鍼灸院に必要なチームとは何か

鍼灸院に必要なチームとは何か?
福岡を代表する老舗鍼灸院の新たな挑戦

みんながこれまで何かしらのチームに所属した経験があるし、「良いチーム」「悪いチーム」「良いグループ」「悪いグループ」なんかしら特徴を言語化することはできるはず。
でも、その過程であったり、チームを意図的に作っていくのか。
そこにお作法があるのか、ないのか。
私自身は、この鍼灸院を私と妻の2人体制という「個人の治療者」という鍼灸院を引き継ぐつもりもなかったし、
「プロフェッショナルな個人の集団」という個と個を集めた鍼灸院を創るつもりもない。
漠然としているし、「抽象的だがチームとして機能する鍼灸院」
それが「早くいきたいなら一人でいきなさい」「遠くへいきたいならみんなでいきなさい」や「オーケストラのような鍼灸院」という表現の中でも意識しているイメージです。

今いるメンバーを採用した私がいうのも何ですが、最高のメンバーを集めていて、このメンバーで機能しないのならそれは仕組み、デザインの問題であり、個人の問題ではない。
もしその問題が唯一誰の責任なのかといえば個人が「その機能(チームとして機能する)を設計、実装できていない私の責任です」

どこに自分が目指す鍼灸院のヒントがあるのか。
「制約」に集中するという行動指針を持っている中で、今このタイミングなら研修に参加したら効果が最大化できるのではないか。
そんなことを考えながら仲山進也さん 長尾彰さんのTBP(チームビルディングプログラム)に参加をしました。

申し込みをした当時の紹介文です。

 このプログラムは、「チームワークが機能している集団」をつくるために必要な考え方を体験と対話を通じて学ぶ実践プログラムです。
2007年に「楽天大学チームビルディングプログラム」としてスタートし、2018年からは一般公開で実施、これまでに27期で500名近くの方が参加してくれています(リアル版のみの数字)。
2020年から「リアル版」は開催を見合わせていましたが、仲山・長尾がライフワークとして情熱をもって取り組んでいたこのプログラムを4年ぶりに再開します。

プログラムの概要

チームビルディングプログラム@リアルは、「今いるメンバーで『大金星』を挙げるチームの法則」を理解することが目的です。
参加者が「体験を通じて学ぶ」ことを軸に、「チームの成長ステージ」を体感するとともに、チームビルディングに必要な「5つの力(凸凹力、1.1力、予測力、アシスト力、気づき力)」を理解し、チームワークが生まれるメカニズムやチームビルディングの具体的な方法を体得します。
「指示命令型のトップダウンによる組織づくり」とは異なる、「メンバーの協働や自主的・主体的な行動を促す支援型の組織づくり」のエッセンスを体系立てて学べるのが特徴です。

対象はチームビルディングの
解像度と抽象度を上げたい方

対象は、経営者、マネジメント職、チームリーダー、プロジェクトリーダー、店長などの仕事をしていて、

・指示命令がなくても、自分たちで考えて動けるチーム
・正解がない仕事を、面白がりながら試行錯誤できるチーム
・相互に信頼でつながっているチーム
・ひとつの生き物のように機能するチーム

をつくりたいと考えている人です。

「チームワークが機能している状態」について「解像度」を上げつつ、どんな種類の集団にも応用できる「抽象度」で俯瞰的に理解したい方、体験を通じて自身の理想のチーム状態を確信したい方を募集します。

主宰者より

【長尾メッセージ】
コロナ禍を乗り越え、私の働き方も変化しています。この変化の中で、「チームのつくり方」もアップデートしていく必要があります。
「丁寧に計画を作成、メンバーに周知して優れたリーダーのもと、目標と現状のギャップを埋めていく」というこれまでのやり方が本格的に通用しなくなりました。
そのかわり、「新しいやり方」を探究することで、大きな可能性を手に入れることもできるようになります。
このプログラムを通じて僕が伝えたいことは2つあります。
1つめは、外的環境が大きく変わったときに、やり方は柔軟に変えていく必要があるけれど、基本原則や大事にすべきことは「人が関わることにおいて変わりない」ということ。
テクニックや技術、Tipsやハックはその時々で変わっていくけれど、人々が集まって何かを成し遂げる過程で必要とされる根源的なことは変わりません。考え方や物の見方を知っておくと、外的環境が大きく変わっても(ハイブリッドな働き方が増える環境になったとしても)チームづくりに迷うことがなくなります。
2つめは、このプログラムで学べることは、どんな組織や集団でも適用することができるということです。
体験を通して学ぶことで「なるほど、チームというのはこうやってつくっていくものなんだな」という実感を得ることができます。
実感を得た学びは適用範囲が広がるので、社内のチーム作りに留まらず、取引先や社外の人、社外であなたが所属している組織や、家族や身近な人たちとの関係にもあてはめることができます。
先行きが不透明で、このままではダメなことはわかっているけれど、なにから(どこから)手をつけていいのかがわからなくて不安を抱えたままでいるより、「チームのつくり方」を時間をかけて体系的に学ぶことであなた自身の「これからのこと」を考える機会に身を委ねてみませんか。

【仲山メッセージ】
 組織開発ファシリテーターである長尾彰とのコンビで「チームビルディングプログラム(TBP)」を開催するようになったのは、2007年です。もともとは、リアル空間で体を動かす共同作業(アクティビティ)を通して、「チームワークが機能するとはどういうことか」や「チーム化が進むプロセス」を【体感として】学べるのが大きな特長の一つでした。言い換えると・・・「濃厚接触がウリ」だったので、コロナ禍によって開催がむずかしくなってしまいました。
「それなら完全オンラインを前提に、イチから設計し直そう。ちょうどいいのでリアルTBPよりも言語化が進み、解像度も上がるものにしよう」と試行錯誤を重ねた結果、オンラインの強みを最大限に活かすカタチの、別の意味で「濃厚」なプログラムができました。
「体感重視」のリアルTBPと、「言語化重視」のTBPオンラインの両方を経験した人はまだ少数なのですが、おかげさまで「両方やるとめちゃめちゃ理解が深まる!」との声をいただいています。
というわけで、リアルTBPが再開しても、オンラインTBPと並行していくカタチで進めていくことにしました。
ただ、リアルTBP再開に先立って、某所でリアルのアクティビティを試行したのですが、やはり「体感を通した学びはパワフルだな」と再認識しています。特に、ふだん「頭で考えるタイプ」の人には刺激・学びが大きくなるようです。
「リアル再開、待ってました!」「オンラインを修了したので次はリアルで!」という方、お待ちしております。

こんな問題意識を
お持ちの方を募集します

●メンバーはみんな、がんばってくれてはいる。ただ、自分の仕事の範囲を超えてまで積極的にやろうとする姿勢が見えない(言われたことしかやろうとしない)ことに物足りなさを感じる。
●リーダーが自分で築き上げてきた仕事のクオリティを下げることはできないので、メンバーには任せられない仕事が多い。
●会社の成長とともに、ベテランと新人の意識のギャップが大きくなってきた。
●メンバー同士が積極的に議論するような社風にしたいが、みんなおとなしく、ミーティングでも発言が少ない。
●リーダーである自分が現場で奮闘しなければ、チームの目標が未達になってしまうことがある。
●なんとか結果は出しているものの、メンバーの入れ替わりが激しく、今のやり方に問題があるのではないかと不安になることがある。
●スタープレイヤーがマネジメント職に昇格すると、イケてないマネージャーになる。
●役割分担を明確にし、合理的な目標を与えているのに、思ったようにはパフォーマンスが上がらない。
●会社の業績は悪くないが、リーダーの右腕になる人材がなかなか育ってこない。
●朝礼をやっているが、どうしても伝達事項の一方的な共有がメインになりがち。
●仕事を楽しめる会社にしたいのに、みんな淡々と働いている雰囲気がある。

終わったときのイメージ

「かなり軽く、柔らかくなっている」
「メンバーにイライラすることがなくなっている」
「メンバーが何を考えているかわからないという不安がなくなっている」
「自分にできることがまだたくさんあった、と感じている」
「新しい仕事のやり方や新しい事業にチャレンジしたくなっている」
「強制や矯正によらない、一人ひとりの個性を活かした組織をつくりたくなっている」
「これまでトラブルやピンチだと思っていたことが、絶好のタイミングやチャンスだと思えるようになる」
「社外の人とのコラボ(共創)がうまく進められるようになっている」
「コミュニティのつくり方もわかるようになっている」
「人を信頼したくなっている」
「組織についての不安が減って、週末が充実する」
「月曜日が待ち遠しくなる」

プログラム内容
(主なキーワード)

チームの成長ステージ
・心理的柔軟性と心理的安全性(フォーミング体質の抜け出し方)
・ストーミングの解像度を上げる(試行錯誤体質のつくり方)
・対話的な合意形成アクティビティ(異なる意見のすり合わせ方)
凸凹力
・強みの活かし方(資質のポジティブ発揮・ネガティブ発揮)
・人はみんな違う(判断=価値基準×入力情報)
1.1力
・互いをポジティブな状態にし合うコミュニケーション
・モチベーションコントロール
予測力
・予測可能性を上げるには(共有のしかた)
・判断=価値基準×入力情報
・課題=理想ー現実
アシスト力
・他人の仕事を手伝う
・自分の仕事をやりきる
気づき力
 ・ギャップの上手なつくり方(課題=理想ー現実)

実際に参加してみて

 

このメンバーで実際に会ったのはたったの5日間です。
でも、各日程の間には一緒に宿題と向き合いながらお互いのことを知り、知ろうとした時間があり確実に「チーム」へと変わりました。

プログラムの中でも紹介されていたのは、「いいチームをつくることが目的ではない」「いいお題がチームをつくる」
このメンバーと仲良くなることが目的でこのプログラムに参加したわけではもちろんないにも関わらず、良いお題によって自然とチームになっていく。

ようやく足りなかったピースが埋まって、やりたい未来へ繋がる一歩を踏み出せる。

「穏やかなストーミング」「委ねる、支える」
もっともっと人に優しくなってチームと共に歩を続ける。

未来が楽しみになる大切な時間でした。

(文責:遠藤彰宏)

STAFF
早く行きたいなら一人で行きなさい。
遠くへ行きたいならみんなで行きなさい。

#1
遠藤真紀子
CEO
(代表取締役社長)
はり師
きゅう師

#2
遠藤彰宏
CDO
(最高デザイン責任者)
はり師
きゅう師
あん摩マッサージ指圧師

#3
竹永百華
はり師
きゅう師

#4
小坂知世
はり師
きゅう師

#6
辻尚美
はり師
きゅう師

#6
福地弓子
Cabin attendant

#7
髙田良子
受付/事務
当院で30年勤務
どんなに昔の方からお電話をいただいても
「〇〇さんお久しぶりですね」
この安心感に私たちは支えられています。
当院のレジェンド。