TOCfE国際認定プログラムを福岡で開催

TOCfE国際認定プログラムを福岡で開催

2023年8月12日から15日の4日間福岡の天神でTOCfE国際認定プログラムを開催することができました。
(主催:教育のためのTOC日本支部

今回は、開催担当マスターは横浜から渡辺正宏さん、事務局兼講師は京都より奥田拓也さん、金沢から坂下美下子さん、私遠藤彰宏の4名で準備をしてきました。

当日のスタッフには、当院から竹永百華、娘の2名
参加者の一人として、辻尚美が参加。

一番左列は、これまでの私のTOCfEとの関わりを図にしてみました。
そこに、当院に関わっている人がそれぞれのタイミングで参加しています。

このTOCfEという思考ツールの使い方は個人に委ねていますが、当院では共通言語として思考ツールが存在して、
対話のツールになっています。

まだまだ自分が頭で描いている理想の状態には、とてもなっていません。
しかし、一番困っている時期にこのツールと出会っていて、よくここまで来れたなという気持ちがあるので、現在地についてポジティブな感情でいますし、
ここまでこれたから、次の夢を見させて下さい。っていう自分の中での次のSTEPだと思っています。

2017年に私が参加した時には、京都で4日間連続で100人規模
2019年遠藤真紀子、竹永百華の参加して両国は4日間連続で20人規模
2019年鹿児島、2019年大阪は2日間✖️2回 20人規模
2021年オンラインは2日間✖️2回

準備の段階で、コロナ禍ということを踏まえて、どんな開催にしたいか。
上記のように幾つものバリエーションがある中で、私が選択したのは「お盆に4日間連続でやりたいです」

これを2月に渡辺正宏さんにお伝えをして準備が始まりました。

誰とやるか

これは自分自身が先にあって、自分の現在の問題点、自分の甘さ、自分の特徴を勝手に自己分析をした中で、誰とやると自分の成長が最大化できるのか。
ですので、鍼灸院にこれまでTOCfEの方々に関わっていただいている中で、「組織においての問題点」に対して「この場面ではこの人にお願いをしたい」
本当、みなさんを贅沢に組織、個々に対する処方箋だと思って助けていただいています。
いつもありがとうございます。

今回は、自分が講師を経験する立場であり、初めて認定プログラムの講師をするっていう中で、初日のロジック・ブランチの講座を担当したい。
その上で、自分に足りない講師としての準備、教科書の読み方、捉え方、届け方 これを誰に教わったら私の学びが最大化して、その影響が参加者に届くのか。

この届くという言葉も、届けたいという気持ちよりも、オセロで色が変わるように、自分が変わることで、隣に影響が伝搬していくような。
そんなことを意識しながら、今の私のタイミングでは渡辺正宏さんだと思って、勝手な片思いです。
自分の自己分析です。
でも、
「何を」自分のこれまでの視点を
「何に」これまでと比較して、より丁寧に事象と向き合い、言葉を紡ぐ
「どうやって変える」渡辺さんの視点、渡辺さんの立場、個人としての渡辺さんを時間を共有して言葉を共有し、理解することで変えていく。

そんなことを意識しながら、大切に準備をしてきました。

講師の準備をしてみて

最近感じていることで、その立場になってみないと見えないことがたくさんあるなぁと。
視点、視野、視座という視点の違いを意識しているのですが、
その高さが変化してきている。
俯瞰して見えるポイントが変わってくる。
まだ、自分の見ている場所と、見たいものの焦点が合いにくいようで、調節がうまくいかない。
もっと高いところから見たかったり。
もっと近くに寄ってみたかったり。

そんなことを「具体」「抽象」という言葉を使って、近づいてみたり、離れてみたりしながら新しい自分と向き合っています。

これまで4回この認定プログラムに関わってみて、教科書をそれなりに読んではいたのですが、
やはり、講師をする立場になってみないと気が付かないところがたくさんあったので、
こういうところに気をつけるのね。ここは解釈分かれそうだ。(分かれても良い)
みなさん講師をするにあたって、こういう準備の仕方をするのですね。

その徹底した準備も今後に役立てていきたいなぁと思っています。

講師を経験して

準備のおかげで緊張も少なく話をすることができました。
準備と、一緒に支える側のメンバーと、参加者の方と、
共通のテキストを使っているけど、共通に流れている「何か」が似ているんだろうなぁ。
なんか調和、ハーモニー、熱量

この場が好きなのは、真剣にみんなが付箋に、人の言葉に、テーマに向き合い熱中して。
話足りないのか懇親会でもずっと話して。
宿題もして。

それでも体力の限界まで話す。

ますますこの活動が好きというのが今の率直な感想です。

一緒に傍楽仲間と参加して

このツールたちの面白いところは、本来は、ツールの使い方、構造を学んでいくのですが、
構造を理解して、ツールを使って行こうとする中で、どうしても日常生活で自分の課題と向き合いたくなる。
だって、それが一番本来やりたいことだから。
道具が目の前にあったら使いたくなる。

でも、自分の課題の大きさとツールの威力にはまだ差があるため、渡された段階の道具は、
すぐに役立つというよりも考える手助けをしてくれるような状態と考えた方が受け入れやすい。
でも、その道具は意味がないかというと、磨いていくとその能力は上がっていくため使い所も変わってくるのが不思議。

このテキストはするめのようなもの。
「噛めば噛むほど」

一つ大きな変化が起きるのは、見えなかった繋がりが見えるようになり、質問が変化をする。
すぐに使えるようになる必要はなく、一緒に考えて、一緒に悩んで、一緒に対話して。
コーチングサイクルの「やってみせる」を先にやるのは自分の役割だし、
色んな形で見える化してコミュニケーションを図る。

課題の先の目標があるから一緒にできて。
一緒に歩みたいから情報を共有して。
お互いの過去の経験も含めて、今どんな考えがあるから心理的懸念が登場して、
その懸念もルールとしてチェック機能を働かせる。

クリティカル・シンキング(批判的思考) 科学者のように考えるいうところで大事なことは相手を批判していない。
その言葉の意味や存在、論理に対してまだしっくりきていないから教えてください。

そんなことを理解した上で、誰かのために成長をしていったら、どんな景色がみんなで見れるのか。

それが知りたくって自分はこの活動を近くにいる人と、コミュニティーの人も通じて一緒に混ぜ合わせてみたい。

きっとできるって信じている。

そんな仲間が増えていったらより嬉しいなぁ。

もっといい方法があったら、私はまだ見つけることができていないので教えてください。

(文責:遠藤彰宏)