30代から始める育卵鍼灸
「鍼灸×スーパーライザー」

妊活のために鍼灸院でやりたい卵子の質の向上

妊娠を希望する方の来院が年々増えています。

当院では高度生殖医療ですでにART(体外受精・顕微受精)を行っている、もしくはARTを検討中という方の来院が多いのが現状です。

この内容はすでに当院で行っている治療ですので、ご質問やご相談はお気軽にお問い合わせください。

 

当院の妊活鍼灸の特徴と目的

当院の妊活においての大きな特徴は、東洋医学に限らず現代医学に基づいて治療を行っていること、鍼とスーパーライザーを併用するのが大きな特徴です。

鍼灸単独とスーパーライザー単独の治療でも効果はありますが、併用することでより相乗効果があるため、当院では併用して治療していきます。

「卵の質をあげたい。」
「受精卵がなかなか育たない。」
「妊娠希望して、2人でトライしてきたけど、なかなか授からない。」
「いずれ体外受精、顕微受精を視野に入れたい。」
「病院で色々検査したけど特に問題ないと言われたから、卵に問題あるのではないか。」
「病院以外にも何かできることはないか。」

そんな悩んでいる女性のために、私たちは幸せのお手伝いさせて頂きたいと考えております。

当院の妊活鍼灸には大きく分けて2つの目的があります。

1) 育卵鍼灸〜質の良い卵を育てる〜
鍼灸とスーパーライザーで骨盤や卵巣周りの血流量の増加を狙い、卵子の質の向上を目指します。

2) 着床、妊娠維持
移殖に向けた治療で、着床に適した子宮環境を目指します。

ここでは 1)育卵鍼灸〜質の良い卵を育てる〜妊活鍼灸の話をしていきます。

体外受精と併用として鍼灸治療を受診される方が多いのですが、基本的にどの治療段階(タイミング療法、人工授精、高度生殖医療)であっても鍼灸治療の併用は可能です。

ご本人の意向と、すでに受診されている病院の検査情報を合わせてご提案させて頂きます。

※すでに凍結胚があり、移植を予定している方は着床鍼灸のページを参考にされてください。
(https://tanaka-harikyu.jp/implantation-acupuncuture/)

 

目指したい卵子って?

染色体異常は卵子の老化とともに増えてきますが、これは誰にもどうすることが出来ません。

しかし、卵の中にどれだけ栄養を蓄えることが出来るかによって、未来を変えることが出来得る。

卵子が受精卵となり成長・分割し、着床後お母さんの胎盤を通じて栄養をもらえるようになるまで、卵子が持っている栄養が必要です。

私たちは、卵が成長を始める時期から鍼灸&スーパーライザーでの育卵治療をすることで、栄養をたくさん蓄えた卵を育てていきたいと考えています。

 

鍼灸が関わりたい時期

まず、結論からお伝えすると「採卵の3ヶ月〜4ヶ月前」から準備を始めることで、卵子への影響が期待されます。

卵子が排卵に至るまで少なくとも約1年かかる
成長に伴い栄養を取り込みながら段階的に大きくなっていくのですが、栄養の取り込み方が育つ時期によって異なります。


卵子の成長でも一次卵胞になり卵子が大きくなる「血液が深く関与する」段階。
最初は血液から漏れ出したり、周りに沢山存在する栄養、流れてくる栄養によって成長し、排卵に近づくほどホルモンに依存して育つようになります。

後半の成熟卵胞が排卵向けて大きくなる時期は、「ホルモンが深く関与する」。

 

鍼灸&スーパーライザー治療では、治療後に3ー4ヶ月後に胚盤胞到達率が上昇することが報告され、当院でも同様の傾向を認めます。
この結果を踏まえると、鍼灸&スーパーライザーは「血流によって大きくなる時期」が卵に影響を与えるチャンスだと考えています。

そのため卵の質を変えるためにある3ー4ヶ月前より継続的に鍼灸治療を行うことが必要になってきます。

鍼灸の目的

鍼灸治療の目的は、鍼通電刺激や体性自律性神経反射による卵巣血流の増加です。

①卵巣血流量の改善を図ることを目的に、交感神経の遮断をしていない麻酔下のラットの下腿(足とお腹)に鍼通電刺激を与えて、強さの段階を変え卵巣血流量の変化を比較した文献があります。

結果としては、平均血圧は大きな変化は見られませんでしたが、卵巣血流量は2Hzで鍼通電刺激がより強いと増加したという結果です。

 

(背景)
異なる周波数と強度の電気鍼療法が多嚢性卵巣(PCO)のラットの卵巣血流を改善できるかどうかを調査

(結論)
強い強度(6mA)の低周波電気鍼療法刺激は、PCOラットで卵巣血流を増加させることが分かりました。

「Ovarian blood flow responses to electro-acupuncture stimulation at different frequencies and intensities in anaesthetized rats」Elisabet Stener-Victorin 1Rie KobayashiMieko Kurosawa

 

②ラットの後肢と腹部への刺激が、卵巣血流に及ぼす効果と反射の中枢経路を調べることを目的とした文献です。

前提として、卵巣には自律神経・迷走神経(交感神経、副交感神経)が存在し、交感神経は血管収縮作用があります。

後肢と腹部の皮膚に30秒刺激し、卵巣交感神経の関与、血圧と卵巣血流の測定しました。

結果として、血圧の上昇と卵巣交感神経の亢進が認め、卵巣血流は刺激中に減少し、その後増加する反応を示しました。

刺激中の卵巣血流が減少するという反応は、卵巣交感神経の亢進による血管収縮作用が働いたと考えられます。

後肢足蹠に対する刺激においては、卵巣交感神経を切断した状態で刺激を与えると卵巣血流は顕著な増加反応を示しました。

このことから、体性自律神経反射(外からの刺激によって自律神経が働いた)が起きたと言えます。

私たちはこの論文及び、先駆的に不妊治療されたJISRAM(日本生殖鍼灸標準化機関)の先生方の治療経験を取り入れ、育卵治療を行っております。

他の鍼灸院にあるような「体調を整えます」「体質改善」「鍼灸で不妊の原因の冷えを解消します」
このようなことはいいません。
卵子にどれだけ血流を促すことができるか。
その治療方法に再現性はあるのか。

こういったことを追求しています。

スーパーライザーの目的

スーパーライザーの目的は、交感神経の抑制による卵巣血流の増加と反射の亢進、組織の賦活化です。

なぜスーパーライザー使用しているのか。

卵巣は深さ約8㎝のところに存在しており、お灸やよもぎなどで温めても卵巣には届きません。

それはなぜかというと、体温を一定に保つために熱を産生したり放散したりという身体の恒常性が関係しています。

そのため、お腹を温めても卵巣のもっと表層にある血管が反応して、熱を放散させてしまい、結果として卵巣のある奥には熱が届かないということになります。

スーパーライザーの深達性の紹介図しかし、スーパーライザーによる光は、水も赤血球も貫通することができるため、身体の奥へ光を届けることが可能です。

1 交感神経の抑制

スーパーライザーから出る近赤外線は頚部にある星状神経節近傍へ照射(SGLまたはSGR)を行うことで、交感神経の興奮を抑えるという効果をもっています。

交感神経の興奮を抑えることで、副交感神経が優位になる、この表現は副交感神経が働いていないというわけではありません。

この時に、交感神経と副交感神経神経はスイッチみたいにカチって切り替えがはっきりしているものではなく、もっと揺らいでいる。
この2つの神経が天秤にかけられているようなイメージでしょうか。

このメカニズムを利用して妊活に活かしています。

 

交感神経抑制状態をスーパーライザーで作り出し、そこに鍼を行うと、体性自律神経反射がより起きやすくなり、卵巣の血流増加へ繋がると考えます。

また、交感神経が過度に緊張すると、必要な免疫細胞がリンパ節からの脱出が抑制され易感染、初動免疫の不全、炎症の蔓延化を引き起こす可能性があります。

妊活と過剰ストレスは関係しており、ストレスの影響により自律神経が乱れ、ホルモンの分泌が低下します。

身体のエネルギーを供給しているミトコンドリアは、ほとんどの細胞一つ一つに存在しており、エネルギー不足が起きると、卵子の減数分裂や受精、胚の発育が妨げられ着床しずらくなり、そのエネルギー不足の原因はストレスの他、喫煙、食生活の乱れ、睡眠不足と言われています。

このような過剰ストレスによる交感神経の緊張をスーパーライザーを用いて、緊張をときほぐしていきます。

 

2 卵巣の血流量をあげる

交感神経の不要な興奮を抑える事で副交感神経支配である末端の毛細血管が開きます。
(交感神経が緊張していると毛細血管の流れは悪くなる)

毛細血管は手足を思い浮かべがちですが臓器にも毛細血管が張り巡らされています。

もちろん、子宮や卵巣も臓器の一つですし、特に卵巣は毛細血管の塊のような構造をしています。

交感神経が抑制された状態は、相対的に副交感神経が優位になるため、スーパーライザー照射が終了して15分後も血行がいい状態が続き、スーパーライザーの持続効果は約3〜7日間続くことが分かっています。

全身はもちろん卵巣や子宮まわりの血流量を増やし、卵胞が育ちやすい環境を目指しています。

 

3 組織の賦活化

血流の低下した組織に光を当てるとATP15〜20%増えたことがわかっています。

ATPとは、生命のエネルギー通貨とも呼ばれ、生体内でエネルギーを利用したり貯蔵したりする際に、必ず使われます。

ラット大脳皮質に対して近赤外低反応レーザー照射を15分行い、照射直後に反対側の非照射組織とATP含有量を比較したところ、照射側で15〜20%上昇していることが分かった。

また、ラット海馬スライスを用いた実験においてもATP増加作用が確認できた。

ATPは細胞が生きて活動するために欠かすことのできないエネルギー通過としての働きをしている。

特に炎症や神経の過剰興奮が引き起こされている組織では、局所血流の低下や細胞代謝の亢進から細胞内ATP濃度が低下している可能性があり、そうした組織では、レーザ照射の効果が著名に現れる。

スーパーライザーを使用している病院

積極的に低出力レーザー治療(LLLT)の研究をされている英ウィメンズクリニック(兵庫県)の苔口先生が、レーザーリプロダクション学会にて数多くの研究報告をされています。苔口先生はスーパーライザーを導入されただけではなく、中村一徳先生の鍼灸院へ行き、その治療方法も含めて導入されています。
第15回日本レーザーリプロダクション学会では大会長も勤められ、学会発表時大変お世話になりました。

当院における不妊症患者へのLLLTの取り組みについて~妊娠例を中心にして~(第7回レーザーリプロダクション学会)
当院における低周波レーザー療法の妊孕性向上への取り組み(第10回レーザーリプロダクション学会)

また、2021.8の第15回日本レーザーリプロダクション学会で、『鍼灸レーザー併用療法の効果の整合性〜体外受精成績と体内受精の成績の比較〜」
(体内受精は、「自然妊娠」と「人工授精」を示しています。)

「体外受精」「体内受精」ともにグラフは同一の傾向を示し、3−6ヶ月のところが最も妊娠が多くなる。

これは、卵子の成長と関連しており、卵子が成長し初めてから、排卵するまでの期間に、鍼とスーパーライザーを使用し「卵子に対する血流が増加すること」で、「卵子の質を向上させる」と考えられます。
この治療は「育卵治療」として、当院でも導入している治療方法です。

育卵治療も可能であれば30代で始めていただきたいと考えています。
もし鍼灸治療を迷われている場合には、お気軽にご相談ください。

JISRAM/鍼灸SLでも普段からお世話になっている中村一徳先生
関連WEB:
なかむら第二針療所「不妊・婦人科・逆子」について

卵子の基礎

ここからは少し深く話を掘り下げて説明させて頂きます。

卵子についての知っておいていただきたいことを専門的に書いています。
読み飛ばしていただいても結構ですが、お時間のある時にはゆっくり読んでいただきたい。
また、治療でお会いした際には疑問点があればお気軽にお尋ねいただき共通理解を増やしたいと思っています。

卵の数はすでに決まっている

胎児期に、卵の発育は原始卵胞で止まり、卵巣にストックされます。
その数約800万個と言われています。

これ以上卵子が新しく作られることも増えることもありません。

言い換えると、「一生分の卵子の数が胎児の時から決まっている」ということになります。

そこからは、生まれる頃には200万個、思春期には10~30万個となります。

思春期で月経が開始されると、毎周期あたり1000個程減っていき、35歳以降で減少率は加速し閉経時には0になります。

私たちが一生のうち排卵する卵子の数は約400個と言われています。

 

自分の年齢=卵の年齢

女性は胎児期に卵子の元となる原始卵胞で成長をストップし、思春期に至るまでは同じ状態で卵巣内に眠っています。

そして思春期になると月経が始まり、卵胞が発育可能になり排卵します。

毎月排卵することによって卵子が減っていき、眠っている卵子は排卵するまで年齢とともに年を重ねます。

自分の年齢=卵の年齢とも言えます。

年齢を重ねるにつれ、加齢に伴う卵子の老化現象はどうしても避けることはできません。

特に染色体を分離する機能が低下してしまい、染色体異常は年齢を重ねるごとに高まります。

そのため、女性の年齢が上がるに従い妊娠率は下がり、流産率、染色体異常の発生率は上がります。

40歳の方が「20歳の卵まで質を戻してほしい。」と言っても現在の医療技術では不可能です。

しかし、老化のスピードを遅くすることは可能だと考えられます。

多忙で不規則な食事をする人と適度な運動を心がけ規則正しい生活する人の卵の質は同じでしょうか?

毎日の生活習慣がこれからの卵子に影響を与えていると考えます。

 

 

卵胞と卵子の違い

卵子とそれを取り囲む細胞(卵胞細胞、顆粒膜細胞、莢膜細胞など)のことを卵胞と言います。

卵胞は、卵子を保護し栄養する細胞で取り囲むような構造をしています。

ニワトリの卵で例えると「卵の殻と中身」というとイメージが湧きますでしょうか?

中身=卵子
殻=卵胞細胞、顆粒膜細胞、莢膜細胞など

排卵時には卵胞から卵子が飛び出し、卵管采でキャッチされ卵管に向かいます。

 

卵は時期によって名前が変わる

卵の発育は、胎児の時に原始卵胞で止まり、卵巣にストックされます。

目を覚まし始めてから少なくとも1年かけて栄養をもらいながら成長し、ある一定の大きさになると殻を破り飛び出し、排卵され、精子と出逢うことで受精卵となります。

原始卵胞→一次卵胞→二次卵胞(前胞状卵胞〜初期胞状〜後期胞状)→成熟卵胞(グラーフ卵胞)となり排卵に至ります。

 

原始卵胞:胎児期に作られ、眠っています。
一次卵胞:休止状態の原始卵胞の周囲に顆粒膜細胞が増殖します。
二次卵胞:前胞状卵胞→胞状卵胞(初期胞状卵胞→後期胞状卵胞)というように大きくなります。

前胞状卵胞は顆粒膜細胞が増え続け、層が6~7層に達した後、基底膜の外側に莢膜細胞(内卵胞膜細胞)層が分化し、増殖します。

初期胞状卵胞になると卵胞腔の形成が始まるようになります。

後期胞状卵胞は思春期以降に適切かつ周期的なホルモン(FSH・LH)刺激が起こる事によって、成熟卵胞に発育します。

 

このように卵胞は、発育段階によって構成する細胞の変化や形態変化に伴い、段階の応じた名前で呼ばれます。

大きさは卵子径だと0.03mmから0.14mmまで成長し、卵胞径だと2cmと人間の目でも見えるくらいの大きさになり排卵します。

原始卵胞から一次卵胞に成長するには150日かかります。一次卵胞から排卵までは200日かかります。

 

卵はどうやって成長するのか

原始卵胞から二次卵胞の途中までは血管から漏れ出したり、周りに存在する栄養を取り込んで成長します。

二次卵胞から成熟卵胞までは、血液とホルモンで育ち、最後、成熟卵胞が排卵するときは、ホルモンのみに依存して大きくなります。

排卵に近づくほどホルモンへの依存性が高まります。

 

ホルモンとは、身体の生命維持のためにホルモンという化学物質の量の調節によって、色々な機能を調節するという重要な働きをしてくれています。

女性の身体では、3つの場所から女性ホルモンを作り出しています。

脳にある視床下部:GnRH(ゴナドトロピン放出因子)
脳にある下垂体:FSH、LH(ゴナドトロピン)
下腹部にある卵巣:E2(エストラジオール)

ここからは詳しくホルモンによる卵胞の成長について書いていきます。

卵胞発育は、上記で伝えたように血液とホルモンによって育ちますが、卵胞の時期で変わってきます。

原始卵胞と一次卵胞の時は、そもそもFSH・LH受容体(FSH・LHを受け取る器)を持っていないため、一般的にホルモンの影響がないことが知られています。

一次卵胞から二次卵胞への発育はFSHが関与してきます。

発育過程での顆粒膜細胞が出現することでFSHに反応可能、莢膜細胞の出現でLHに反応可能になります。

FSH・LH受容体(FSH・LHを受け取る器)を獲得した卵胞は、生存が可能となり次のステップへ進み、発育作用のあるエストロゲンを分泌します。

 

この時に、前胞状卵胞でFSH受容体を獲得できない卵胞は閉鎖卵胞へ向かいます。

成長に伴い、エストロゲンは増加し一定の濃度を越すと、FSH分泌の抑制が起きます。(ネガティブフィードバック)

FSH分泌の抑制が起こると、本来発育が止まってしまいますが、この時に大事になってくるのがLHです。

エストロゲンの増加は、排卵の24〜36時間前にピークになり、下垂体からLHの大量放出が起きます。これをLHサージと言います。

FSH分泌が低下するにもかかわらず、LHが代わりとなって発育を促進させ、成熟卵胞への発育過程が持続され、引き続き卵胞が破裂して排卵が起こると考えられます。

 

このように、卵子が成長し成熟し排卵までに至るにはにFSH・LHなどのホルモンが大事になってきます。

原始卵胞は、1回の排卵に1000個程同時に発育を開始しますが、発育の過程で順次閉鎖卵胞となり、成熟卵胞にまで発育し排卵に至るのは通常1個です。

他の卵胞(受容体を発現できなかった卵胞)は、FSHの分泌が低下し、発育に必要なFSH刺激がなくなり、閉鎖卵胞に向かいます。

ホルモンの受容体を発現・獲得できなかったものは、排卵まで行き着くことが出来ない、、、なかなか厳しい環境のなか選ばれたものが1個排卵するのです。

 

成熟卵胞

成熟卵胞を卵の殻と黄身のイメージで考えてみます。

 卵の殻顆粒膜細胞といい、血液やホルモンの影響で成長し、エストロゲンを産生します。

 卵の黄身卵細胞(核+細胞質)は精子と出会い受精卵になります。

排卵されるのは黄身の部分で、殻の部分は卵巣に残り、黄身が着床し成長する時に必要なホルモンを出してくれます。

卵胞が成熟するときは核だけでなく細胞質も成熟しています。

細胞質と卵細胞の顆粒膜細胞(卵丘細胞)は、お互い突起を出し相互作用しながら栄養、代謝産物を入れ替えながら成熟していきます。

栄養と代謝産物の循環効率を上げるために、卵子表面から微絨毛を無数に出し卵細胞の表面積を大きくしていますが、エイジングによる変化の一つに微絨毛の平坦化があり、卵子の総表面積が減少すると言われています。

未成熟な卵胞には顆粒膜細胞が厚く、くまなく付いおり成熟は抑制されていますが、成熟が進むと卵胞腔を形成して次第に離れていきます。

卵子の見た目のお話

病院によって独自の方法や過去のデータに基づいた方法で行なっている場合は、評価基準や評価方法が違うため一概には言えませんが、どんな基準をもって評価しているのかご紹介していきます。

 

分割胚の場合は、Veeck分類という評価法があります。

①割球の数(均等性)、②割球の大きさ、③フラグメント(細胞の破片)の量を考慮して評価し、グレード1からグレード5で分類されます。

胚盤胞の場合は、Gardner分類を用いて評価していきます。

①胚盤胞腔の広がりとハッチングの有無、②内細胞塊の細胞数、③栄養外胚葉の細胞数を考慮して評価します。

①胚盤胞腔の広がりとハッチングの有無
スコア1:初期胚盤胞であり、胚盤胞腔が50%以下
スコア2:初期胚盤胞であり、胚盤胞腔が50%以上
スコア3:胚盤胞であり、胚盤胞腔が全体に広がっている
スコア4:拡張胚盤胞であり、透明体の菲薄化が始まっている
スコア5:ハッチング開始
スコア6:ハッチング完了

②内細胞塊(胎児となる細胞)の細胞数
A:密で細胞数が多い
B:疎で細胞数が少ない
C:細胞がほとんど認められない

③栄養外胚葉(胎盤となる細胞)の細胞数
A:密で細胞数が多い
B:疎で細胞数が少ない
C:細胞が非常に少なく、荒い

このような評価法を用いて、見た目の良い卵から順次移植していきます。

3AA

3AB

3BA

4AA

4AB

4BA

4CC

5AA

5CA

Association between blastocyst morphology and outcome of single-blastocyst transfer

 

毛細血管からの物質の移動

大きな血管だと血管壁が分厚く、エネルギーを使って流れる物質の移動を行います。

卵巣動脈などの毛細血管は血管壁は隙間だらけなため、物質の移動は内圧に依存します。

そのため、卵巣動脈の血流が上がると卵巣内の毛細血管壁からの漏出も増加し、卵巣内を満たすことで卵子への栄養も増えていきます。

 

 

来院時期、頻度

来院時期

どの段階の方(タイミング療法、人工授精、体外受精、顕微授精)、生理と重なっていても大丈夫です。

1日でも早いご来院をお待ちしております。詳しくは、お話を聞いた上でご提案させていただきます。

 

来院頻度

週に1回の治療をご提案させて頂いてます。
状況によっては5日に1度をご提案することもあります。

 

来院時の持ち物、服装

持ち物

不妊治療(血液検査、採卵結果等)の経過資料があればお持ちください。

服装

治療時には着衣を脱いで頂く際に、脱いで頂いた時に背中、腰、肩、膝上まで出せる格好が理想的です。短パンの貸し出しもしております。

例)上:キャミソール  下:スカートor膝上が出せるズボン

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