Covid-19に対する当院の感染症対策

 
このたび、新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さま、および感染拡大により生活に影響を受けられている皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
また、医療関係者をはじめ社会活動を支えてくださっている皆さまに感謝と敬意を表します。

このWEBページは、2020.11.21に記載しています。

田中はり灸療院は、新型コロナウイルス感染対策として、4月より「外側で起きている変化に順次対応する」という変則型の対応を取って参りました。

4月「鍼灸院は休業要請対象外」

鍼灸院は、4月の緊急事態宣言後の休業要請は対象外であったため、この間も診療を続けて参りました。

まず、私たちが有する資格が国家資格です。
当院で施術をするもの全てが「はり師」「きゅう師」という免許を取得しています。
鍼灸師は、厚生労働省の管轄であり、鍼灸院は開業する際に保健所に届け出を行い、立ち入り検査を受けます。
この立ち入り検査の際には、衛生設備や換気能力というものが検査項目の一つにあります。
鍼灸院は、診療の継続が可能。整体院や無免許のリラクゼーション、エステ等は保健所の管轄外のために休業対象となりました。

未知のウィルスに対する対応

一つは、コロナウィルスについて可能な対策を検討するにあたり知識をインプットを行い感染症対策を行っていきました。

その時に参考にしたのが、「新型コロナウィルス 職場の対策マニュアル」、この本です。
4月に開催されました日本感染症学会「 COVID-19 シンポジウム―私たちの経験と英知を結集して―」を通じて最新の医学情報を確認しながら、コロナ対策とコロナとどの程度の距離を取ることが必要なのかを検討してきました。

具体的にとった策としては、
「手洗い・手指消毒の徹底」
「マスクの着用」
「スタッフの出勤を制限」かつ「予約の制限」
「施術室の部屋を分ける」
「急な体調の不良の場合は治療をご遠慮いただく」
「付き添いの方のご来院をご遠慮いただく」
「待ち合いでの、待ち時間をなくす」

施術室1(ベッド6台)

施術室2(ベッド4台)

などを重視しながらの診療でした。

この実施項目だけを見ると、当たり前のことばかり書きならべていますが、

感じたことは、当たり前のことを当たり前にすることの大切さ。

もう一つは、その間に来院される患者さんと正しい医学情報を共有すること。

コロナウィルスは「空気感染ではなく飛沫感染だということ」
「PCR検査は実施すべきかどうか?」
「PCR検査そのものの精度だけでなく、医療のキャパシティを見ながら検査の数を調整する必要があること」

「検査結果が陽性と陰性で、その後の治療方法、自宅待機等の行動が変わらない限り検査が持つ意味はないこと」
「検査が持っている感度50%-70%とはどういう意味なのか」
検査の精度とともに考えなければいけないのは、そもそもどれぐらいの疾患割合があるのか。
人口10万人あたり、10000人(10%)なのか。1000人(1%)なのか。100人(0.1%)なのかによって、実は検査の意味は大きくことなること。
このような内容を患者さんと治療をしながら情報を共有してきました。

令和2年7月に行った対策

3月、4月と同じようなPCR検査陽性者が出ている中で、その頃と異なる点として、「重傷者数」、「死亡者数」は陽性者数と比例した増え方をしていない。

また、PCR検査陽性者という言葉と、感染者数は、実際には同義ではないことを考える必要がある。

検査陽性、検査陰性、疾患あり、疾患なしという2×2の表で医療者は考える。

コロナを1万人の人口当たり1000人の罹患数とすると罹患割合は10%
もし、1万人の人口当たり100人の罹患数とすると罹患割合は1%

PCR検査の感度は現時点では高くて70%程度と考えられており、検査結果の判断は慎重に行う必要がある。
感度:新型コロナウイルス感染症の方(疾患あり)で、PCR検査が陽性となる割合

特異度は、99%と仮定して以下の表を作成する。
特異度:新型コロナウイルス感染症の方(疾患あり)で、PCR検査が陽性となる割合

【罹患率が10%の場合】

疾患あり(1000人) 疾患なし(9000人)
検査(+) 700人 90人
検査(-) 300人 8910人

【罹患率が1%の場合】

疾患あり(100人) 疾患なし(9900人)
検査(+) 70人 99人
検査(-) 30人 9801人

二つの違いは、同じ検査をしているにも関わらず、検査が陽性に出た時に正しく疾患があると言えるかどうか。
陽性的中率に違いがある。

10%の罹患率では、88%(700/790)である一方、1%の罹患率では41%(70/169)となる。

現在の日本国内のコロナの罹患率はこの両者の間にあると考える。

検査陽性と感染者数には乖離があり、正しく情報を得る必要がある。

陽性者数が増えているにも関わらず、緊急事態宣言をしない理由としてはこういうところにある。

10月体操内村選手の偽陽性

国際体操連盟(FIG)は10月31日、内村航平(リンガーハット)が新型コロナウイルスに感染していないのにPCR検査で陽性となる「偽陽性」だったと発表した。

■陽性判明後の対処方法は?

 日本チームは10月29日夕方に内村の陽性が判明した後、ただちに内村を個室に隔離。その後、他の選手も個室に隔離した。

 また、同日19時半から国際体操連盟の渡辺守成会長が会見を開いて本件の情報をメディアに公開。翌30日には体操練習場を封鎖して日本チームの練習をとりやめ、内村を含む全選手が臨時のPCR検査を受けた。

 内村についてはさらに詳しい検査が施された。「陽性」判明を受けた後、当初からPCR検査を担当していたメインチーム(1:都内病院=民間検査会社による外部委託検査)のほかに大会医師団バックアップチームが加わり、計3か所(1:都内病院、2:東京国立大学病院、3:大阪公立大学病院)で内村のPCR検査を再実施した。

 結果は、1と、2および3の検査結果がすべて陰性。国際体操連盟の発表によると、全検査が陰性だったことによって大会医師団は検査結果、臨床症状、および経過を総合的に考慮し、内村選手が第2回PCR検査にて陽性と判断された検査結果は『偽陽性』であったとの最終結論に至ったという。そして、この結論を受け、第2回PCR検査を実施した(1:都内病院)が、所轄の保健所に対して内村の陽性届け出の取り下げを報告した。(『内村航平は「陽性」から一転「偽陽性」に。どのような手順で判断されたのか』矢内由美子より引用転載

これが通常の患者さんであれば、ここまで精密に検査を行うかといえば否である。
もちろんやる必要もない。

一定数偽陽性は存在していることは事実として知っておいていただきたい。

11月陽性者数の増加


陽性者数=感染者数ではないことは、偽陽性も含めるため、ここではあくまでの陽性者数の増加という言葉を選びたいと思います。

陽性者数は、東京で最多を更新し神奈川や大阪、愛知、兵庫でも1日の感染者数が100人を超えている。

福岡の35人も増加傾向にはある。

この状況を考えると、少し当院では警戒レベルと上げたいと考える。

「感染防止対策の徹底(消毒、施術者)をこれまで以上に徹底した上での治療を行う。

その中で今後大切になってくるのが、鍼灸院の治療を望まれる方がどれだけいるか。
需要に応じた対応をしていく必要があります。

「適切な治療を安全に行う」
「治療の質を確保しながら、その先の未来のために経営を維持する」

雇用の維持を行いながら、患者さんのいない状況では教育に時間を使いさらなる未来への投資へ時間を活用します。

患者様にお願いしたいことは、私たちは診療の状況に合わせて柔軟な対応をしていきます。

そのために、急性の症状(ぎっくり腰や、寝違え)については当日に対応をしますが、
その他の症状で悩まれている方に関しては、余裕を持って事前予約をお願いいたします。

予約状況に合わせて万全の体制を整えて当日の治療にあたります。

ご理解とご協力の程宜しくお願いいたします。

 

来院患者様へのお願い

院内はマスクの着用をお願い致します。(手作りでも可)

来院されましたらお手洗いで20秒以上手洗い、または手指の消毒のご協力をお願い致します。

施術中もマスクの着用をお願いします。

ご家族、お子様、親御様、ご友人等の同伴は当面の間ご遠慮下さい。

来院をご遠慮ください

37度を超える発熱のある方。

発熱が無くても、咳・鼻水の症状や、味覚、嗅覚の違和感があるなど体調がすぐれない方。

ご本人に症状があるなしに関わらず、ご家族に新型コロナウイルス陽性者がいらっしゃる方、または陽性者と接触した可能性のある方。

過去1ヵ月以内に海外渡航歴のある方(来院前にお電話でお問合せ下さい。)