
早く行きたいなら一人でいきなさい
遠くへ行きたいならみんなでいきなさい
私たちは創業72年が経過したこの鍼灸院で
チームとして患者さんの期待に応え続けること
「伝統(アート)」×「科学(サイエンス)」
鍼灸院の新しい形を創造し続ける
私たちがどんな思いで集まったのか
どんなことをしてきたのか
どんなことをしていきたいのか
それぞれの一面をご紹介させてください
#2
遠藤彰宏
CDO
最高デザイン責任者
大阪府出身
はり師
きゅう師
あん摩マッサージ指圧師
所属団体
JISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)
鍼灸SL研究会
日本臨床鍼灸懇話会
日本鍼灸師会
全日本鍼灸学会
福岡県鍼灸師会
福岡市鍼灸師会
鍼灸に魅せられて
鍼灸との出会いは、高校時代です。
高校野球で身体を酷使し、身体が悲鳴をあげた際にはじめて受けた鍼治療の効果と、その後の身体のメンテナンスの大切さを実感し、この体験を同じように身体の痛みで悩んでいる人に治療ができるようになりたい。そう思って鍼灸学校に入学しました。
鍼灸学校に入学してから、色んな授業を受けたりしながら日々なんとなく過ごしている毎日。
当時同級生だった妻が弟子入りしていた米山鍼灸院の故米山由子先生や、米山鍼灸院に集まる先生方、ご家族と出会ったことで、自分の人生は大きく変化をしていきます。
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心地よい鍼との出会い
故米山由子先生の鍼は“とても心地が良い鍼”です。
「心地よい鍼って何?」って思われると思いますが、
お昼休みなど米山由子先生が見学者に鍼を体験してくださいます。
この時の私の心境は、
「しっかり勉強するぞ!」
「身体で覚えて、自分でもそんな鍼をうてるようになる!」
ってと思って鍼を受けていると、毎回毎回、気がついたら寝てしまいます。
くびや、肩をまるでマッサージを受けているように、やわらかい刺激が送られてくる。
体表から刺激をするマッサージと違って、鍼は、中に侵入してきて、そこで刺激される。
言葉にすると侵入ってなんか恐怖や不安につながりそうなイメージですが、
自分が不快に感じている。
触って欲しいのに、届かなかったところに届く。
その時分が欲しかった場所に、なんとも心地の良い音色のような鍼が柔らかく響きわたる快感のある鍼。
由子先生の鍼が記憶にも、身体にも感覚を呼び戻すことができて、いつでもその感覚は私の中の永遠の目標なんだと思います。
“自分もこんな鍼をうちたい”と思い仕事を辞め、見学という形で毎週通わせていただきました。
鍼灸学校2年生から、次の佛眼を卒業する5年間見学をさせていただき、本当に貴重な経験をさせていただきました。
鍼灸師&神経内科医
米山榮先生との出会い
米山鍼灸院に見学にいくご縁で、ご子息の米山榮先生(神経内科医,鍼灸師)のクリニックで研修を受けさせていただくことができました。
米山榮先生は、鍼灸師になられた後に、医師になられ
「鍼灸を神経生理学の側面から研究、評価する」
そのために医師になり、病院勤務時代も開業してからも、神経内科と鍼灸の外来をされた貴重な先生です。
米山榮先生のクリニックで勉強させていただく中で、特に今の自分の臨床に活かされている点は、
通常の鍼灸臨床では出会うことが少ない病気をたくさん診せていただいたこと。
神経痛でも手術の選択、外科の専門医の先生にいつ依頼をするかなど、
病院でしか得ることができない経験をさせていただきました。
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この頃に米山先生の傍で、教科書を開きながらメモをとり、帰りの電車で一日を振り返り。
もっと学ぶべきこと。吸収すべきことがあったはずですが、自分自身の成長が遅く今尚その頃から米山先生にいただいた種をどう花開かせたらよいか。
自分のもとに来院される患者さんの期待とともに課題として、向き合い続けています。
ドイツへ行って再認識する
日本の鍼灸とは
2010年、2015年、2017年と3度米山榮先生、森ノ宮医療大学の尾崎朋文先生、米山鍼灸院の鈴木信先生らとドイツでのセミナーに同行をさせていただいたことも貴重な経験となっています。
「世界からみた日本の鍼灸の特徴は何か。」
「どういった視点で海外の先生は日本の鍼灸を注目しているのか。」
「日本の鍼をどう活かしているのか」など
普段日本にいるからこそ、当たり前だと思っていることが当たり前ではない現実。
自分が気が付いていなかった「日本の鍼灸」について様々な視点から多くの学びと気づきをいただきました。
「自分たちの価値とは何か」これを問い続ける旅がはじまったのはこの頃からです。
ドイツのセミナーでは、2017年に「日本の鍼の特徴-鍼管のメカニズム-」について発表をさせていただきました。
この経験、自分の臨床や、学会発表の場で大きな力になっています。
田中はり灸療院での鍼療
妻と結婚して、この田中はり灸療院に2008年から、お世話になっています。
故田中僅悟、故田中正治という二人の名鍼灸師の鍼は熟練の技で、患者さんの抱える痛みをあっという間に取りさっていく凄みをもっていました。
この頃の二人の名手の技を知ることで、鍼灸治療を技術的に追及していくとどんな治療できるのかを知ることができました。
今も目標にしている到達点。
この頃、どうしても忘れることができない患者さんがいます。
神経痛で以前から定期的に通院されている患者さんが、仕事で無理をして普段より悪化させてしまいました。
その時に、私も妻も必死に治療するも改善に至りません。
「これだけ症状が悪いんだから、仕方がない」
「医療者として、全てを治せるわけではない」
そんな気持ちがどこかにありました。
ちょっと変わってみなさいと故田中謹悟が登場し、鍼を変わると
治療時間は、ものの5分でした。
「全然違う!」
この時の経験によっては、
「すべての問いは自分に返していくようになりました。」
「他にできることはないのか?」
「今日やるべきことはやったのか?」
この時の鍼灸はどんなことができるのか。
限界をずっと遠くに押し上げてもらった経験から、
私たちは、現状に満足することはなくなり、ひたすら高速で走ることを決めました。
いつか同じ視界をみてみたいです。
故田中僅悟が引退し、つづくように故田中正治も2012年に鍼灸の臨床から離れました。
私と妻の二人が臨床をすることになりました。
この頃に鍼灸院は明らかな変化の中にありました。
自ら動くではなく、何かに突き動かされるような不思議な体験。
“妊娠を希望される患者さん”
“小児はりを希望される患者さん”
”来院される患者さんが若い”
祖父も父もこれまで扱ってこなかった治療をお願いされる機会が増えました。
その頃に、ずっと大阪時代に経験させてもらった妊娠を目指した治療をもう一度していく決心をします。
これは、私たち夫婦が責任をもって取り組んでいくべき道だと思いました。
妊娠出産を目指す鍼灸
不妊鍼灸ネットワーク(現JISRAM:日本生殖鍼灸標準化機関)に入会することができ、これまで不妊鍼灸を最前線で取り組み研究されてきた先生方と学ばせていただくことができました。研修会以外でも普段からお付き合いいただき生殖医療のスピードに同調するように、自分たちがこれまで見ることがなかった鍼灸の世界に引き込まれていきました。
大阪の梅田駅前にあるグランフロントにあるHORACを不妊鍼灸ネットワークの先生方と見学を許されました。その際,森本義晴先生よりこんな言葉をかけられました“僕たちは同じ運命の船に乗って、患者様を救うという同じミッションを神様から貰っているのです”
私たち二人は、このミッションを実現するために行動をしております。
当院で以前より来院されていた患者さんの娘さんが実は鍼灸院に通いながら、不妊治療をしているという相談も受けたりもします。そこで、不妊鍼灸ネットワークの先生を紹介すると、これまで人工授精でも難しかったため、体外受精も考えようかという段階でしたが、自然に妊娠され。またネットワークの先生のところを受診していた患者さんが、ご主人の転勤の都合で当院を受診されるなど社会として大きな役割を担っております。
今まで鍼灸治療を受けたことがない方はもちろん、他院で鍼灸治療を受けていた方。これは不妊症に限らず、ここでしか受けることができない高い水準の治療を受けることができることをお約束いたします。
山口祐依から見た
遠藤彰宏の魅力
鍼灸師として人として尊敬する大先輩で、尊敬するリーダーで、一緒に働く仲間で、一緒にフルマラソンを走る同志です!!
遠藤先生は、どんな時も、どんな事も、前向きに考えて、道を切り開いて、前へ前へ進み続ける!
楽しみながら、真剣に!
仕事も遊びもなんでも、追求する!
常に勉強をしていて、進化をしている!
一緒に働く仲間のため、鍼灸のため、田中はり灸療院のために、ポジティブにいろんなことを考えて、行動する人です!
走ることが大好きな私(元陸上部)が、遠藤先生(元野球部)を一緒に走りましょう!と誘って、一緒に走り始めて、
診療をしながら走り続けて、一緒にフルマラソンの大会に出るようになりました。
出場したフルマラソン | |
2019.10 | 筑後川マラソン |
2019.11 | 福岡マラソン |
2020.1 | 菜の花マラソン |
大会中止 | |
2020.4 | 富士ウルトラマラソン(71km) |
鍼灸師になりたての新人が言い出したことに、大先輩であり、経営者でもある大人が付き合ってくれるなんて、普通はないだろうと思います。
一緒に働いて、一緒に走って、その中で色々な事を学んで、一緒に乗り越えることが出来て、だから私は毎日、この鍼灸院で楽しく鍼療を出来ています。
私たちスタッフがいいチームワークで、いい鍼療ができるのは、遠藤先生がそういう鍼灸院になるようにしてくれているから!だと思います。
遠藤先生は、鍼療中のコミュニケーションの取り方がすごく上手で、初診の患者さんともすぐに打ち解けて、自然と信頼関係を作れるので、診療を終えた患者さんは
「何かあったら、ここに来ます!」と、明るい表情で帰って行かれます。
遠藤先生の鍼灸の診療が信頼されて、喜ばれているのが、すごく分かります。
患者さんからも、スタッフからも愛される遠藤先生。
鍼灸の可能性と、田中はり灸療院の可能性を信じて挑戦を続ける、熱い人です!!
STAFF
![]() 遠藤真紀子 CEO (代表取締役社長) はり師 きゅう師 |
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#8 髙田良子 受付/事務 当院で30年勤務 どんなに昔の方からお電話をいただいても 「〇〇さんお久しぶりですね」 この安心感に私たちは支えられています。 当院のレジェンド。 |