腰椎椎間板ヘルニア
鍼灸×スーパーライザー

はじめまして、田中はり灸療院の遠藤彰宏です。

腰や下肢に痛みやしびれがあり、その原因は「腰椎椎間板ヘルニア」と診断され、病院での薬と牽引や電気治療、リハビリ等を受けるが症状は改善しない。
手術をする程ではない。
手術を選択されているが、迷っている方。
手術しか方法がないと考えている方。

当院を受診する神経痛の方はこのように、すでに他の治療を受けているが改善しない方が(重症度の高い方)が多く、当院では鍼灸とスーパーライザーを併用した治療を行います。

鍼灸治療は初めてという方
鍼灸治療をすでに他で試してみた方

こんなに良い治療なら、
「もっと早く来院すればよかった」
でも「今知ることができてよかった」

これは、鍼灸治療が患者さんの第一選択ではない治療方法だからいただく声ですが、
患者さんの心境をよく表していると思います。

「知識」×「治療」×「経験」
これを掛け合わせた時に、
私たちにしかできない治療があります。

どうぞ安心してご相談ください。

田中はり灸療院 遠藤彰宏

 

社会と共に生きる


患者さんの健康を守るため。
スタッフの健康を守るため。
社会を健康に保つため。

COVID-19と共存しながら、どう生活していくのか。
私たち自身もしっかりと考えながら
そして、社会環境に適応しながら
診療を継続していきたいと思います。

田中はり灸療院 一同

 

どんな経験をしてきたか

鍼灸学校を卒業後に、故米山榮先生(神経内科医,はり師,きゅう師)の三重県四日市市にあった米山クリニック(神経内科医院,鍼灸治療室併設)で研修を許されました。
その中で、椎間板ヘルニアや各種神経痛の患者さんや神経内科疾患、内科疾患、整形外科疾患と幅広く学ばせていただきました。

自分の未熟さのあまり、その時に吸収できることには限りがある中で、
「今わからないことでも、教科書で学んだだけの知識と、実際にこの目で見た経験。これは大きく違う。」
「今後の人生に役立たせなさい。」

そういって「種」をたくさんいただく貴重な研修時代を20代前半にさせていただきました。

 

「神経内科での研修」

大阪から四日市へ通う中で、いつも持ち歩いていた本がこの『ベッドサイドの神経の診かた』(南山堂)です。
この本を片手に、教科書に書かれていることと、故米山先生の診察、治療を研修させていただきました。

具体的には、
現在、皆さんが普段受けている薬物治療によってどんな変化が生まれるのか。
故米山榮先生のクリニックでは鍼灸院を併設していたため、鍼灸治療で椎間板ヘルニアによる神経根症の神経痛に対して痛みやしびれがどう変化していくのか。
手術を必要とする患者さんはどんな特徴があるのか。
手術を受けた結果どんな変化が生まれるのか。

「病歴」と「身体診察」の大切さ

神経内科医は患者さんの「病歴」と「身体診察」を大切にします。

画像所見(レントゲンやMRI)が診断にどれだけ寄与するか。
言い換えると、その検査の重要度はどれだけあるのか。

私自身も衝撃でしたが、画像検査単独でみると、それ自体は患者さんが考えているよりずっと低いことがわかります。

病歴と身体診察を行った上で画像所見があるのか。
画像所見を先に撮ってから、何が起こっているのか考えるのか。

「遠ちゃんこの二つ違いわかるか?」
「病歴と身体診察をした上で、どこに悪さがあるか予想して画像を診ることが大切。」

だからこそ当院では、椎間板ヘルニアの患者さんを
「丁寧に問診をすること」

その上で身体診察を行い、
「神経が正常な働きをしているのか。」
「異常があるのか。」
「異常があるとすればどの神経の高さなのか。」

(打鍵槌 5.07モノフィラメント 音叉128c メジャー)

当院では神経内科医が使用するハンマー(打鍵槌)を使用し反射を診ていき、正常、異常を確認していきます。
神経が正常な場合でも、腱反射の欠如や消失があるため、左右対称かどうか。
再現性があるかどうか。
病歴や他の身体所見と比較しながら、総合的に判断していきます。

腱反射(tendon reflex):深部反射(deep reflex)
腱反射は、腱や骨の突端を急に叩くことによって引き起こされるもの。

 

腱反射の異常
腱反射の亢進反射の中枢より上位にあることを推察
腱反射の減弱or消失反射弓に障害があることを推察

 

また、筋肉の痩せがないのかメジャー使って左右に差がないかを確認する。
感覚障害(しびれ)をみるためには、筆やティッシュを使用して異常の有無を確認していきます。
鍼がどれだけ上手なのかを比較することは難しいが、神経痛を治療する際に、問題がどこにあるのかを見つける力が、他の鍼灸院とは圧倒的に異なります。

『鍼技術論』
米山榮

米山榮,米山由子『鍼技術論』
(医道の日本 681号 2000)

私たちは、故田中正治、遠藤真紀子、遠藤彰宏は、大阪で故米山由子先生(米山榮先生のお母さま)の鍼を受けて、鍼を学びました。

故米山由子先生の鍼は、「今日は、技術を盗むぞ!」と意気込んでいるにも関わらず。
心地良い鍼の感覚に包まれて、いつの間にか寝てしまいます。

これは、私だけではなく、涎を垂らしながら鍼を受ける方。
治療後には、来院前の苦悶の表情から、明るい笑顔に変わっていく。

この鍼は、神経生理学的にどんな治効理論があるのか。
技術は伝承し、再現可能なのか。

この文章は、研修時代だけではなく。
今尚定期的に、読み返す文章ですし、当院で一緒に働く仲間は、全員が一度は必ず触れる文章。

「鍼の技術論」私たちが鍼で再現したい世界は、この中に詰まっている。

神経根症の適応・不適応
境界はどこにあるか

神経の主な症状として『痛み』、『しびれ』(正座をした後のようなびりびり)、『筋力低下』(なんだか握力が弱い)、巧緻障害(ボタンを留めにくい)麻痺(筋肉を動かせない)といった症状が起きる。

その中でも上記図の左から水色の部分『知覚障害』は、しびれた感じがあるような気がする(自覚的)、実際に検査をするとしびれが確認できる(他覚的)
症状も水色が濃い程軽症のケースが多く、改善も早い傾向にある。その方々には、筋肉の症状はない。(この筋肉のラインに沿って痛い!という訴えはあるが、実際には神経の痛みのため、筋症状はない)

一方で、水色から赤に変わり、筋症状が出現すると「筋力低下がある」(力が入りにくい状態)からさらに筋肉が痩せて細くなってくる(萎縮)がある場合。
より赤色になる程症状は強くなり、筋萎縮が完成する時間にもよるが、急性に筋萎縮が完成する症例(時間的なスピードが速い)では、私たちの関われる域をすでに超えてしまい専門の医師に判断を委ねるしかない。

当院を受診される多くの方は、痛み+他覚的な知覚障害の方が多く、
痛みとしびれで悩んでいる方の治療成績は良。

鍼灸治療は痛みに対して特に直後効果があるため、非常に喜ばれています。

頚椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニア
「しびれの改善の違い」

同じように「椎間板ヘルニア」を想定した場合に、頚椎椎間板ヘルニアのしびれは改善可能なのに対して、腰椎椎間板ヘルニアによるしびれは、残る。

病歴の長さや重症度によって異なることがある中で説明をさせていただかなければいけないが、この傾向は明らかである。

そのため、腰椎椎間板ヘルニアの方へは痛みを取ることを目標に治療を行うが、しびれは薄くなれば良好で、しびれ0を目指してはいけない。
その理由としては、腰椎の神経周辺の栄養血管と頚椎の神経周辺の栄養血管の合流の量によるためであり、腰部は解剖学的に弱い。

「腰椎椎間板ヘルニアでの鍼灸治療の目的は痛みを改善し、日常生活をとり戻すこと」
これは患者さんの期待値と、鍼灸治療で可能なことの差を可能な限りなくすために、先にご理解いただきたいです。

田中はり灸療院
伝統的に得意としてきた
「神経痛」

当院は、初代田中謹悟、2代目田中正治が頚部、腰部の治療を得意としていたことから、
それぞれの患者さんの原因や病態によって、豊富な鍼治療の解決方法を持っています。

臨床鍼灸これは、故田中正治が長年会員であった日本臨床鍼灸懇話会で『臨床鍼灸 Vol.34 No.1 田中正治の追悼号(2019.1)』を発刊していただきました。
故田中正治が昭和45年より鍼灸の世界に入り、大阪時代に米山鍼灸院で米山博久先生、由子先生と出会い、また金沢では多留淳文先生と、鍼灸学校や、学会を通じて多くの仲間と出会いどんな鍼灸人生を歩んできたのか。

その中の一つに、「頚肩腕痛」として日本臨床鍼灸懇話会や、全日本鍼灸学会で「頚肩腕痛班」に所属しながら、臨床を積み上げていきました。

故田中正治の臨床は決して個人の「技」の世界ではなく、『「知」を積み上げていく中で「技」を編み込んでいく』。
そんな臨床をしてきたこともあり、私たちに再現できる知識体系と再現方法を遺してくれました。

田中謹悟 田中正治
2人が遺した
「田中後頚点」

刺鍼基本テクニックのマスター教本より

日本臨床鍼灸懇話会発刊の『刺鍼基本テクニックのマスター教本~木下伸一から学んだ子弟教育~』の中で、「田中後頚点の刺鍼テクニック」と題して以前、日本臨床鍼灸懇話会の全国集会で発表した内容を加筆して掲載していただきました。

「後頚部に経穴がないのはなぜか」
これは、田中正治と、木下伸一先生が二人で学生時代に交わした会話です。

「長い鍼灸の歴史の中で、経絡経穴図の中に表記されていない部位が存在するが、ここって鍼灸治療の有効な場所になり得るんじゃないか」
「うちの親父は、この部位に治療をしてくれたことがあるから、経穴はあると思っていたが、ないのか」

そんな若い二人の臨床への疑問と共に、治療点を評価、追試、発表を繰り返して、今の臨床で私たちは活かしています。

私が現在、椎間板ヘルニアを治療で成果を上げることができているのは、二人の恩師 故米山榮先生と故田中正治のおかげです。
「治療方法については、何一つ開発はしていない」

そういってもいい程、二人の師に財産は素晴らしいと思っています。

では、今私は、どこに注力をはじめたのか。

 

椎間板ヘルニアについて

脊椎の画像一度ここで、「椎間板ヘルニア」の解剖学的な説明をしていきたいと思います。

脊椎は脊椎椎体骨が連なって関節を構築します。

椎間板の説明図1つ1つの椎体の間でクッションの役目をしているのが、椎間板(上図 水色)です。
椎間板髄核、線維輪
中心部にあるゼラチン状の「髄核」とコラーゲンを含む「線維輪」この二つで、椎骨にかかる衝撃を吸収します。

椎間板ヘルニア説明図その椎間板が何らかの原因で飛び出してしまった状態(図中 赤部)が「椎間板ヘルニア」と呼ばれる状態になります。
椎間板が神経を刺激すると、頚椎の椎間板ヘルニアでは上肢へ痛みとしびれが起き、腰部の椎間板ヘルニアでは下肢の痛み、しびれを引き起します。

『ヘルニア』
広義には臓器または組織の全体あるいは一部が、体壁や体腔内の裂隙、凹窩部や、組織の欠損部を介して、その正常の位置から逸脱、突出した状態と定義され、突出が体外に向かう場合は外ヘルニアで、体腔内で他の部分に向かう場合には内ヘルニアといわれる。(『医学大辞典』第18版,南山堂,2004)

腰椎椎間板ヘルニアについては,1857年にVirchowより病理学的報告が出されたことに始まり、その後,1911年のGoldthwaitにより臨床報告がなされ、日本では1932年に東の報告『椎間軟骨結節による脊髄圧迫症並びにその一手術例』が最初とされています。

1934年にMixterとBarrによる腰椎椎間板ヘルニア手術の発表がなされて徐々に世の中に広まりました。

このヘルニアに関する説明は、これまで皆さんが主治医の先生やセカンドオピニオンの先生に言われた内容や、ご自身でWEBや書籍を調べた内容にもあるように、椎間板ヘルニアの一般論になります。

椎間板ヘルニア
診断基準

 

1. 腰痛・下肢痛を有する(主に片側,ないしは片側優位).
2. 安静時にも症状を有する.
3. SLRテストは陽性(ただし高齢者では絶対条件ではない).
4. MRIなど画像所見で椎間板の突出がみられ,脊柱管狭窄の所見を合併していない.
5. 症状と画像所見が一致する

「日本整形外科学会診療ガイドライン委員会/腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン策定委員会:腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン 改訂第 2 版.1,2011,南江堂」

なぜ当院の治療で
回復するのか

ペットボトルの中にある液体を外に出す際に、流出するスピードや、量はペットボトルの首の部分に影響を受けます。
この部分を「ボトルネック」と呼びます。

このボトルネックは、椎間板ヘルニアに例えると、元々同じ寸胴の円柱だった神経が、椎間板の膨隆により神経が圧迫を受けた状態。
この膨隆を取り除くことで、ボトルネックは解消され神経症状は改善するという説明が手術の説明ではありますが、

ペットボトルの液体を外に早く出すためには、ボトルネックの口径を大きくする以前にできることがあります。

それは、ペットボトルを円を描くように、回旋させて、中の液体に渦を作ることで、外に流出するスピードが上がること。

さらに、ストロー差し込み、空気を流入すると、液体の流出量は、さらに拡大をすることが可能です。

手術をする前に可能なことがある。
サイズを変える前に、そのままの状況で機能を回復することは可能だ。

鍼灸は、このストローのように新たな機能を生み出すこと、「鍼灸がなぜ椎間板ヘルニアの方が改善するのか?」
という私自身の今の考えです。

鍼灸を学びながらも、鍼灸をどうやって説明できるのか。
鍼灸は「機能デザインだ」そんな仮設を立てながら、デザインについて学ぶ中で、このような説明が生まれてきました。

私がやりたいことは、これまでの鍼灸の中に治療効果だけではなく。
わかりやすさを。

そんな治療についても、鍼灸の説明についても、こんなWEBの記事の中にデザインを取り入れていることは、
唯一私自身がこの鍼灸院の中でやり出したことです。

その結果。
「おーこの説明なら、たしかに治りそうだ。」
「病院の先生よりもわかりやすい」
「今日話が聞けて安心できました。」
そんな声を治療以外でもいただけるようになりました。

その治療に根拠はあるのか?

腰椎椎間板ヘルニアと疼痛

腰椎椎間板ヘルニアは,変性椎間板組織周囲の炎症に起因する神経根性疼痛を主症状とする疾患である.この神経根性疼痛の発現機序について,椎間板組織自体がサイトカインやプロスタグランジンE2(PGE2)などの化学物質を産生し,これが疼痛誘発物質として重要な役割を演じることが報告されている.

(安藤則行 ほか: 変性腰部椎間板の免疫組織学的及びRT-PCR法による検討― サイトカインと椎間板の変性について―.日整 会誌,68:1571, 1994. )

鍼灸やスーパーライザーでやりたいことの一つとして、この炎症に関わっている椎間板の付近に治療を行うことで、炎症を抑えていくことを一つの目的としています。
炎症が起き、その周辺で腫れが起こり、神経を圧迫する。

この炎症を取り除く、腫れを抑えることで、神経に対する除圧をする。
そこに症状の改善を狙っていきます。

腰椎椎間板ヘルニアの退縮

腰椎椎間板ヘルニアの退縮は、無機質な椎間板に血管新生によって炎症が惹起され、サイトカインの作用で様々な酵素が誘導されて腰椎椎間板ヘルニアを分解するために生じる。
解説:椎間板ヘルニアが生じると生体反応としてその周辺に血管新生が起こり、活性化したマクロファージを中心にリンパ球などが浸潤することによって炎症が惹起され、TNF(tumornecrosis factor)-αなどの炎症性サイトカインの作用で様々な酵素が誘導されて椎間板ヘルニアを分解すると考えられている。ヘルニアが退縮に要する時間については明確にした報告はないが、2~3カ月で著明に退縮するヘルニアも少なくないとされ、特に大きなヘルニアや脱出型のヘルニアでは退縮しやすいとされている。
(日内会誌 105:2210~2214,2016)

椎間板ヘルニアでは自然退縮が起こることがわかっていますので、前述の痛みを取ることを目的としながら、自然退縮の可能性を探っていきます。

「この探っていきます」という表現には、少し弱い印象があるかもしれません。

「鍼灸治療で椎間板ヘルニアの退縮を促す」「鍼灸治療で自然退縮の期間が短縮する」というエビデンスは、立証されていません。
当院の治療の主たる目的として、痛みやしびれを改善させることに重点を置いていますので、炎症を抑えることを第一に、退縮に関しては自然な退縮を期待しています。

 

私が大切にしている
椎間板ヘルニアに対する
診察と治療について

image88“痛みの原因はどこにあるのか” “鍼治療で痛みを改善することは可能なのか” を考える上で、重要になってくるのが5つの要素です。

すべての始まりは
患者さんを知ること

「私たちは、症状だけではなく患者さんご自身のことを知りたい」
患者さんごとに異なる「物語」をお持ちです。

椎間板ヘルニアにどれぐらいの期間、悩まされてきたのか。

数週間の方、数か月の方、数年、何十年という方もいます。

その患者さんごとに異なる「物語」を知るために、ゆっくりお時間をとって問診を行います。ぜひ患者さんご自身の言葉で、ご自分の思っている通りにお話しください。

治療は、患者さんの「物語」を一緒に共有するところから始まります。

それぞれの患者さんによって「椎間板ヘルニア」に対する知識や情報量、症状の程度も違います。

鍼灸院は治療時間も長いことが特徴ですので、「普段病院では忙しくて聞けない!」
些細なことでも結構ですので、どうぞお気軽にご相談ください。

(問診)
・症状がいつから起こった
・何か原因となるきっかけがあるかどうか
・どこに痛みやしびれがあるのか
・症状はどの程度(重症度)
・膀胱直腸障害の有無

その上で、

(身体所見)
・反射の異常の有無
・筋肉の痩せ・筋力低下の有無
・痛み・しびれの範囲

探偵が犯人を探し当てるように、情報を集めていく必要があります。

分析

集められた情報の中で、
「椎間板ヘルニアの存在は考えられるか」
「椎間板ヘルニアが原因で症状は出ているのかどうか」
「椎間板ヘルニアが原因なら、どの高さが問題なのか。」

この段階では、犯人を見つけだしているとはまだいえません。
でも、この症状があるなら、犯人はこの可能性が高い!
それなら、それ以外の可能性はどの程度なのかを推察しています。

この時点でこれは犯人だ!と考えてしまうと脳の中は思考を停止してしまい、まるで船舶が港に停泊するために錨(イカリ)をおろすような状態になるため、
ここではあらゆる可能性について考えます。

最適を探す

「最適を探す」という意味では、「鍼灸治療で何ができるのか」についてももちろん考えます。
例えば、患者さんによっては専門の病院を受診していただく必要はないか。
セカンドオピニオンで、この先生を訪ねていただく必要はないか。

医療の中での鍼灸を考えたとき、私たちにはできること、できないことがある。

その中で、「患者さんに必要な最適とは何か」を考えていきます。

ここで、一人の患者さんを紹介します。
今から15年前のまだ鍼灸学校を卒業して、米山クリニックでの研修がはじまった頃に出会った患者さんです。

この方は、頚椎椎間板ヘルニアが原因で、上肢に痛み、しびれ、弱い筋力低下がありました。
クリニックでの薬物治療と、数回の鍼灸治療をした際に、まだ痛みは変化なく筋力が少しずつ低下を認めました。

この方と同じぐらいの症状の方もたくさん来院されていましたが、
誰一人、同じレベルの症状で手術をする方はいなかった中、この方には「〇〇さん。今回は手術を検討する必要がある。」
「自分が普段手術をお願いしている先生に紹介状を書くから、その先生の診察も受けて検討しましょう。」

この患者さんと出会うまで、手術に対してはどこか明確な線引きがあって、この境界を超えると「手術をする」「手術をしない」に分かれるような、そんな幻想を抱いていました。

確かに明確な線引きがあるには、あるんです。
膀胱直腸障害といって、脊髄を刺激されている症状が出た際には手術をする。

この線は確かに存在している。

では、今回の患者さんはなぜ手術という選択が必要だったのか。

これは、この方の職業にありました。
「消防士」

初診の時点で「弱い筋力低下」
その後の数日の経過で、「筋力が少しずつ低下」

「このまま手術をしなければ仕事に復帰することが難しくなる」
そう考えての手術でした。

一般の方であれば、多少の筋力低下は日常生活には一切支障がでないので、手術をしない。
だが、消防士はそうはいかない。

「患者さんごとに異なる最適」

強くこの言葉を認識した、忘れることができない症例です。
だからこそ、目の前の患者さんにとって何が必要なのか。

鍼灸院に来ることで何を提供できるのか。
自宅でできることはないのか。

様々なことを考えて最適を見つけ出します。

当院でも「椎間板ヘルニアは関係なかったですね」と言えるような速やかに改善する症例、「手術が回避できた症例」「病院を紹介する必要がある症例」など様々な症状のレベルの方が来院をされます。
これまでの経験も含め、しっかりと診察、治療をさせていただきますので、椎間板ヘルニアを患い悩まれている方はご相談いただけたらと思います。

治療について

当院の治療は鍼治療+SUPERLIZER(近赤外線治療機:東京医研)でよりやさしく、より再現性のある治療へと進化

痛みのない鍼は
日本人の感性が生み出したもの

鍼治療で使用する「はり」は、先が注射針よりもずっと細く、皮膚に滑り込むように刺さっていくため、刺激が少なく痛みを感じにくい特徴を持っています。

また、鍼を刺す際に「鍼管(しんかん)」と呼ばれる筒状の道具を使うことで鍼が刺入される痛みを抑えられます。筒を使い鍼柄を指先で軽く叩けば、鍼先が瞬く間に身体に刺さります。

これは「管鍼法(かんしんほう)」と呼ばれる方法で、いつ刺されたか気づかない程です。当院ではこの方法を採用しています。

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鍼は細く尖端は丸い

鍼治療が痛くないもう一つの理由に、鍼の太さがあります。蚊が刺す感覚を痛いと表現する方は少ないように、当院で使用している鍼も非常に細く蚊の口先とほとんど変わらない太さの鍼を用いています。

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小さな赤ちゃんを治療しているのも当院の大きな特徴です。笑顔で治療を受け、笑顔で帰っていきます。
お母さんも妊娠前から鍼治療を行い、妊娠期、出産後のケア(往診)を行い現在はお子様も治療しています。

使い捨て
シングルユース

エイズやB型肝炎・C型肝炎・メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が引き起こす院内感染が大きな問題となっています。

患者さんの血液や体液が注射針などの医療器具に付着し、注射針を誤って指などに刺した医師や看護師が発病するといったケースが多く報告されています。

私たちは、患者さんの身体を守り、私たち自身の身体を守る必要があります。

このような危険を減らすために、当院の医療器具のディスポ-ザブル化(一回使用し廃鍼)を徹底、医療機関の注射と同じ基準で、当院では衛生管理を重要視しております。

SUPER LIZERの併療

当院ではSUPER LIZER(東京医研社)の近赤外線(直線偏光近赤外線療法)を鍼灸治療に合わせて併療しております。
SUPER LIZERは多くの大学病院で、多くの疾患・症状治療に使われています。
①近赤外線は身体の中に一番深くまで届く光です。
②直線偏光処理した光は傷を早く治す力があると言われております。

この二つの特徴を鍼灸治療と組み合わせることで、より効果が発揮されます。

深達性

体内の水に反応しない特殊な光を放出することで、深部の神経節に照射(SGR:星状神経節近傍照射)を行うことで、星状神経節ブロック(SGB)と同様の反応を引き出すことが可能です。

スーパーライザーの周波数帯解説の図

スーパーライザーによる治療の図

①過剰ストレスによる緊張をときほぐす

スーパーライザー星状神経節照射(SGLまたはSGR)によって副交感神経の働きが高まり、リラックス効果が得られます。
これで、ストレスや不規則な生活によって出ていた自律神経失調による症状が改善します。過剰ストレスによる交感神経緊張は、徐々に時に急激に身体に影響を及ぼします。
ストレスに気づいてはいても、対処法が見つからないという方が多いのではないでしょうか?ストレスは生活習慣病のリスクとして極めて重大なものです。生活習慣病を発症しないためにも予防が大切です。

②全身で血流が良くなる

血行を良くする副交感神経に直接アプローチするため、照射が終了して15分後でも血行が良い状態が続きます。
血行が悪い所には栄養や酸素が届きづらく、創傷治癒が遅れ、免疫力の低下、老廃物の代謝も阻害され老化が進みます。
スーパーライザーで手足だけではなく、胃腸などの内臓や脳を含めた全身の血行を良くしておくことは、今ある症状を取り
除くことだけでなく、将来の病気の芽を摘むという予防医学効果もあります。

星状神経節照射後の手と顔の温度変化
150913-0007

 

症例66歳 男性

#1.両側の腰の痛み+右下肢外側の痛み
#2.主訴に伴い長時間の立位が困難
現病歴)約10年前に椎間板ヘルニアの診断をMRI撮影を含め受けている
現在の症状は、約半年前よりゴルフ中に右下肢に痛みを自覚。それ以来、痛みはあったがロキソニンを服用すれば痛みは止まっていたためゴルフは継続できていた。
1月に入り思い当たり誘因なし,冷え込んだことが原因か痛みが強くなる。
ご自宅から1kmの距離が歩行できない。ゴルフをもっと快適にしたい。

所見)
・ラセーグ徴候陽性(神経は多少刺激を受けている可能性あり)
・膝蓋腱反射正常:PTR(左右差なし)アキレス腱反射正常:ATR(左右差なし)
→ラセーグは陽性だが、反射が正常であり重症度は高くない

・筋力低下はない

評価)鍼灸院に来院される「私は椎間板ヘルニアです。」という方でもっとも多いのがこの症例のようなタイプで、症状は確かに長年続いているが、神経の症状はあるものの優しく腰痛が主体。今回も腰痛を含め、腰臀部の治療を継続することで充分回復が望めることをお話しして治療開始。

治療)右腰部(大腸兪、志室穴)、臀部、大腿外側の痛みのライイに鍼を行う

来院当初は、2日に1度治療を行い、痛みの軽快とともに来院間隔をあけ、3週間の治療で治癒。その後は急性の腰痛などで来院はあるものの、神経痛の再発はない。

初診料

 初診料
 一般 2,200円
学生、未就学児 1,100円

 

治療費

治療費
一般治療5,500円
高校生・大学生3,300円
中学生1,650円

 

※価格はすべて税込み価格です
※土曜日・日曜日の診療日の場合には、別途+1,100円頂戴いたします。

 


男性不妊のための鍼灸治療

造精機能を高め精子の数と運動率の向上へ


椎間板ヘルニアによる
「痛み」「痺れ」を改善

mRIで見つかる異常とのギャップ
局所炎症を改善

 


ぎっくり腰・急性腰痛

鍼灸こそがぎっくり腰に対する
最高の治療

 1-2 回の治療で改善

 


「膝痛」「変形性膝関節症」

変形の程度と膝の痛みは比例しない
滑膜の炎症を抑える

 


「四十肩」「五十肩」

それぞれの時期に合わせて
「治療」や「リハビリ」を指導

 

電気を流す美容はり

「全身の調整」×「美容はり」
田中はり灸療院のSpecial

 

逆子の鍼灸治療

 エコーを使って胎児の位置を確認

 

突発性難聴の鍼灸×レーザー照射

内耳循環に集中させ改善を狙う
聴力固定までに行いたい
耳鼻科との併用療法

顔面神経麻痺「Bell麻痺」「Hunt症候群」

顔への適切な指導とリハビリの徹底

 


耳鳴りに対する鍼灸治療

「内耳」×「自律神経」×「認知行動療法」