早く行きたいなら一人でいきなさい
遠くへ行きたいならみんなでいきなさい
私たちは創業73年が経過したこの鍼灸院で
チームとして患者さんの期待に応え続けること
「伝統(アート)」×「科学(サイエンス)」
鍼灸院の新しい形を創造し続ける
私たちがどんな思いで集まったのか
どんなことをしてきたのか
どんなことをしていきたいのか
それぞれの一面をご紹介させてください
辻 尚美
心地よい鍼の響きと確かな技術に魅了され鍼灸の世界へ
田中はり灸療院の一員として
1人の鍼灸師として
人や社会に貢献したい
大牟田市出身
旅行会社、医療用ソフトウエア企業を経て
福岡医療専門学校鍼灸科卒
カラダとココロは繋がっている
ずっと以前のことにはなりますが、
まさか自分が鍼灸師になるとは、考えたこともありませんでした。。
大学卒業後、希望していた業種の企業に就職することができました。
毎日一生懸命仕事して、休日は友人と出かけたり、大好きな旅行へ。
体調を崩した時は病院へ行くか、市販の薬を飲みながら仕事に戻る。
忙しい毎日の中で身をもって感じたことが
「カラダがつらいと ココロもつらくなる」
「何をしても楽しめない」
体調が優れない日が続くと仕事の効率が落ちる → 気持ちも沈みがちになる → 頑張れば頑張るほど体も心も疲れが溜まる
このループを改善するには。
快適に日常を過ごすために自分の体を整える方法は。
できるだけ体への負担が少ない方法でケアやメンテナンスはできないものか。
私の場合、病院や薬とは別のアプローチを探す内に鍼灸治療にたどり着きました。
初めて受けた鍼治療で、「鍼を刺す」というイメージとは全く違う感覚を体験し、驚きました。
それは「心地良い鍼の響きに心と体が解けてゆく」ような感覚でした。
劇的な変化が起きたわけではないのですが、変化の兆しを感じることができる安心感。
固くなった体や気持ちが温かく、柔らかくなる不思議な感覚でした。
鍼やお灸で起こる体と心の変化。
鍼灸とはなんて面白いのだろう。
医学として、人の技術として、鍼灸の世界に魅力と可能性を感じました。
鍼灸師として
鍼灸師としての国家資格取得を目指すため、当時勤めていた会社を退職し、医療専門学校鍼灸科の学生になりました。
30代になってから新しい挑戦をするために会社を辞める、というと驚かれることもありました。
高校卒業後の10代の方、私のように会社を辞めて鍼灸師を目指す30~50代の方、仕事をしながら国家資格取得を目指す方など
様々な年齢層や状況の方々と同級生として共に過ごした3年間はとても学びの多い、密度の濃い時間でした。
東洋医学と解剖学や西洋医学とを融合した知識と技術。
知識と技術をアップデートしながら臨床経験を積み重ねるごとに、貢献できる症状・疾患が幅広く、厚みを増してゆく。
当院の鍼灸師は皆、腰痛や頚肩コリを含む体の痛みのような一般治療に加え、耳鼻科系疾患や自律神経、お顔の美容鍼など
様々な分野の鍼灸治療を行っています。
私も同様に様々な症状への施術を行うとともに、
女性の不妊治療チームの1人として、育卵鍼灸や着床鍼灸といった妊活鍼灸を行っております。
自身が鍼灸で癒された経験からもですが、鍼灸師として様々な方の施術をして思うのは
鍼やお灸を使って体にアプローチしていながら、その施術の作用は心にも届いているということ。
丁寧に・心地よく響く鍼、心地よいお灸であること。
同時に「鍼やお灸をしっかりと効かせること」
それを心掛けて、日々の施術を行っています。
より多くの人の体と心の健康に貢献できる施術をしたい。
そして、鍼灸が役に立てるフィールドをもっと広げることはできないものか。
鍼灸院の進化・成長とともに、自分自身も更なる進化と成長を続ける必要を実感しています。