大阪マラソンを無事完走

大阪マラソンを無事完走

今シーズンは、11月に開催された福岡マラソンと大阪マラソンの2回のエントリーでした。
福岡マラソンで念願の4時間切りが達成できたことで、個人的に今回の大阪マラソンのテーマは楽しく走る。
記録を狙い続けることは、なかなか精神的にも難しい。
1年に一度その準備をすることはできても全てのマラソンで、自己ベストを更新を狙っていくことはできないと自分では考えています。

今回の位置付けは「自分へのご褒美マラソン」
マラソンがご褒美って、フルマラソンに出たことがない方や、一度フルマラソンの経験がある方にとっては意味がわからないかもしれませんね。

中学2年生から大阪に24歳まで住んでいました。
大阪市の城東区という地域が実家なので、大阪マラソンのスタート地点にも近い。

また、鍼灸の免許を取得するための通学した専門学校も森ノ宮で、慣れ親しんだ場所です。
大阪マラソン一度は出てみたい大会でした。

コースはこんな感じです。
大阪の中心部を東西に走行するコース。

まさか自分が走れる日が来るなんて。

大阪マラソンは、私が福岡に住んでからスタートしている大会ですが、
コブクロの小渕さんが出場している大会で、以前の大会もずっと憧れていました。

以前の大会では、コブクロが2014年の大阪マラソンのテーマソングとして「42.195km」って曲を制作しています。

今回は、「小渕さんと少しでも並走すること。」
「色んなブースの食べ物を食べる。」

記録を狙っている時は、給水しか手に取らないので、
久しぶりに、ご当地のお菓子とか食べながら走りたい。

そんなことを考えながら大阪マラソンに出ました。

でも、小渕さんと並走するって、どんな速度なのか、コンディションなのか。
自分をコントロールするだけでも難しいのに、想像以上にワクワクもしているけど難しいなぁ。

本当に出会えるんだろうか?

小渕さんを探す42.195km

大阪マラソンの仕組みもよくわかっていなくて、ランナーは目標タイムや、過去の記録ごとにエリアを分けてスタートをしていきます。
「小渕さんってどこから合流するの?」

もちろん強化選手なんかは先頭でスタートしていきます。

もう一つは、フルマラソンを走る時に、できれば後半型というスタイルで走りたい。
これは小出監督の本を読み実践しているのですが、

前半を飛ばしていって、後半に失速する前半型
ずっと同じペースのイーブン型
前半は抑えて、後半にペースをあげていく後半型

小渕さんどのペース配分で、今回はどれぐらいの記録を目指すの?

こう考えると、42.195kmのうち接点を持てるタイミングというのは、ないかもしれないし、短いかもしれない。

結構難しい話なんです。

どうなるだろうなぁ。
って思いながらスタートをしました。

福岡マラソン後は、練習不足もあって、スタート直後から福岡マラソンの時の感覚とは違う。
あぁこれは大変なマラソンが始まった

 

10km付近で出会う

小渕さんは、大阪マラソンの公認のランナーということもあり、サポートで入っている両脇のランナーが風船をつけて走っています。

探しながら走っていたら、10KMで出会うことができました。

この時の感覚って不思議で、身体の重さとか吹っ飛ぶ感覚。
なんか急にマラソンから夢の世界へいく感覚。
どこか現実ではない感じ。

自分にとって、小渕さんってずっと憧れていて、
コブクロの音楽は高校生の頃から聴き始めたし、LIVEに行っては、3曲に1曲MCが入って、曲に込めた思いとか丁寧に語る。
あーこうやって丁寧に届けるのかぁ。

これはきっと路上ライブの時も、ちゃんと印象に残るような音や歌詞じゃなければ自分たちに興味のない人には届かない。

路上の頃からずっと変わらない姿勢。

なんか自分の仕事の向き合い方にもかなり影響を受けているんです。

誰かに届いていたらいいなぁ。

出会ってみて

自分ではない人のペースに合わせるって結構大変だなぁ。
夢の時間ではあるものの、ここでずっと走ることは難しいと感じたので、
小渕さんを追い抜くこと。

そのときに、声はかけにくいなぁって思ってそっと通り過ぎようとしたら
「わっ。TEAM KIAI」
これは小渕さんが作成してTシャツなので、これを着ていれば、私は小渕さんを応援しています。っていうことはメッセージとして伝わる。

「わぁ。頑張ろうね」って歩み寄ってくれて握手をしてくれました。

マラソンの最中に、人のために体力使うってかなり大変だと思うのに。
夢の中にいた感覚から時が止まる感覚。

もう大好きが止まらない。
小渕さんの手って、男性的な手で、安心感や包容力のある優しい手でした。

もっと絵のタッチとかから、繊細な優しいイメージだったけど全然違った。

もうウルウルしながら歩みを進める。

小渕さんと出会ういう最大のミッションは完了し、自分との戦いへ。

思いがけない副産物

大阪マラソンって、小さな折り返しが多いコースで、選手が上り車線、下り車線ですれ違うことが何度かマラソン中に起きる。

そうしたら、小渕さんと何度かすれ違いが発生するわけ。

これは計算していなかったのですが、
2度すれ違う際にハイタッチをしてエネルギー交換ができた。

あぁこんなに幸せな感覚でマラソンを走ることができる日が来るなんて。

沿道もとにかく声援がすごくて。
小渕さんを応援している方も多い。

コブクロのファミ友さんも応援に駆けつけてくださったり。
大阪の専門学校時代の友人。
その頃からの付き合いのあるコブクロ仲間も一緒にマラソン出たり。

いい時間を過ごさせていただきました。

これで、今シーズンのマラソンは終了です。

来年は3時間30分という次の目標に切り替えてチャレンジをしたいと思います。