九州初!エコー完備
逆子のお灸治療

年間100例(新規)を越える
逆子に強い鍼灸院

はじめまして、田中はり灸療院の竹永百華、岩佐ゆかりです。

現在当院へは、年間600名を超える新患の方がさまざまな症状で来院されますが、その内4分の1の方が婦人科(妊娠希望)、産科(逆子)の治療目的の来院です。

1年間に来院される逆子の方は、新患の方が年間100例を超えます。
「第1子の逆子が当院で改善して、第2子も逆子なので早めに来ました。」など妊娠や出産の度にお会いする方もいます。

当院を受診する方
色んな妊娠週数の方(28週から36週頃 32週頃が最も多い)
鍼灸治療が初めての方
逆子や出産に不安を持っている方
自分で逆子について調べるも、どうしたら良いかわからない方
自然な回転?逆子体操?お灸?外回転術?

「逆子」と診断を受けて
今の時期にできるベストは何か

私たちはこれまで逆子を主訴として来院する患者さんが多く。
誰一人として、同じではない。
本当にいろいろな方と向き合い続けてきました。

その患者さんと向き合う中で、逆子において「THE」と呼べるスタンダードな治療も確立できてきました。

その一方で、たとえどれだけ経験が増えても、患者さんごとに違う「お子様の状態」,「ご自身の体調」,「初産」,「経産婦」,「出産に対する考え方」,「福岡で出産or帰省」
様々な局面に対して、私たちも一緒に悩み続けています。

鍼灸院や鍼灸師の存在によって、
少しでも出産に向けた新しい一歩になるように

ご家族が増える期待と、今ある不安。

良い出産が迎えられるように、今後も私たちは努力をし続けます。

田中はり灸療院 一同

 

 

社会と共に生きる


患者さんの健康を守るため。
スタッフの健康を守るため。
社会を健康に保つため。

COVID-19と共存しながら、どう生活していくのか。
私たち自身もしっかりと考えながら
そして、社会環境に適応しながら
診療を継続していきたいと思います。

 

 

当院の基本方針

本当に逆子なの?
胎児の向きを正確に知るには
「科学の視点」が必須
超音波診断装置(エコー)で確認!

株式会社 日立メディコ 電子走査形超音波断層装置 ECHOPAL(EUB-405)当院では、2015年より九州で初めて逆子の治療を目的にエコー(超音波診断装置)を導入しました。

その理由は、「科学的な視点」が鍼灸治療の現場でも必要だと考えているからです。
エコー導入と同様の考えから、男性不妊の治療分野に活かすため、精子観察のための「顕微鏡」も導入しています。
自分たちの鍼灸院がもっていた基準値は常に変更して、患者さんのためによりよい鍼灸院をつくる!
田中はり灸療院はそんな鍼灸院です。

「逆子」と自然回転
28週に近ければ20%は
当院受診時に改善している

逆子で当院を受診する方は、必ず病院を受診して逆子と診断をされています。

逆子と診断されてから数時間の方もいれば、数日後、一週間後という方。
来院される週数もタイミングも様々です。
鍼灸院に来院される方の1割はすでに自然に回転しており、治療が必要ありません。

妊娠週数が28週に近ければ近いほど、自然な回転は増え、2割近い自然回転と考えてよいぐらいです。

逆子かどうか正確に情報を知るためには、エコーの存在が必須でした。

また、逆子体操の指導をするにしても、
「右を下にする」
「左を下にする」

これを正確に指導するためにも、胎児の状況を正確に把握する必要があります。

この正確性を追求する姿勢は、福岡の鍼灸院では他にない大きな当院の特徴の一つです。

 

人生でそうそう経験しない
だからこそ「丁寧にわかりやすく」
そして「わかるまで説明する」

「逆子という現状」→「出産」について
患者さんの立場になって考え
ご家族の立場になって考え
医師の立場になって考え
鍼灸師の立場で考え
社会という視点で考え

その上で「逆子」がどんなものか。
鍼灸院の治療で何ができるのか。

逆子が治った後は、どんな生活をしたら良いか
逆子が治らない場合に、他に選択肢はないか。

私たちがこれまでどんな患者さんと歩んできたか。
丁寧にお話しさせていただきます。

小さな赤ちゃんがお母さんの手を握っている写真

最も大切な目標
“母子ともに健康な出産”

「逆子」に対して何らかの治療を行う
「逆子」に対して何も治療を行わない。
この相反する行動は、それぞれを同時に達成することはできないので対立しています。

自分自身の中で、迷っている内部で衝突が生まれていることもある。

また、ご自身は治療を受けたいのに、ご夫婦で、ご両親と、医師との間で反対されてしまうケースなど。

当院に来院される患者さんで、よく遭遇するケースです。

この時に注目したいので、右端の行動は対立しているが、左側の赤い四角は、お互いが持っているであろう共通目標を描いています。

最も大切な目標は、
“母子ともに健康な出産”としました。

「今、出産に向けてできることは何か」
「今の妊娠週数においてベストな出産とは何か」

当院の治療で何をご提案できるのかを、しっかりお伝えしていきたいと思います。
鍼灸以外にも、医療で何ができるのか。

母子ともに安全な出産に向けて、各患者さんごとに異なる考えを尊重しながら、提案をしていきます。

逆子の多くは
原因は特定できない

「現在の逆子という症状については何か原因があるはずだ」と思って、情報を検索すると、

『逆子の原因』
1.子宮筋腫
2.先天的な子宮の形態異常
3.前置胎盤
4. 羊水過少や羊水過多

「あっ。病院の先生が指摘していないだけで、何か原因があるはずだ」
そんな不安を持つ方が非常に多い。
しかし実際の逆子では、原因と結果がこのように綺麗な法則性をもっていません。

なぜなら、同じ条件を持っている方。
子宮筋腫がある方すべてに逆子が発生するのではなく、
むしろ、逆子でない方の方が圧倒的に多いのが実際です。

実は上記の逆子の原因は、逆子になった原因を特定できる方法ではなく、
「逆子がなかなか戻らないときに考えられる要因」であったり、
「帝王切開をして出産後に、これが原因だったのかも」といえるものであり、本来皆さんが知りたい「原因」は不明なことが多いのが現状です。

「冷え症」は
逆子の原因といえるか?

『逆子の原因は冷え性』
このような文言もよく見かけます。

現代を生きる私たちは、ある程度「冷え性」という自覚を持っている方も多いと思います。

「冷え性によって逆子になる」と思っている方に、一度立ち止まって調べていただきたいのは、「不妊=冷え」という検索情報です。

現在逆子になっている方が冷えが原因であるなら、なぜ妊娠の時には影響がなかったのでしょうか。

もし冷えが原因であるなら、もっと季節変動があり、寒い季節には逆子が増え、夏場には冷房で逆子が増えるということがあってもいいのではないか。

「夏の冷房の影響」、「冬の寒さによる影響」

「地域性はないのか」
「沖縄」「北海道」による地域差などがあってもいいはずです。

世界でみた時に、北と南。赤道付近に違いはあるのか。

調べてわかったことは、「逆子=冷え」が原因ということはない。
冷えを無視していい、と言っているわけではありません。

情報はできる限り色んな視点から検証をしていただき、科学者や探偵のように、事実を積み上げていくような視点を少しもってみてください。
世の中には様々な、時にとんでもない情報で溢れています。

自然な逆子の発生と
改善について

日本における正期産での骨盤位の頻度は3-5%で、妊娠28週未満ではおよそ30%であるとされる

竹田善治,中林正雄:妊娠中の管理と骨盤位矯正法産科と婦人科医学書院,72巻、4号:436-43.2005.

28週までは逆子は問題視されることはなく、逆子は全体の約30%に対して出産間近には3-5%まで減るというのが医療者が考えている疫学的な数字である。

この数字に関しては、情報ソースが新しい古いは関係なく、似た数字となっている。

自然回転を意識している医師は、28週頃の検診では、「逆子は自然に戻ることも多いから様子をみてみましょう」というアナウンスとなる。まだ逆子体操の指導のない先生もいます。

自然回転の起こりやすさは胎児の大きさに影響を受けると考えられ、妊娠週数が28週に近いと、胎児は小さいため子宮内でも十分に動くことができる。その一方で、35週以降胎児はどんどん大きくなり、また少しずつ胎児も下へ下がってくると、自然に頭位へ戻る率も下がってくる。

それぐらい「胎児の大きさ」は、「逆子」「自然回転」「頭位」と関係が深い。

子宮が持つ柔軟性
「初産」か「経産婦」か

「初産」「経産婦」では逆子の変化に差が生じることがわかっています。
「経産婦」の方が、逆子の自然回転、逆子のお灸による改善、外回転術による改善が、それぞれ良いことにもつながります。

一度目の妊娠によって40週近くまでお腹が大きくなれば、当然子宮が引き伸ばされます。
出産後も授乳により子宮は収縮し、元のサイズに戻っていきます。
サイズは元に戻るが、子宮そのものには、「一度も膨らませたことがない新品の風船を膨らませる」「一度膨らませた後の風船を膨らませる」、このような微妙な差が生まれます。第2子以降の妊娠の際に「子宮に余裕が生まれる」ことで、同じ週数で「初産の逆子の改善」<「経産婦の逆子の改善」ということに繋がります。

この話は、「初産」より「経産婦」さんが逆子改善しやすいですよ!ということがお伝したいことの第一優先ではありません。
むしろ「初産」をいかに頭位にすることができるかによって、その後の出産時も逆子を減らすことができる。
だからこそ私たちは、できるだけ丁寧に情報をここに記し、逆子を改善したいと考えています。

逆子が自然に返るメカニズムは完全に解明されたわけではありませんが、
「赤ちゃんは頭位へ戻ることが可能な大きさ」であり、かつ「子宮は赤ちゃんが回転するために必要な十分なスペースがある」
なら「赤ちゃんは頭位になることができる」このように考えられています。

ここから、ようやくお灸でどこを変化させていき、逆子を改善したいかをお話しさせていただきます。

逆子の改善のための
お灸治療

逆子という概念は18世紀までなく、出産直前に頭位になると考えられていました。

古来、難産の治療には至陰が用いられてきましたが、逆子の治療を目的に至陰を用いたのが産科医の石野信安先生であり、それ以降に、鍼灸師も逆子の方へお灸を行うようになります。

鍼灸の歴史は紀元前2世紀まで辿ることが可能ですが、逆子にお灸が用いられるようになったのは、ごくごく最近のことです。

産科医によって開かれた
新しいお灸の道

20症例中16例改善 80.00%

石野信安:異常胎位に対する三陰交施灸の影響日本東洋医学会誌,1(3):7,1952.

584症例中525例改善 89.90%

林田和郎:東洋医学的方法による胎位矯正法東邦医学会雑誌,34(2):196-206,1987.

石野先生、林田先生の改善率が80%を超えています。
逆子に対しての治療は、「逆子体操を指導するか」「外回転術をするか」

選択肢が一つ増えたのが1952年からです。

この80%という改善率は、非常に高い。
これにはいくつか理由があり、

①妊娠28週前後の検診のタイミングで逆子であれば、お灸を導入する
「お灸の開始時期が早い」という点が一つ

②逆子を確認した直後に、産院の施設内でお灸をすることが可能

この二つの理由によって、自然回転が起こる時期に早期にお灸を導入することで、改善率が非常に高くなります。

これを鍼灸院でも同等の改善率にするためには、やはり28週後すぐの検診からお灸を開始したい!
できるだけ早い来院をお願い致します。

世界で活躍するお灸

1998年にJAMA(米国の医学雑誌)で『逆子(骨盤位)矯正のための灸療法:ランダム化比較試験(RCT)』お灸群130例中逆子が98例改善,無処置のお灸なし群130例中逆子改善62例とお灸の有効性が示唆された論文が発表。

Cardini F,et al.:Moxibustion for correction of breech presentation:a rabdomized controlled traial.JAMA,280(18):1580-1584,1998.

ランダム化比較試験というのは、研究の対象者をランダムに2つのグループに分けます(ランダム化)。片方の群には、評価しようとしている治療や予防のための介入を行う(介入群)。今回の論文では、介入群がお灸をした群です。もう片方には介入群と異なる治療(従来から行われている治療など)を行います(対照群)。今回の対象群は、お灸をせずに経過観察を行う群です。ランダム化比較試験は、無作為化比較試験ともいいます。

日本では、大規模なランダム化比較試験を行うことは非常に困難な状況です。

比較試験に参加する患者さんの確保。研究費、研究助成金の問題など、日本では実現できていません。

海外では国をあげて研究費を使って研究をする国もあり、大規模に調査を行い研究するで、海外からの研究が盛んになり、エビデンスがつくられていくと思います。

逆子のお灸
ツボは三陰交、至陰

image101逆子の改善を目的にお灸をする際に使用するのが、「三陰交」,「至陰」という経穴です。

◎「至陰」
右足の小指であれば時計の4時の方向の爪の角
「三陰交」
足の内くるぶしから、指四本上

逆子では、特に「至陰」の経穴(ツボ)がより重要になります。

 

①お灸を「三陰交」「至陰」に施灸する
②子宮筋緊張の低下、胎動の増加
(子宮にスペースを作る)
③子宮動脈・臍帯動脈の血流量の増加(=血管抵抗指数の低下)

このように「赤ちゃんが逆子から頭位へと動ける大きさのうち」に、「子宮」にゆとりを作り、赤ちゃんが動ける環境をつくることが大切になってきます。

どうやって出産をする!

「助産師は、女性と子どもおよび家族の知る権利と自己決定する権利を尊重するとともに、女性と子どもおよび家族が自ら選択した結果に対する責任を引き受けることを支援する」
(日本助産師会の掲示する“助産師の倫理綱領”より)

これは、鍼灸院に来院する患者さんでも同様です。
「知る権利と自己決定する権利を尊重」という中で、逆子に対するお灸の改善率は100%ではありません。

鍼灸院に来院する方の改善率

「自然な改善率15%」
逆子を主訴で来院した方のうち約15%は当院へ来院された時点で改善しています。

32週までは、自然に改善する方が多く、妊娠28週に近くなれば約20%に自然な改善は増え、経産婦さんではより自然に回転しやすくなります。

「エコー後にお灸をして改善する方は50%」

「従来のエコーがない鍼灸院での研究報告」
お灸で改善80%という表現の中に、自然な回転が含まれているはず
「エコーを所持した鍼灸院でのデータ」
自然な回転が15-20%+お灸で改善約50%=70%ぐらいが鍼灸院で改善した方を観察

「外回転術で改善する方が16%」
外回転術を受ける方がこれだけ多いことは、あまり周知されていません。
当院では外回転術ついて、初診時からお話しをさせていただくようにしています。
福岡には、外回転術を長年されている先生や、教育的な役割をしている先生方がいらっしゃいます。外回転術を信頼して紹介できる先生方によって外回転術を患者さんが受けたいと考えた時に、それを受けることが可能な環境が整備されていることは、福岡県の大きな特徴の一つだと思います。

私たちが必要な期間にお灸に専念できるのは、お灸で改善しない場合は次の選択しとして外回転術という選択肢がある、ということもあり、各先生方の存在にいつも感謝をしています。

近年のアメリカ産婦人科学会の外回転術の見直し、外回転術に対する重要性が見直されました。
その影響もあり、これまで外回転術に積極的でなかった産院の先生も紹介状を書かれる先生が増えていることを、日々の臨床の中で実感しています。

治療費

初診料 2,200円
治療費 2,750円
温灸代(ご自宅用) 1,650円
(180個)

※受診時に頭位であった場合は、初診料のみご負担いただいただいております。
※価格はすべて税込み

さいごに

竹永百華 岩佐ゆかり
遠藤真紀子 遠藤彰宏

ここまで逆子について色んなことを書き記してきましたが、私たちが持っているお灸という治療法は万能ではありません。
その一方で、副作用もなく安全な治療行為です。
鍼灸治療を受けたことがないという方でも、一度お灸を受けると「こんな感じなんですね。もっと熱いと思っていました。」など自然に受け入れていただけます。
お灸を受けようか迷った際には、できるだけお早めに受診をしてください。

私たちが向き合ってきた命
逆子症例集

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