誰も経験したことがない鍼灸院を創る

誰も経験したことがない鍼灸院を創る

今日は、ちょっと大袈裟なタイトルをつけてみました。
「誰も経験したことがない鍼灸院を創る」

まだまだ院内で共有はしているけど内緒にしている話題もあるので、話せる内容だけしか書くことはできませんが、
鍼灸院は長く徒弟制度で教育を行なってきた文化を持っています。

徒弟制度という名前を聞いたことがない方もこの記事を読まれているかもしれないし、
久しぶりに聞いたという方もいると思います。

徒弟制度は、日本だけでなく、ドイツやイギリスなどにもあったようです。
鍼灸の世界だけではなく職人の世界では特に徒弟制度は多く「師匠」と「弟子」という関係です。

丁稚奉公というシステムで住み込み、衣食住と技術提供を行い給与は今のような賃金体系とはならない。

そのため現行の労働基準法にはそぐわないため、現在は鍼灸業界でも徒弟制度ということを耳にする機会は格段に減った。
耳にしても労働基準を守った上での「雇用主」「従業員」という関係ではあるものの、心の結びつきは「師匠」「弟子」という関係を築いている。

現存している関係性は、昭和までに存在していた徒弟制度とは全く異なるものだと言える。

 

ピラミッド型

その頃にあった関係性を図にするなら「ピラミッド型」
これは鍼灸院というシステムではそこまで巨大な組織ではないのでピラミッド型と呼ぶのは大袈裟ですが、
「絶対的な上下関係」
「上位者が多くの情報を持ち、その格差が管理のパワーの源泉になる」
「管理統制型」
昭和の頃は大量生産の時代には、職人の世界に限らずいわゆるトップダウンの会社はたくさんありました。

目指すはフラット型

私は野球部で育ったので完全なピラミッド型でした。
絶対的な上下関係、軍隊方式、先輩のいうことは絶対。
そんな中で育っています。

フラット型でイメージしたのはサッカーです。
それも高校サッカーではなく、クラブチームのサッカー。
日本代表の関係性をみても「⚪︎⚪︎くん」って呼ぶように、野球よりもフラットな印象を受けます。

野球は、一つずつのプレーが分断されるのに対して、サッカーの方が連続している。
そのため、ボールの位置によって選手は連動して動く必要があるし、ボールを持っていない選手の動きが重要になってくる。

監督も指示を出せるタイミングは限られているため、ゲームが始まれば実行するのは選手というのがフラット型の特徴。
ボールの位置、状況によって役割も変化するので、ピラミッド型と比較して流動的に役割が変化するというのも大きな特徴であり、「協働支援型」とも呼ばれます。

この鍼灸院が目指すのはこのフラット型を目指していて、鍼灸業界には珍しい組織を目指しています。

文責 遠藤彰宏

 

COMPASS

前の記事

鍼灸という仕事について