されていたこと」

それに加えて「NK細胞の減少」という免疫能に働きかけていることが確認されたこと。
これが星状神経節へ20分の照射で発現する。
この効果を最大限に活かして、免疫の暴走を抑える。
NK細胞だけを減らすだけではなく、そのNK細胞を抑える役割を持っている制御系T細胞の働きも正常な機能へと導くのではないか。
(免疫の登場人物多すぎるので割愛しますね。ここで詳しく書くと混乱を招くだけですので)

また、脱毛班へ直接的にスーパーライザーを照射することで、局所の血流の増加や、抗炎症作用を狙って照射を行います。
毛根部へ直接照射することで、ここで起きている炎症・火事を抑えにかかります。
これが、田中はり灸療院でスーパーライザーを照射する理由です。

鍼灸治療

鍼灸治療の円形脱毛症ガイドラインにおける変化として、2010年推奨度Dであったものが、2017年には、推奨度C2にランクが上がったという点にあります。

治療方法
鍼灸治療
推奨度
D

鍼灸治療の発毛効果に関して、1 編の症例集積研究と 4 編の症例報告がある.まず罹患期間、1 年未満 14 名、1 年以上 2 年未満 18 名、2 年以上 3 名の多発型および全頭型 35 例に鍼治療を行い 50% の領域で毛髪が回復したもの 9 例、10% の領域で毛髪が回復したもの 16 例であったが、脱毛巣の個数や脱毛範囲、鍼治療を実施した症例報告があるが、いずれも病状や経過の記載が不十分で、医学的な評価をする水準に達していない。
以上のように、鍼灸治療による発毛効果に関しては未だ有益性を論じる段階ではないため、現時点では推奨できない。

『日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2010  日皮会誌:120(9),1841―1859,2010(平22)』

治療方法
鍼灸治療
推奨度
C2

2 編の症例集積研究と,4 編の症例報告がある.前回のガイドライン発行以降は本邦では 4 例の症例報告の会議録があり,詳細は不明であるが,いずれも発毛を示した.
鍼灸の施術方法は施術者や患者ごとに同一の方法ではなく,病状の経過の記載も不十分で,医学的な評価水準には達していない。
現段階では鍼灸治療による発毛効果に関して有用性を論じる段階にはないが,すでに広く実施され発毛効果を示す症例報告がある点を考慮し,また無効あるいは有害であることを示す良質のエビデンスも存在しないことから,推奨度を C2 とした.今後は,実施方法,評価方法を統一し,臨床試験で十分に検証されるべきである.

『日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2017 年版  日皮会誌:127(13),2741-2762,2017(平成 29)』

鍼灸治療全体の問題として、現在の研究デザインをクリアできるレベルの症例集積や報告が少ないことで、ガイドラインで推奨度が上位に来ないという問題がある。
これについては、今後私たちも問題意識を持ちながら症例の経過観察を行い、症例を積み上げていきたい。

「無効、あるいは有害であることを示す良質のエビデンスも存在しない」これは、鍼灸治療自体が円形脱毛症に対して、患者さんに不利益になるような治療行為ではないということを示す。

これは、鍼灸治療をこれまで経験したことない方にとっては非常に大切な要素で、私たちは安全・安心な医療を届けることができるように常に努力をしています。

使用している鍼について

150913-0010

日本の鍼は非常に細い

鍼治療で使用する「はり(直径0.1mm)」は、鍼そのものが「注射針よりもずっと細い」のはもちろんですが、
毛髪(直径0.15mm)と比較してもさらに細いのが特徴的です。

※日本の鍼は中国の鍼と比較してさらに細いという特徴を持っています。

日本の鍼技術 管鍼法

150913-0009細い鍼を使用する際に、江戸時代から日本に登場したのが、管を使用して鍼を行う管鍼法という方法です。
この管は「鍼管(しんかん)」と呼ばれる筒状の道具で、治療を行う際の操作性だけではなく。
鍼による痛みを抑える効果をもっています。

使用鍼のシングルユース
(ディスポ鍼:使い捨て鍼)

slide07

世界的にエイズやB型肝炎・C型肝炎・メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が引き起こす院内感染が大きな問題となっています。

患者さんの血液や体液が注射針などの医療器具に付着し、注射針を誤って指などに刺した医師や看護師が発病するといった報告もあります。

このような危険を減らすために、当院の医療器具のディスポ-ザブル化(一回使用し廃鍼)を徹底、医療機関の注射と同じ基準で、当院では衛生管理を重要視しております。

円形脱毛(単発型)の治療経過

当院で、頚肩の痛みや頭痛を主訴に来院されていた方が、今回は単発型の円形脱毛症を主訴に来院されました。
この写真は、治療後1か月後の脱毛班より発毛が認めはじめた時の写真です。
このように、順調な経過の場合には脱毛が停止し、さらに治療1か月頃よりこのような産毛が認められ、およそ3か月で脱毛班が見た目ではわからなくなります。


この方も同じように、鍼とスーパーライザーを行うことで、脱毛部に発毛を認めます。

脱毛が始まったタイミングや、脱毛のピークによって一概には言えませんが、およそ1ヶ月から1ヶ月半でこのような状態になる方をよく経験します。

円形脱毛(多発型)の治療経過


この方は、すでに皮膚科を受診中で、ステロイド外用療法を行いながら当院で治療を並行して行いました。
来院時にはすでに脱毛が増えるということはなく、この写真の状態から発毛を促していくことを目指していきます。
頭頂部は写真の通りですが、後頭部にも脱毛があり、全て生えそろうまでは半年必要でした。

来院前のお願い

来院前日に以下の手順で毛髪を採取し、診察時にお持ちください。

当院では、マイクロスコープを使用して頭皮・抜け毛毛根部の状態を確認し、適切な治療方針をご提案いたします。

お持ちいただきました毛髪は一度用紙に一本ずつ貼り付けて毛髪をチェックしていきます。
この作業は1回目の治療中にはできませんので、2回目の治療の際に詳細をご説明します。


私達は脱毛の治療以外にも鍼灸治療とスーパーライザーに経験を組み合わせて治療を行っています。
ぎっくり腰や、神経痛のような痛みは、治療を行ってすぐに治療が有効なのか患者さんと私達ですぐに評価が可能です。
ですが、脱毛の治療は、直後効果を評価できるのは、現在進行形で脱毛が広がっている状態の抜け毛が減ってくる。
ここから発毛してくるまで、「本当に良くなっているの?」という期間が少なくとも1ヶ月ほどあります。
皆さんが不安に思う気持ち。
効果の見えにくいこの時期を私達はしっかり丁寧に治療を行っていき脱毛を改善していきます。

 

初診料

 初診料
 一般  2,200円
学生、未就学児  1,100円

 

治療費

治療費
一般治療 5,500円
高校生・大学生 3,300円
中学生 1,650円

※価格はすべて税込み価格です
※土曜日・日曜日の診療の場合には別途+1100円頂戴いたします。
※現金以外にPayPay・クレジットカードでのお支払いが可能です。

【支払い方法】
現金

クレジットカード