早く行きたいなら一人でいきなさい
遠くへ行きたいならみんなでいきなさい

私たちが創業73年が経過したこの鍼灸院で
チームとして患者さんの期待に応え続けること

「伝統(アート)」×「科学(サイエンス)」
鍼灸院の新しい形を創造し続ける

私たちがどんな思いで集まったのか
どんなことをしてきたのか
どんなことをしていきたいのか

それぞれの一面をご紹介させてください

これまでの人生と
鍼灸の体験を掛け合わせて
自分の知らない未来を切り開く
福地弓子

千葉県出身
元某航空会社CA
病院勤務を経て
田中はり灸療院へ
「ボトルネック改善係」

これまでの経験を活かす
そして新しい挑戦をする

社会に出て、初めて勤めたのは国内の航空会社でした。
出産後、育児のために退職するまでの約15年間、国内線、国際線の客室乗務員として働き、
また、乗務員の新人教育にも携わりました。

旅客機の乗務員の仕事は華やかに見えて長時間に及ぶ重労働であり、かなりの激務です。
若かったとはいえ、頚・肩の凝りや腰痛、頭痛、不眠には悩まされていました。
常にその状態が続くので、当時はそんなものだ思っていましたが、
その頃の自分が鍼灸を、田中はり灸療院の事を知っていたら!と、今はつくづく思います。

「航空会社や新幹線などの乗務員の皆さん、もし、これを読んでくださっていたら、
仕事で酷使したお身体のこりや痛みを癒しに、当院へお越しください!」
と大きな声で呼びかけたいです。

さて、育児が落ち着いてから、「働こう!」。
とはいえ、自分に何ができるのか、自分が何がしたいのかが分からなくて、
ご縁をいただくままに、保険会社、キャリアカウンセラー講師、
そして、病院の入院病棟のクラークなどを経験しました。

病院で働いていていた当時、肩関節周囲炎になりました。
整形外科で注射を2回、痛み止め薬を処方してもらっても、夜も眠れないほどの痛みは和らぎませんでした。
リハビリの効果も実感できなかった時、田中はり灸療院に通院したことがきっかけでご縁をいただき、
現在、当院のボトルネック改善という謎の使命を与えられ、スタッフとして、大好きな鍼灸の側で働いております。

鍼灸を好きになった始まりは19年程前、大阪で暮らしていた当時に遡ります。
出産後の体調不良を
大阪の鍼灸院で支えてもらいました。
病気とまではいえない、でも明らかに体調が優れない、疲労感、倦怠感、腰痛、「これはまずい」。鍼灸へ。
あるいは、コンディションを整えておこうという時に、鍼灸へ。

 

長年の腰痛持ちで、ぎっくり腰も起こしやすい。
また睡眠の質が悪いなど、自律神経のバランスを崩しがちです。
鍼灸はぎっくり腰や首・肩・腰のコリや痛みを取ることに効果的なだけではなく、
自律神経の乱れを整え、日頃の体調不良や不定愁訴の改善にも効果があること。
五十肩やスポーツ障害のように長引く症状の場合、痛みをとって、
スムーズな治癒へのサポートができること。
鍼やお灸の治療は何より、身体と心が解けていくような心地よさがあること。
私自身の身体で、鍼灸治療の効果を実感してきています。

今も毎回、鍼灸治療を受けるたびに感動があります。
「鍼灸のもつ可能性は、凄い」

かなりの鍼灸のファンである、が高じて、当院で働くことになったようなものです。
多分、鍼灸師に負けないくらい、鍼灸を好きなのではないかと思います。

「それほど好きなら、いっそ鍼灸師を目指せば・・」
そう思うこともあります。そして、そう言われることもあります。
ただ、若干、先端恐怖症気味の私は、鍼を刺せそうにないのです。

無念。

でも、鍼もお灸も治療をしてもらうのは大丈夫。
その心地良さをわかっているから。
鍼灸治療が安全で信頼できるものだと知っているから。

ならば。

鍼灸師とは違う目線で、患者さんと同じ立場から鍼灸治療を見る。
鍼灸の価値や可能性を知らない人たちに認知してもらおう、感動を届けよう。
そして
鍼灸の価値や可能性を、患者さんから見る鍼灸治療を、鍼灸師たちに伝えよう。

どうか
1人でも多くの人に、時には鍼灸を利用ながら健康に人生を楽しんで欲しい。
1人でも多くの人に、こんなに体に優しくて優れた医術があることを分かってもらいたい。
1人でも多くの人に、その辛い症状に鍼灸が効くかもしれないと、伝えたい。

私だけではなく当院のスタッフ全員が、その思いで診療にあたりながら、
一方で鍼灸の魅力を発信しています。

・・・もしかしたら、その内。
私も鍼灸師として皆さんとお会いする、なんてことになるかもしれませんね。

 

遠藤彰宏から
福地弓子の魅力

弓子さんとはじめて出会ったのは、彼女が肩の治療で来院した平成30年の11月です。

初診のときから、なんだか他の患者さんと違ったのは、肩の痛みの原因を探っていくときに、どうしても腑に落ちないところがある。

「通常の五十肩では認めない筋肉の痩せが、悪い方の二の腕にある」(患側の上腕二頭筋)

これはなんだろうって考えていると、問診は小学校の頃のエピソードまで遡辿ることに。

この時に、元々鍼灸のファンである弓子さんの中に「この鍼灸院はどうやら面白い。」なのか「遠藤彰宏という鍼灸師に興味をもっていただいけたのか」

この時の体験が実際に転職とどうつながるのか明確な言葉はないが、田中はり灸療院との接点はここから始まった。

鍼灸治療の大きな特徴に、治療時間が長く、一緒に色んな会話ができるという利点がある。

弓子さんは、大阪時代に鍼灸治療を受けた経験を持っていて「私は鍼灸治療が大好き」を日頃から公言している。

これまでの職業で、CAを経験されていることと、前職では病院勤務で医療を支える側にいたこと。

鍼灸院を家族経営から脱却する中で、私たちが抱えている問題点として、
「私たち鍼灸師は、ある意味社会を知らない」

これは高校を出て、専門学校に行き、鍼灸師として勤務する。
1年目であろうが、先生と呼ばれてしまう。
そして、そのまま年月が経っていく。

この組織の中に一人は、社会を知っている人が必要だと常に思っていた中で、
「弓子さんが転職を考えている」という会話が治療中に出た。

それなら自分たちにもチャンスがあるのではないか。
そのタイミングから真剣に考え始める。
一緒に働く理由は何か。
弓子さんでなければいけない理由は何か。

もうすでに1年以上一緒に働いているが、弓子さんでなければダメだった。
思い切って決断してよかったと思っている。

それは、一緒に働くようになって、
鍼灸師が患者さんの治療に集中するためには、安定した土台になる人が必要。

この安定感があるから、この状況でもチャレンジができる。
この安定感があるから、患者さんを安心して受け入れることができる。

そんな存在が田中はり灸療の大切な仲間の福地弓子さんです。

私たちは、これからも一緒に夢を描いて実現していこうと思います。

福地弓子の役割
ボトルネック改善係

「今度、ボトルネック改善係っていう役職で、ひとり鍼灸師ではない人と働こうと思うんです」

この話をした時に、
「えっ。ボトルネック改善係って何?」となる人が大半。
「えっ。鍼灸師以外を雇用するって鍼灸院に必要なの?」
「えっ。めちゃくちゃ面白いやん」

ちなみにめちゃくちゃ面白いやんってなったのは、うちの父親とTOCfEでいつもお世話になっている奥田さんの2人だけ。

ボトルネック改善係が何かわからないのに、面白がれるはずもないし。
鍼灸院に必要な理由もわからない。

いいんです。
わかっていて名前つけちゃっています。

そして、まだまだ自分のプレゼン能力が足りていない。

どんな小さな会社も問題は似ている

どんな会社も社会に対して何らかの「不」を解消するために存在しています。

「不安」「不満」

松下幸之助さんが白物家電を作った時に、「世の中のお母さんの家事を楽にする」

自社内の問題)
「商品を開発」の段階があり
「実際に商品を作る」

需要側の問題)
「必要な人に届ける」

ステークホルダー:協力会社
「部品を調達する」

この何処かに、ボトルネックが存在する。
何処かに流れが良くないところが存在する。

もしくは、何らかの病気を一箇所抱えている。
予算をかけずに、もしくは少ない予算で処方箋を出すとしたら、どこに出すか?

これがボトルネックに対して、流れの改善を起こすということ。

私たちはどんな時も
鍼灸の質を高め、その質を患者さんに提供する

鍼灸師が患者さんに貢献できるようになるまでの期間をとにかく短くしたい。

私、遠藤彰宏の場合には、20代はお恥ずかしい限りで、患者さんに全然貢献できていませんでした。
ほんと、その頃の反省点は多いし、もう少しボトルネックという概念で考えて、少しでも自分を成長させることができたらよかったなと思っています。

じゃぁ鍼灸師を育てるにあたり、その人たちを社会人としてどうやって育てるのか。
ここをまず鍼灸師としてではなく、
社会人として育てる。

そこには、社会を知っている人材、
社会の中で社員教育をしてきた経験がある人が必要。

「ここは私の会社ではない」って、最初は弓子さんも躊躇したりしていましたが、

少しずつ自分が何を求められているのか、
期待されているのか感じてもらっています。

それでも、教育っていう言葉を使っていますが、
教えるというよりは、「気づかせる」「考えさせる」
失敗を許容し、学ぶ環境を作る。

その時に、弓子さんの存在が非常に大きい。

鍼灸師が育ってくると、
私たちの組織としての能力は上がってきます。

それまで仮に1日に20人しか治療できなかったのが、
1日に30人治療できるようになる。

そしたら、鍼灸を必要としている人に私たちの価値を知っていただく必要がある。
弓子さんみたいに鍼灸が大好きな人でないと、鍼灸の感動って患者さん目線で伝えることができない。

きっと、社内で鍼灸を受けることが一番好きなのは弓子さんだし、
鍼灸をしている風景を眺めて、喜んでいるのも弓子さん。

この感動体験を自分たちのキャパに合わせて外に届ける。

そしてまた新しい流れを作る。

流れを作ったら、電話対応も受付対応も増えるけど
これを受けて止めているのは全部弓子さん。

風見鶏のように、いつも流れの方向を見つけて、そこを改善していく。

そして、鍼灸院に来院した患者さんにはゆったりした時間の中で、
必要な時間をかけて治療を提供できるようにする。

人は、「受付」「営業」みたいに何か役職があれば、それだけの仕事に専念することになるが、
ボトルネック改善係という名前をつけることで、

めちゃくちゃ重心を取る。
その時期、その時期で違う働き方を求められる。

そんなお願い弓子さんしかお願いできなかった。

コロナ禍で非常に変化が多い中、とにかく、その時その時でボトルネックに集中する。

1年半一緒に働いて、少しずつお互いの呼吸が合ってきて、
私はおかげさまで楽しんで働けています。

アフターコロナでは、外国の方に向けて鍼灸治療を提供することも準備していたり、
弓子さんによって、この鍼灸院は安定感も成長性ももたらされています。

感謝。

鍼灸についてもいろいろ相談してみてくださいね。
患者さん目線で丁寧に説明してくれます。

STAFF

 

#1
遠藤真紀子

はり師
きゅう師

#2
遠藤彰宏
CDO
(最高デザイン責任者)
はり師
きゅう師
あん摩マッサージ指圧師

#3
竹永百華
はり師
きゅう師

#4
小坂知世
はり師
きゅう師

#5
福地弓子
Cabin attendant