眼精疲労、温めてゆるませる
眼精疲労、温めてゆるませる
春の新生活は環境や人間関係の変化、寒暖差や花粉などによる心身の負担が重なり、疲れを感じやすくなる時期です。
疲れて『気』を消耗すると体は巡りが悪くなり、冷えて固くなります。
東洋医学でいう『気』とはエネルギー、熱、動力のことです。体の気は『経絡(けいらく)』という電車の路線図のようなルートを通って身体中の隅々まで巡っていきます。この経絡の流れがスムーズに保たれている状態が健康な状態です。
『病気は気から』という言葉もよく使われますが、この気の本来の意味は「元気や気分の気」と捉えるよりも「経絡を流れる気」と言われています。
東洋医学における治療は経絡上の経穴(ツボ)に対して鍼や灸を用いて気の流れを整え、人が本来持っている自然治癒力を高め、病気になりにくい体、また病気になっても治りやすい体質を創る事を目的としています。
では、気の巡りをよくして固くなった体をどうやってゆるめたらいいのか?
方法のひとつとして挙げられるのが
『温める』
です。温めることでり血流量が上がり、筋肉や筋膜など体が柔らかくなる。
また、血流が上がると、痛みのある場所に留まっていた疼痛物質を洗い流してくれて痛みが軽減するなどの効果のほかに、リラックス効果もあると言われています。
温める方法も色々ありますが、身の回りにあるもので効果的に温めることができるのは蒸しタオルです。
蒸しタオルがオススメな理由
温めたい体の部位をピンポイントで高めの温度で温めることができる
蒸しタオルの温度は50〜60度くらいになり表面だけでなく筋肉など深い部分まで温められる温度
湿熱で体の深部まで温まる
体を温める熱には2種類あり、水分を含まない「乾熱」と、水分を含んだ「湿熱」があります。
乾熱は、こたつやホットカーペット、カイロなどすぐに熱を伝えてくれるのもの、湿熱はお風呂や温泉、湯たんぽなど。湿熱は乾熱に比べ熱の伝導性が高いため体の深部まで温めることができます。
ご自宅での蒸しタオルの作り方
1、タオルを用意し折りたたむ(手拭いよりも温泉タオルなど多少厚みがあるものが望ましい)
2、タオルを濡らしてしっかり絞る
3、レンジで温める(目安は600Wで1分程度)
4、タオルを手に取って触れられる温度まで冷やす(火傷に注意する)
5、体の固くなっているところに当てる
6、熱く感じたり、ゆるまったように感じたらタオルを外す
蒸しタオルを置く場所は、何となくしんどさを感じて手をかざしてしまう気になるところや固いところ、冷えてるなと感じるところで大丈夫です。そういう場所は「気」の流れが滞っているところと言われます。
滞っているところを探して温めると気が再びスムーズに流れ出して体全体がゆるんでいきます。
ご自身で感じるここだなというポイントプラス、よくあるお悩みの一つ眼精疲労のツボを紹介していきたいと思います。
眼精疲労は後頭部と目の周りを温める
後頭部には「天柱」「風池」というツボがあります。
長時間のデスクワークで目を酷使したり猫背で作業したりすると後頭部の筋肉が固くなります。これが目の疲れや目の奥の重たさに繋がります。
目の周りには「攅竹(さんちく)」「瞳子髎(どうしりょう)」というツボがあり、眼輪筋という目の周りを囲む筋肉で瞼を開けたり閉じたりする働きをする筋肉上にあります。
眼輪筋が疲労すると目がかすむ、しょぼしょぼする、目が重い、痛いなどの症状が出てきます。
これらのツボを温めてゆるめてあげることで血流が改善し、目がスッキリするので是非試してみられてください。
文責 辻尚美
(引用、参考文献)
ゆるませ養生
ツボ単
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