第11回教育のためのTOCシンポジウムに参加しました

第11回教育のためのTOCシンポジウム

2月12日に<第11回教育のためのTOCシンポジウム>が開催されました。今年はこの状況下、オンラインでの開催でした。
今回、当院を代表して(?)スタッフ1名(私)がパネラーとしてシンポジウムで発表をいたしました。
ところで、TOCfE(教育のためのTOC)をご存知でしょうか?
詳しくはコチラ

https://tocforeducation.org

ものごとの繋がりを考える時の「ブランチ」
意見の対立について考える時の「クラウド」
目標達成を考えるの時の「アンビシャスターゲットツリー」

この3つのツールを使って相互理解や解決・改善までのプロセスを考えたり、コミュニケーションができる。
小さなお子さんから大人まで。
家庭で、学校などの教育の場で、会社で、1人で、親子で、皆で、活用できる。
そんな思考法であり、論理的思考力を養う、コミュニケーションのスキルとも言えます。

話を戻します。

シンポジウムでは今回8名のパネラーが、それぞれ家庭や職場や学校のPTAなど様々なコミュニティーで実際に行った事例をスライドを使いながら発表しました。
私は鍼灸師と鍼灸院をテーマに、自分達が日常的にどんな風にツールを活用しているかを紹介しました。

鍼灸院で論理的思考?どういうこと??
当院はちょっと(?)変わっているかもしれません。
いえ、診療はいたってノーマル、むしろ高い技術をもって治療を行っていますのでご安心ください!

私たちの場合は、来院された方とお話をする際にこのツールが最も役立っていると思います。
問診でお話を聴かせていただく時、電話でお話を伺う時。
診療中、患者さんと一緒に症状や治療のプロセスについてお話しする時。
鍼灸師たちが患者さんの症状や治療プランについて考えたり、研究する時。

頭の中で、あるいは紙に書き出したり、時にはホワイトボードを使ってみたり。
気が付くと、そんなことを日常的に繰り返しています。

「相手を理解する」こと。
相手の、お互いの立場に立ってみて、考えてみる。
想像力を働かせる。
見えなかったものが見えてくるかもしれない。
診療はそこから始まると考えています。

これが田中はり灸療院。

シンポジウムではそのような話をさせていただきました。
とても深いご質問をいただいたりと、大変刺激的な体験をしました。

文責:福地弓子