Generalist(総合診療)”と“professional(専門性)”

image115現在の医療は、命を救うことを最優先に発展してきました。そのため、様々な手術によってこれまで助からない命が救われることも多くなりました。一方で、体調がすぐれないが検査をしても“どこも悪いところはない”と言われてしまう。

鍼灸治療は、この半健康状態を治療することが最も得意な分野です。わたしたち鍼灸師のもとには“風邪をひいた”“ぎっくり腰”“頭痛”など来院する症状は多岐にわたります。そのため、プライマリ・ケア(またはプレプライマリ・ケア)として一次医療を担えるGeneralist(総合診療)として幅広い知識が必要になります。

また当院で治療の多いものに不妊症(婦人科領域)、顔面神経麻痺突発性難聴(耳鼻科領域)、小児はり(小児科領域)、各種疼痛(整形外科、神経内科領域)といった各領域では特に専門性をもって治療をおこなっております。

※ネットで記載できている情報には、限りがありますので、「こんな症状に鍼灸治療は有効ですか?」とお気軽にお問合せください。

 

妊娠,出産を目指す治療!

自律神経×血流×緊張緩和

BEYOND - Fertility Acupuncuture Treatment

卵巣.子宮への循環x身体.心の緊張緩和
不妊鍼灸ネットワークx不妊カウンセラー

syousai

突発性難聴!メニエル氏病など 聴力低下・耳鳴りの改善!鍼灸治療

自律神経×血流×緊張緩和

突発性難聴×鍼灸治療

星状神経節照射×内耳循環×頚肩部の緊張緩和
勝負は聴力固定まで!

syousai

逆子(骨盤位)改善の灸治療

自律神経×血流×緊張緩和

TURN your breech baby

お灸×子宮.臍動脈の血管抵抗低下×子宮緊張低下
28週より早期に改善、帝王切開回避への挑戦

syousai

 

子供たちの症状に!幼児から小学生への小児はり

自律神経×血流×緊張緩和

子供たちを笑顔に - 小児はり

皮膚への刺激×自律神経の安定×筋緊張の緩和
子供たちを笑顔に

syousai

 

2週間この痛みを待てない!早期回復なら鍼灸治療

血流×緊張緩和

ぎっくり腰に対する鍼灸治療

腰部局所の循環改善×筋緊張の緩和×鎮痛効果
急性腰痛は短期に治す

syousai

 

繰り返す神経痛!椎間板ヘルニア鍼灸治療

自律神経×血流×緊張緩和

酔漢番ヘルニア×鍼灸治療

星状神経節照射×消炎作用×鎮痛効果

syousai

 

はり灸治療は自然治癒力を促す治療法

・鍼灸院へ来院される方の症状は非常に多様化しています。
・職業的な変化(パソコン業務、事務作業)、社会環境の変化(仕事と育児の負担増)により肩こり、頭痛、腰痛といった症状。

・日常のストレスにより「突発性難聴・耳鳴り」「顔面神経麻痺」や「めまい」といった耳鼻科疾患の来院も増えています。

・社会問題の一つに「不妊治療」があります。病院での治療だけではなかなかうまくいかずに、不安が強くなる一方で、周りには不妊治療に理解がある方が少なくストレスとなり薬の副作用も重なり心身ともに疲れている。

・身体の弱いところに症状が出てしまう自律神経失調症も非常に多く来院されます。病院へいっても以上がないと言われてしまうが、不快な症状は確かにある。自律神経を整えることで、体質が変化してきます。

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鍼灸治療、鍼灸師が持つ視点

現代医学は「構造」を重視した医学
鍼灸治療は「機能」を重視した医術

腰痛

現代医学は、明治維新以降日本でも急速に発展し、人々に大きく貢献してきたことは間違いありません。
心筋梗塞、脳卒中、悪性新生物(ガン)など、これまで助からなかった命が助かる時代になりました。
これらの疾患に代表されるように、検査で異常が発見できる疾患、尚かつその異常を元に戻すことで回復する疾患には非
常に強いという特徴を持っています。
しかし、命に関わらない病気であり、尚かつ患者さんが抱える苦痛が検査では異常を示さない疾患等は、鍼灸治療が非常に力を発揮できます。

 

腰痛でみる「構造」と「機能」

わかりやすく説明するために、腰痛を例にとってみます。
腰が痛いため、整形外科を受診すると必ずといっていい程どの先生も画像(レントゲンlを撮影されます。
画像を観ながら「少し変形がありますね。」「ヘルニアがありますね。」様々な指摘を受けます。
このように、目に見える「構造」から正常と異常を比較しているのが現代医学の一つの一つの特徴です。
わたしたち鍼灸師は、そういった画像を持っていませんので、徹底して患者さんの症状に耳を傾けます。
また、徒手検査といって簡単な道具を使用して身体で起こっていることを調べていきます。身体の働き、反応におかしなところがないか。「機能」に目の向け身体を想像していきます。

鍼で痛みはなくなったが「ヘルニア」はそのまま

腰と足に痛みがあり「私は、ヘルニアだと言われました。」こういうケースは非常に多く経験します。
鍼治療を継続していくと、痛みが和らぎやがて痛みなく生活を行うことができます。
この時、改めて画像検査を行うと「ヘルニア」はそのまま。
実は、画像での異常は、身体に直接的に影響をしていないケースがあることがわかっています。

鍼灸の関係図

 

薬は「標的」を明確に効かす
鍼灸治療は「全体」を底上げし活かす

鍼灸治療は、「鍼を皮膚内に刺すこと」と「灸は皮膚に熱の刺激を加える」という非常に刺激だけをみると単純な刺激なの ですが、なぜ効果があるのかというのは非常に難解です。
薬の作用のように対象がはっきりしていて、尚かつ結果がわかりやすければ効果判定もしやすい。
頭痛の薬で例えると、血管を拡げる薬を使うのか。血管を縮める薬を使うのか。

その点鍼灸治療の刺激は、複雑な生体反応を引き出します。
まるで波紋のような広がりです。
まだまだ鍼灸のメカニズムは解明されてはいませんが、身体全体に影響を与える治療。
自然治癒力へ働きかける治療法だといえると思います。

よりやさしく、より再現性のある治療へ

SUPER LIZERの併療image28

当院ではSUPER LIZER(東京医研社)の近赤外線(直線偏光近赤外線療法)を鍼灸治療に合わせて併療しております。

SUPER LIZERは多くの大学病院で、多くの疾患・症状治療に使われています。

①近赤外線は身体の中に一番深くまで届く光です。
②直線偏光処理した光は傷を早く治す力があると言われております。

この二つの特徴を鍼灸治療と組み合わせることで、より効果が発揮されます。

深達性

体内の水に反応しない特殊な光を放出することで、深部の神経節に照射(SGR:星状神経節近傍照射)を行うことで、星状神経節ブロック(SGB)と同様の反応を引き出すことが可能です。

スーパーライザーの周波数帯解説の図

スーパーライザーによる治療の図

 

①過剰ストレスによる緊張をときほぐします

スーパーライザー星状神経節照射(SGLまたはSGR)によって副交感神経の働きが高まり、リラックス効果が得られます。
これで、ストレスや不規則な生活によって出ていた自律神経失調による症状が改善します。過剰ストレスによる交感神経緊張は、徐々に時に急激に身体に影響を及ぼします。
ストレスに気づいてはいても、対処法が見つからないという方が多いのではないでしょうか?ストレスは生活習慣病のリスクとして極めて重大なものです。生活習慣病を発症しないためにも予防が大切です。

②全身で血流が良くなります

血行を良くする副交感神経に直接アプローチするため、照射が終了して15分後でも血行が良い状態が続きます。
血行が悪い所には栄養や酸素が届きづらく、創傷治癒が遅れ、免疫力の低下、老廃物の代謝も阻害され老化が進みます。
スーパーライザーで手足だけではなく、胃腸などの内臓や脳を含めた全身の血行を良くしておくことは、今ある症状を取り
除くことだけでなく、将来の病気の芽を摘むという予防医学効果もあります。

星状神経節照射後の手と顔の温度変化
150913-0007

③脳の血流量の増加

脳の血流の変化を、「安静時」「鍼灸治療後」「温熱治療後」「スーパーライザー後」で比較すると、スーパーライザー照射後が脳の血流が一番良くなっています。脳にとって、血流が悪いということは機能低下を意味します。脳の中心奥のほうに位置する「視床下部」は、自律神経やホルモン、免疫の全体的なコントロールをしている重要な場所です。

  • 過剰ストレスで緊張状態の方
  • 気分の落ち込みがはげしい方
  • 慢性的に強い痛みが続いている方

などにおいて、この視床下部の血流が低下していることが分かっています。視床下部の血流が低下すると、自律神経系やホルモン系、免疫系のコントロールに支障が出て、全身的に様々な問題があらわれてきます。スーパーライザーの効果範囲が
広いのは、この視床下部をはじめとした脳の血流が改善することがひとつの理由です。

 

 

脳の血流量の増加image116

 

不妊鍼灸治療 症例35歳(顕微授精にて妊娠)

不妊歴 2年 結婚当初より挙児希望、その後1年半タイミングを試みるもの妊娠せず、その後不正出血があり子宮頚ガンが見つかり、同時期にご主人が無精子症と診断を受ける。
結婚当初より挙児を希望され、タイミングを試みるも妊娠せず。その後、高度生殖医療施設に転院され、鍼灸来院まで1度顕微授精を実施。 計12個の採卵で胚盤胞は1個で妊娠成立せず。 鍼灸開始後、4か月、初めて採卵、9個とれ胚盤胞4つ。次の移植では着床せず。子宮内膜をopeを行い、次回の移植で妊娠。

コメント)鍼灸治療開始後に、胚盤胞の数の増加が確認でき、妊娠に向けてのチャンスが確実に増えた。胚盤胞を増やすこと、またその際に当院で説明させていただいている卵の質も変化を期待して治療を行う。また、内膜の手術をした結果もあり妊娠に至る。当院で不妊治療中の患者さんに行いたい一つの結果が今回の症例のように、胚盤胞を増やしながら、質の良い卵子で妊娠していただくことです。これが、タイミング段階の方にも、人工授精段階の方にも活かされどの段階の方へも治療が活かすことで、さらなる治療の向上を図っております。

不妊鍼灸治療 36歳 女性(顕微授精による妊娠)

8年前ご結婚 4年前より挙児希望 3年前より婦人科を受診
タイミング法10か月間 その後人工授精を行うも妊娠に至らず体外受精へSTEP UP
体外授精を4回行い、1度の化学流産と、1度は胎嚢確認に至るもその後に流産。

当院来院前に、凍結胚(胚盤胞)があるため移植に向けて治療を開始。
治療開始 2週間後 胚盤胞移植 hcg(+) しかし、妊娠継続至らず
治療開始 3か月  胚盤胞移植 hcg(+) プロゲテポー筋注,ルトラール、プレドニン、hcg投与
胎嚢確認、心拍確認に至り、当院受診前に胎嚢確認後に流産の既往があるため妊娠を継続目的で12週まで治療を継続し、当院を卒業。妊娠の継続治療以外に、つわりの軽減、腰痛のケア、妊娠30週では逆子のためお灸の治療など出産までそれぞれのタイミングで関わりを持ちました。

コメント)
今回の患者さんの場合には、胚盤胞を移植しているにも関わらず妊娠をすることがこれまでできませんでした。妊娠に至る過程で当院でも胚盤胞へ到達することは一つ目の課題としております。
胚盤胞に至っている点、採卵前に鍼灸治療は行っていないことから、着床時における子宮内膜の状態や、免疫系への緩和(免疫寛容)という点で鍼灸治療が貢献できたのではないかと考えています。
移植時に対する鍼灸治療は海外では移植前後のみ治療を行うケースが多いのですが、本邦では移植前、移植後どちらが効果的なのか、また移植前後以外にも継続治療を準備した方が良いのかまだエビデンスは提出されておりません。

35歳 女性 (人工授精にて妊娠)

挙児希望  不妊歴 1年2か月 ご主人が単身赴任中ということもあり、1年前よりタイミングをはかっているものの、頻回にタイミングをはかることが難しい状況が続いている。
医療機関を1か月前より受診し、検査を行いフーナー良好、卵管は「片側がつまりぎみ」と告げられる。また、AMH0.8 卵胞の発育を観察の上でタイミングをはかり妊娠に至らない場合には、人工授精へという段階で当院を受診し、治療を開始。(週1回のペース)
来院直後の1周期目で人工授精陰性。 来院後3周期目の2度目の人工授精で妊娠判定陽性、胎嚢確認、心拍確認と治療を週1回のペースで治療を行い、12週まで経過観察し当院を卒業。

コメント)人の1回排卵あたりの妊娠率は約30%と考えられています。繰り返し人工授精を行えば妊娠するはず!と理論上は、いえるのですが現実的には様々な要因によりそう簡単ではありません。「鍼灸治療を開始後に妊娠する方」で、来院1月目という短期間で妊娠される方がいます。これはタイミングの図り方をもう一度見直していただくことで妊娠される方々です。次の妊娠する方が多い山は、3か月、4か月目です。月経周期にも前後しますが、今回の症例でも3周期目での妊娠ということで、鍼灸治療の効果も一定の割合でアシストできたと考えています。
35歳を超えた方は、体外授精、人工授精に関わらず妊娠12週まで経過観察を行うようにしております。過去の流産歴によっては、妊娠15週を目途に卒業となります。

不妊鍼灸治療 症例29歳 女性(人工授精妊娠)

不妊歴 1年2か月 年齢的にもまだ若いこともあり、婦人科に通院しながら、タイミング法を行いつつ、検査を行うが、「卵管造影は問題なし」「フーナーテストが不良」「抗体は陰性」妊娠に至らず。フーナーテストが不良ということと、通院し1年を経過したことを期に、転院を行い1度目の人工授精を行うも陰性。人工授精と合わせて鍼灸治療を希望され、当院にて治療開始。 2週間後に2度目の人工授精にて妊娠(+) 人工授精前、人工授精、妊娠判定、胎嚢確認、心拍確認と週1回の治療を継続し、年齢や過去の流産歴がないことから妊娠8週の治療にて卒業。

コメント)鍼灸治療開始2週間後の人工授精で妊娠されたことは、年齢的も卵子は良好であった。しかし、フーナーテストが不良であり、卵子と精子が出会うチャンスがなかったことが大きな妊娠に至らない理由となっていたと考えられます。鍼灸治療がどれだけ貢献できたのかを判断することは安易にできるものではないが、体外授精での移植に向けた治療などを人工授精段階の方へ応用するなど、着床に向けた治療と、その後の流産予防という点に焦点を絞り治療を行う。
※初診~3診目は人工授精前、妊娠判定前であり、育卵治療と着床に向けた治療を併用して行う。あらゆる状況を想定し、治療が必要と考えています。

不妊鍼灸治療例 40歳 女性(自然妊娠)

当院受診1年前より高度生殖医療(ART)にて数回の顕微授精を行い、化学流産を繰り返す。現在移植を控えリセット期間のため鍼灸治療で何かできないかと考え当院を受診。

これまでの医療機関での検査の結果としては、機能性不妊(卵管閉塞、頸管粘液など絶対的な不妊の原因なし)のためタイミングの見直しを指導し、また次の移植に向けて鍼灸治療の目的をご説明の上治療を開始。

週1回継続的に治療

治療開始より2か月半で病院で「次の生理がきたら、3日以内に受診をしてください。」と言われていたため、病院を受診したところ「自然妊娠」
※この時、患者さんご本人は妊娠に気が付かず、出血(着床時?)を生理と認識され病院を受診

病院では「切迫ぎみ」という説明をうけ、アスピリン、hcg注射、止血剤を投与。
翌日より当院でも妊娠維持を目的に治療を変更。

妊娠発覚後、1週間で出血が止まり、胎嚢確認

さらに8日後、心拍を確認

前回の流産の既往もあるため、さらに週1回のペースで治療を継続。

コメント)
鍼灸治療を受診される方の中には、今回の症例のようにすでに体外授精をされている方であっても自然妊娠をされる方が多くおられる。自然妊娠は人本来がもっている妊娠率(受精率)は1回の排卵で約30%と言われ、1年間の累積妊娠率は90%と言われています。41歳というご年齢から自然妊娠だけを目指すことは時間的にリスクがあるが、体外授精と並行してチャレンジをしてみる必要性を常に感じています。これまで妊娠に至らず、今回妊娠に至ったことはタイミングの問題だけだったのか、当院でも治療による育卵治療も効果的だったのか推察しかできません。
しかし、タイミングを見直す、育卵治療を行うこの2つは鍼灸院が持つ治療と診療スタイルの2つの大きな特徴と考えています。また、自然妊娠がわかった後にも鍼灸治療を継続的に行う点も当院を含め、不妊鍼灸ネットワークの特徴の一つです。

31歳 女性 当院での治療終了後に妊娠

挙児希望 不妊歴2年 友人が当院で鍼灸治療をしており、妊娠に至ったことから紹介で来院
自然妊娠を目指し治療を開始。子宮内膜症の疑いをかかりつけ医より指摘されているため、経過観察も必要。

治療間隔 1週間から2週間に1度

妊娠を目指して治療を行うことと、並行して過敏性腸症候群や生理痛にも治療を追加。
治療継続期間(半年)に、一度仕事を退職され、キャリアアップのために新しい資格取得を目指されており、資格取得後に新しい仕事に復帰するため、仕事に専念し治療を中断。

3か月後に自然妊娠。

コメント)当院でも治療の説明の中には、鍼灸の治療期間と実際の効果にはタイムラグがあることを事前に説明をさせていただいております。自然妊娠の方だけに焦点を当てると、これは鍼灸の効果が働いたということは当然疑問譜がつくと思います。しかし、体外授精の採卵結果などでも鍼灸治療の効果の発現や、鍼灸治療後の妊娠の推移などからこの妊娠された治療後3か月は鍼灸治療の影響を受けていると考えられます。

33歳 女性 (不妊鍼灸ネットワークの先生を紹介し、自然妊娠)

挙児希望  東京在住 当院にお母様が来院されており一度相談したいという旨で来院。

初潮から20代頃までは、定期的に生理があったが、働くようになり2か月に1回程度しか生理がなかった。結婚後に、妊娠を希望しはじめて産婦人科を受診するようになり、クロミッド(クロミフェン)を服用開始。基礎体温35度台で体温の上下が激しい(2層性認めず)

病院の指導の元 6か月間タイミング法 その後6回人工授精

妊娠歴 結婚後すぐに1度心拍確認し、12週まで妊娠継続するも流産
人工授精で化学流産が2回

この後、体外授精にSTEP UPをするべきかどうか。また現在まで鍼灸院に通っているがそのまま通院を続けてよいだろうか。という質問を受けました。

東京に在住のため当院での治療は困難なことは明らかでした。一つ目の体外授精にすすむべきかということについては、現在の年齢33歳という年齢と、結婚後すぐに妊娠されたご経験と、人工授精での化学流産という内容から考えると、卵管の閉塞などは考えにくく自然妊娠の可能性や、人工授精を継続することが妊娠に向けて良いのではないかと考えました。そのため、まず卵子についての基礎知識や、鍼灸治療が、卵子にどう働きかけ育卵治療ができるのかをご説明の上、東京の不妊鍼灸ネットワークの先生をご紹介しました。

ご紹介後に東京で鍼灸治療を開始し、3か月後に自然妊娠をされました。

コメント)
鍼灸の業界というのは、残念ながら閉鎖的な面をもっています。個々の鍼灸院がそれぞれの思想の元、独自の治療を行っているのが現状です。技術先行で治療を行いますと患者さんを共有することは非常に困難です。しかし、不妊鍼灸ネットワークでは婦人科、不妊に対する基礎的な知識の共有、妊娠率をどう向上させ社会貢献していくかを真摯に取り組む全国の鍼灸師の集まりです。すべての方が治療開始直後に妊娠に至るわけではありません。そのため転勤で治療の継続が難しい方もおられます。その際に、安心して治療をお願いできる先生が各地にいることは非常に安心です。私たちも福岡でしっかりと社会貢献し、妊娠、出産を望む方の力になりたいと日々精進しています。banner_kodakara_01