目の前の患者さんに集中するために流れを管理する


目の前の患者さんに集中するために流れを管理する

日常の中で、鍼灸とは一見すると関係のないような本が鍼灸院には置いてあります。
今回読んでいる本も、「ものづくりの教科書」ってタイトルだけ見たら関係がない書棚にあるし、関係なさそう。

こんな本の中にヒントがあると思って、ウキウキ読んでいるんですが、
やっぱりとても面白い発見が多い。

私たちの鍼灸院の特徴としては5名の鍼灸師とその他に鍼灸業務に直節は携わらないスタッフが4名と10人ぐらいいる鍼灸院なんです。

例えば、私と妻と二人で鍼灸院をしていた頃はベッドが6台の一部屋で鍼灸を行なっていたのが、
5名の鍼灸師で2部屋を使って10台のベッドでそれぞれが鍼灸治療を行なっている。

色んな要素に気を使いながら診療を行なっております。

「全ては、目の前の患者さんにそれぞれの鍼灸師が集中することで、患者さんへの治療効果を最大化するため」です。

制約は何か

(スーパーライザー)

鍼灸治療を行う際に、当院ではスーパーライザーを使用しますが、
スーパーライザーは6台あるため現状では問題がない状態で診療ができていますが、
つい先日までクリニックにスーパーライザーを引っ越しさせていたので、5台でどうやって治療を成立させていくか。

妊活や、突発性難聴、顔面神経麻痺、自律神経疾患などスーパーライザーなしでは治療が成立できない疾患を多く取り扱っていること。
「今日は、スーパーライザーが足りないので、治療には使えません」などという診療の質が落ちることはあってはいけない。

そんな方針を当たり前に持っているので、予約の管理の状態から、誰が、どんな治療が必要なのか。
これは担当が誰以外にも、管理をしていなければいけない。

(電気の鍼をするためのパルス治療機)

不妊治療や、美容鍼、神経痛、慢性疼痛などには当院では鍼に通電を行いますが、この機械なんかもしっかりと確保する必要があります。
これは十分に備えているので、なかなか足りないということはないのですが、
鍼灸院の成長の時期によっては足りないとなる時期がありました。

(駐車場)

流れを管理する中で、ついつい忘れがちになるのが駐車場の問題です。
誰がお車で来院されて、駐車場を利用するのか。
(コロナ禍は、車での来院の方多いため満車の際には近隣の駐車場をご利用いただいております)

この車の状況によっては、1階まで辿りついているにもかかわらず
鍼灸を行うことができず遅延が起こる。

その遅延は、また取り戻すには時間がかかり、次の患者さんへ連鎖するように影響が起きてしまう。

このように、一つの流れは、次の流れの影響を与えることから、丁寧に取り扱う必要がある。

コロナ禍は待合室でも他の患者さんと一緒になる時間はなるべく短い方が良いのではないかなど色んな配慮をする必要があったので、
とにかく丁寧に流れの管理を行なっています。

鍼灸師の個性を活かす

私たちは5名の鍼灸師がいますが、今までは、鍼灸師が予約の電話が鳴れば取り。
お会計に走り、次の予約を受けてお帰りいただく。

もういったり来たりで、どうやって目の前の患者さんに集中すればいいのかという成長痛のような時期がありました。

今はそこに福地弓子が中心になって、電話予約や受付周りをアルバイトの仲間と担ってくれています。

これで鍼灸治療に集中できる状態になる。

また、担当が決まっている方、そのタイミングによって鍼灸師が変わりながら治療を行なったりしています。

自分でいうのも何ですが、いい鍼灸師と働けているなぁと思っています。

ありがたいことです。

「真面目、勉強熱心、一生懸命」

これって、当たり前のようで、毎日することは非常に難しい。
誰もがサボりたい時もあるし、今日はゆっくりしたい日もある。

私は、これも日常の中のテンションや健康の流れだと思っているので、
出勤とかできるだけわかりやすい形で固定をしたい。

コロナ禍はそれでもコロナ陽性にもなるし、濃厚接触にもなるし。
家庭がある人間は、家族が濃厚接触の影響も受けるし、職場、学校色んな影響が重なって揺さぶられる。

その中で、どう安定させるか。
色んなところで、みんなが踏ん張ってくれたことが思い出される。

経営者の未熟さで、不安にさせたことも何回もある。

自分はまだまだだなぁって。
余談ですが、フルマラソンの挑戦する時間は、ほぼ仕事のことを考えるための時間で、
無心で走るとか全然経験できてないです。

 

本番はこれから

仕事の量や、人の流れをコントロールをしながら診療の質を向上させて結果を出すということに関しては、一定数の土台ができてきました。

これからこの土台を活かして、鍼灸治療を行なっていく際の制約になってくるのが情報をどう得て、どう患者さんに活かすか。

有益な最新の研究情報を取りにいくこと。
臨床研究に参加して成果を報告していくこと。

その経験を経験していないものへどう伝えるのか。

その有益な治療をどう患者さんへいち早く還元してこれまで以上の成果を出していくのか。

この情報の流れ、経験する速度、価値を提案し、その価値を実感していただくまでの時間をどう短くしていくか。

これはとても一人の鍼灸院ではできる規模感の話ではないので、
それぞれの仲間の適正を活かしながら、適材適所でチームとして鍼灸院を作っていきたいと考えています。

この情報もやっぱり流れ。

文責:遠藤彰宏

当院で治療している専門分野


男性不妊のための鍼灸治療

造精機能を高め精子の数と運動率の向上へ


椎間板ヘルニアによる
「痛み」「痺れ」を改善

mRIで見つかる異常とのギャップ
局所炎症を改善

 


ぎっくり腰・急性腰痛

鍼灸こそがぎっくり腰に対する
最高の治療

 1-2 回の治療で改善


「膝痛」「変形性膝関節症」

変形の程度と膝の痛みは比例しない
滑膜の炎症を抑える

 


「四十肩」「五十肩」

それぞれの時期に合わせて
「治療」や「リハビリ」を指導

 

電気を流す美容はり

「全身の調整」×「美容はり」
田中はり灸療院のSpecial

 

逆子の鍼灸治療

 エコーを使って胎児の位置を確認

 

突発性難聴の鍼灸×レーザー照射

内耳循環に集中させ改善を狙う
聴力固定までに行いたい
耳鼻科との併用療法

顔面神経麻痺「Bell麻痺」「Hunt症候群」

顔への適切な指導とリハビリの徹底

 


耳鳴りに対する鍼灸治療

「内耳」×「自律神経」×「認知行動療法」

STAFF
早く行きたいなら一人で行きなさい。
遠くへ行きたいならみんなで行きなさい

 

#1
遠藤真紀子
CEO
(代表取締役社長)
はり師
きゅう師

#2
遠藤彰宏
CDO
(最高デザイン責任者)
はり師
きゅう師
あん摩マッサージ指圧師

#3
竹永百華
はり師
きゅう師

#4
岩佐ゆかり
はり師
きゅう師
歯科衛生士

#5
小坂知世
はり師
きゅう師

#6
福地弓子
Cabin attendant


#7

中林まゆみ
鍼灸学校学生