福岡マラソン2022 サブ4達成

福岡マラソン2022
サブ4達成

2022年11月13日に開催された福岡マラソンで念願の4時間切りが出来ました。

応援いただいた皆様ありがとうございました。

2019年にはじめたフルマラソンへの挑戦。

走ることが苦手で、野球部に所属していた中学、高校時代はなんでこんなに走らされるんだ。
「水も飲んではいけない高校生活」

いやぁ。思い出す。

そんな中で走り始めたきっかけはなんですか?

これは患者さんによく聞かれる質問ですが、
「社員教育の一環です」

っていうのが、一番最初のスタートです。

私たちは、何かを始める時に、「まだ自分はそのレベルにない」「まだ出来ません」っていうことを言う機会は誰もが経験すると思います。

当時新入社員として入社してきた鍼灸師もその1人です。

私「これは、もうできるからやってごらん」
社員「いや。私には出来ないです」

この関係性を変えるために、彼女の専門である陸上を習う。

社員「フルマラソンに一緒に挑戦しましょう」
私「いや。無理です」

社員「今日は10キロ始業前に走りましょう」
私「いや。無理です」

「経験を持っているもの」
「それを習うもの」の関係性って、どこでも同じようなことが起きていませんか?

私の身近でも同じことが起きていたので、
お互いに、「経験者から見たらきっとできるよ」っていう思いだったり、
「出来ない」っていうのは、私の中にだけある恐怖心や不安であれば、やればできるという体験を繰り返す。

そんなことが一番初めに走ろうと思ったきっかけです。

もう一つは、その前に一緒に働いていた仲間が、2018年の福岡マラソンに挑戦し、女性のランナーですが3時間12分で完走をしました。
でも、それがどれだけ凄いことなのか。

彼女が、どれだけ練習したのか。

これは学生時代であったり、働きながらであったり。

彼女の凄さを想像できなかった自分が嫌で、
あの時に、一緒にもっと喜ぶことができていたらなぁっていう気持ちがどこかにあって、
その凄さを体験するために走っています。

もちろんそれをそのタイミングで伝えることはできなかったし、
後悔しているのは自分自身なので、結局は、自分のために走っているんだと思います。

ランニングを始めたきっかけは、2人のランナーとの出会いです。

マラソンの何が楽しいのか?

「今は走ることが楽しい」
「走らない日は気持ちが悪い」

これはマラソンに挑戦し始めた頃には考えることができない感覚です。

その中でも続けてこれたのは、「知らない自分と出会えること」「ひとりで黙々と考えごとをしながら走れる」

「目の前の患者さんはどうすれば良くなるのか」
「コロナ禍で社員をどうしたら守れるのか」
「理解してもらいたい人にどうやったらうまくいくのか」
「自分が経営者として未熟なことはわかっているが、次、何をすれば良いのか」

修行みたいな時間を走りながら過ごしていますが、
自分にとっては必要な時間で、その時間を確保できるものがマラソンだったんだと思います。

何かに挑戦してみて、マラソンで目標を達成することができれば
きっと日常での挑戦もうまくいくはず。

そんなこと自分達の挑戦すら信じることができるんだと思っています。

まだまだ挑戦は続いていきます。
2023.2 大阪マラソンに向けて 次のトレーニングを開始したいと思います。

参考にした本

今回のマラソン挑戦にあたっては高橋尚子さんを指導された小出監督の書籍を参考にしながらトレーニングを積みました。
この本の中で、「サブ4は脚を鍛えることができれば達成できる」言い換えれば心肺機能のトレーニングは必要がないと言うこと。
また、マラソンの当日のペースとして、
1)ずっと同じペースで走る
2)前半を可能な限り飛ばす
3)後半30km以降に走力を残して、後半型で走る

ということが書いてあり、後半型の走りの魅力と、過去3回のマラソンの欠点ということを教わることができました。

予定したレースプランは、
1-15km 5分50秒/km
16-30km    5分40秒/km
31-42km   5分30秒/km

という内容でした。

15kmまでは予定よりも速く走りすぎている。
これでも抑えて、抑えてという意識を持っているが、周りの人たちの速さに流されてしまう。

ちなみにスタートから30kmまでの間におよそ1000人に抜かれていきます。
前半を飛ばす人、イーブンペースの人からしたら、私が走っている速度は本当にゆっくりなので、どんどん抜かれていきます。
どれだけ抜かれても、「まだ自分のタイミングではない」っていい聞かせる必要がありました。

31kmを過ぎると歩いている人たちが増えてくるので、どんどん抜いていきますが、ゴールまでに1100人を抜いているということが応援ナビというサイトをみると表示されます。
実際の間隔ではそれだけの方を抜いた感覚はないのは、リタイヤする方、後は給水のポイントは渋滞しているのと、紙コップを取ることに必死なため全然どれだけ人がいるか把握できません。

糸島の海岸沿いに出てから強風で、少しペペースが落ちたりはしましたが、概ね狙った通りの時間で走れたと思います。

やってみてよかったトレーニング1

今回は、基本的にランニングの際にワラーチという履物を使ってトレーニングを行いました。
これは最初のマラソンを始めたときに体験した失敗で、ランニングフォームがどうも悪そう。
具体的には、42.195kmを走るにはもっと省エネで走る必要がある。
かつ、ナイキの厚底シューズを将来履くことを目標にしていたので、足の設置方法を踵で着地するのではなく、
足裏全体で捉えたいという課題に対しての矯正方法でした。

これを履きながら、20kmを走ったり、ジョグをしたりを繰り返しています。

今回のサブ4を目指すにあたっては、インターバル走るや坂道ダッシュはしなかったので、ワラーチが基本になりました。
30km走に関しては、ナイキのシューズを履いて走っています。

やってみてよかったトレーニング2

もう一つは、これまでのフルマラソン時と違うことは長い距離を走るロングランを積極的に取り入れたこと。

直近の3か月では、30km走を4本 20kmを7本取り入れていたので、
今回のフルマラソンでははじめて30km以降でもバテることなく走りきることができました。

脚を鍛えるということはこういうことなのか。

これまでのフルマラソンとは全く違う足の状態でした。

定期的に疲労を取る鍼灸

あとは、やはり怪我がなくトレーニングを積み上げていけることがやはり大きい。
7月頃までは、サブ4ではなくもっと上を目指してもいいのではないか。
もしくは、サブ3.5を目指した結果、サブ4に落ち着くのではないかと考えてトレーニングの負荷を高めていたのですが、
膝を痛めてしまい練習が思うようにできない期間がありました。

その結果、負荷の高い練習は控えて、距離走に切り替えていくこと。
もう一度身体のケアを見直し、仲間に鍼灸治療を定期的にしてもらいながら、無事にその後は怪我なく走りきることができました。

休足日を作るだけではなく、
鍼灸治療を受けることで疲労の回復を速めてあげることは、自分がランナーとして鍼灸の良さを改めて体験することができました。

「あっやっぱり鍼灸っていいなぁ」
なかなか自分の仕事を客観視することは日常生活の中で難しいですが、
立場が変わることで新しい視点をもてることはとても新鮮でした。

また次の挑戦を始めたいと思います。
ありがとうございました。

遠藤彰宏

STAFF
早く行きたいなら一人で行きなさい。
遠くへ行きたいならみんなで行きなさい

#1
遠藤真紀子
CEO
(代表取締役社長)
はり師
きゅう師

#2
遠藤彰宏
CDO
(最高デザイン責任者)
はり師
きゅう師
あん摩マッサージ指圧師

#3
竹永百華
はり師
きゅう師

#5
岩佐ゆかり
はり師
きゅう師
歯科衛生士

#6
小坂知世
はり師
きゅう師

#6
福地弓子
Cabin attendant

#7
髙田良子
受付/事務
当院で30年勤務
どんなに昔の方からお電話をいただいても
「〇〇さんお久しぶりですね」
この安心感に私たちは支えられています。
当院のレジェンド。