「急な聴力低下」
突発性難聴、急性低音障害型難聴
【耳鼻科ステロイドと併用】
現在当院では、年間600名を超える新患の方がさまざまな症状で来院されますが、その内4分の1の方が耳鼻疾患です。
1年間に来院される耳鼻疾患の内訳は、突発性難聴が約80名、顔面神経麻痺約40名、耳鳴り約30名です。
(主訴:突発性難聴で耳鳴りを持っている方は、突発性難聴でカウントしています)
炎症の初期には薬が必要
その上で鍼灸という選択肢
当院では基本方針として、病院の診察・治療を受けている方を対象に治療を行っています。
その理由として、突発性難聴で薬の効果、鍼の効果を比較した論文は見つけることができていませんが、
顔面神経麻痺に関する下記の論文を参考にしています。
東京大学医学部アレルギー ・リウマチ内科学教室を来院された顔面神経麻痺の方で顔面運動スコア8点以下(40点 法)のBe11麻痺およびHunt症候群と診断され、発症2週間以内にENoG検査や鍼治療を開始出来た麻痺症例61例を対象。
症例は発症2週間以内の方に、健常な側と麻痺側でどれだけ神経が生きているかを調べる検査(ENoG検査)にて、ENoG値41%以上(症状は軽度と推測できるグループ)に対してステロイド経口投与群20例 、ステロイド経口投与に鍼治療を併用した群15例 、鍼治療単独群12例では単独療法群がステロイドなどの経口投与よりも麻痺の回復は有意に遅延した。
(『末梢性顔面神経麻痺に対する鍼治療-新鮮例に対して』粕谷大智,全日本鍼灸学会雑誌.2002年,第52巻1号,32-42)
突発性難聴は原因は特定できていないものの、「内耳での炎症」と考えられています。
小さい、大きいという威力は異なりますが、内耳で起こった炎症を火事だとすると、
初期消火(抗炎症作用)を期待するにはステロイド薬を飲む、または点滴をする必要がある、と強く考えています。
以上の理由から、もしも聴力に問題を感じた場合には、早期に病院を受診する必要があります。
薬で治療を行うことについては、糖尿病、妊娠、難聴の程度により、まれにステロイドを服用しないケースはあります。
糖尿病の場合には内科医と耳鼻科医に連携していただき、妊娠中の場合には産科の先生を含めて、ステロイド服用の判断を仰ぐ必要があります。
その上で、突発性難聴に対する薬の効果として、3分の1の方は完全回復、3分の1の方は回復が認める、残りの方は難しい限界があることが分かっています。
そのため、違う側面から治療効果を高める必要があり、当院では「鍼灸治療+スーパーライザー照射」を行っています。
日々の臨床の忙しさを理由に、これまで経験した治療データを公開してきませんでしたが、最新の治療データを公開します。
最新の治療データ
45歳 男性 R.3.3.22日より発症
「左耳 突発性難聴 最大 65dbまで低下」
この方の場合、病院で入院中に点滴治療を行うも改善を認めない。
当院受診前の経過
R.3.3.22 なんとなく耳がおかしい
発症日をこの日としているが、違和感を感じた日と聴力低下を自覚した日が同時である場合には、この日にすることに問題はない 。
R.3.3.27
5日後に明らかに聴力低下を自覚
このR.3.3.22〜R.3.3.26の期間には、それ以前の正常な時とは違いを認識しているが、この数日は変化はなく、同程度の悪さを自覚。
何かおかしいが、病院を受診するか。仕事を優先するか。まだ様子を見ようと思っていた。
しかし、この3.27は明らかに聴力がおかしい。
近医耳鼻科を受診し、ステロイド(プレドニン)を処方され「突発性難聴」と診断される。
R.3.3.30 同じ病院を受診
変化がないため入院を勧められる。
R.3.3.31 福岡市内の総合病院入院
1週間 ステロイドの点滴開始
同時に高気圧酸素療法を併用
R.3.3.31
入院時の聴力データ
聴力のデータを簡単に説明します。
図の◯印は右耳、×印が左耳です。
×印の左耳の聴力が右耳の聴力と比較して下がっていることがわかります。
R.3.4.6
入院中の聴力データ
R.3.4.12
退院時の聴力データ
退院時までに高気圧酸素療法も5セット行うも変化はなし。
聴力のグラフで、中央の .5 1 2 と並んでいる数字は、
500Hz 1000Hz 2000Hz という音の高さを表しています。
この音域はあとで解説しますが、時に会話で大切な音域です。
初回は 1000Hzは 65dbという音の大きさで聴力検査のボタンを押すことができた。
退院時は 1000Hzは 70dbという音の大きさで聴力。
この差は、全体的なグラフの印象 大きな形の変化もないことから、5db悪化したとは捉えずに、
聴力検査の特性から誤差の範囲内という認識です。
R.3.4.14より
当院での治療スタート
この方は、このように聴力に変化ないまま当院を受診となりました。
私たちにできることとして、週に1回の鍼灸治療とどれだけスーパーライザーを照射できるか。
これしかありません。
退院して職場復帰するまでの期間は連日治療を行い、職場復帰以降は、来院できる範囲で治療を行う。
動いていない聴力が、どこか一箇所でもいいので動き始めるのか。
「聴力低下」以外に耳鳴り、耳閉感もお持ちだったので、
「聴力低下」に少しでも回復の兆しがあれば、同時に耳鳴りも小さくなったり、耳閉感の膜がかった感じも薄くなったりしていく方が多い。
「まずは何か変化が出るか丁寧に観察していきましょう。」ということで治療開始。
R.3.4.26
総合病院で治療
グラフとして大きな変化はない。
ただ、日常生活では少し違いを感じている。
R.3.5.22より
近医耳鼻科へ転院
この時には、2000Hz 4000Hzで聴力が上昇しており、日常での会話が左の耳からでもできる感覚がある。
発症から時間は経過しているが、この期間にできることとして、新しい先生がイソバイド(利尿剤)を処方。
R.3.6.18より
日常生活は問題のないレベルにまで回復。
非常に喜ばれた症例です。
病院の治療で全く変化を認めなかったにも関わらず・・・
症状の変化を認めるこの治療方法は、突発性難聴で困っている方に何か役立てるのではないか。
この治療方法が西洋医学の薬より優れているということではありません。
必ず耳鼻科の先生を受診していただき、「診断を受けること」「薬での治療を行うこと」が当院の方針でもあります。
その上で、鍼灸とスーパーライザーを併用して、突発性難聴を治せる方を確実に治していく。
また、聴力低下のレベルにより、どこまで聴力を上げることができるのか。
この治療方法は万能ではないですが、副作用もない。
西洋医学的な治療が限られている中で、一つの選択肢として検討してみてください。
私たちは、今回のケースのような方を経験させていただく度に、控室ではガッツポーズをして心の中では「よしっ」て叫んでいます。
一方で、ムンプス難聴のように威力が強い炎症では全く変化がないことも経験して、自分たちの無力さを痛感して泣いたりもしています。
何かご質問があれば丁寧に解説させていただきます。
どうぞご遠慮なくご相談ください。
耳鳴りに対する鍼灸治療
「内耳」×「自律神経」×「認知行動療法」
耳鳴りの治療では、丁寧に全体を捉えながら一つ一つ絡まった糸を解きほぐしていくことが必要になります。
聴力低下はないが耳鳴りに困っている場合や、
突発性難聴になって時間が経過しており、聴力は固定しているが、耳鳴りに困っている場合には全く異なる治療概念、治療方法のため耳鳴りの鍼灸治療のページをご参照ください。
突発性難聴の原因
突発性難聴は,原因不明の急性高度難聴です。
その病因・病態は確定しておらず、エビデンスのある治療法も確立されていないのが現状です。
2012年に新しいガイドラインに改訂案が提出され
『1.突然発症 2.高度感音難聴 3.原因不明の3つが全てあてはまるものが突発性難聴』と診断されます。(厚生労働省特定疾患急性高度難聴調査研究班 2012年)
急性感音難聴(各種疾患)と
突発性難聴の関係
急性感音性難聴の中で特徴的な要因があり診断がつくものもあれば、一時的に突発性難聴という診断名がつき、経過観察中に聴力の回復と低下を繰り返すことで、突発性難聴とは異なる病態(病気)に診断名が変わることがある。
今後、病態の解明が進めば,原因不明の突発性難聴の占める割合は小さくなるが,現在までのところ突発性難聴は急性感音難聴の中心的存在となっている。
(『突発性難聴の歴史』中島務,耳展45:2;98~104, 2002より作図)
今後、耳鼻科領域の研究が進むことで原因が遺伝子レベルなど特定されれば、病名を新たに冠し、分類がなされ、突発性難聴という原因不明な病態は縮小していくことが予想される。
急性低音障害型難聴と疑われる方の中に、両側低音部が低下する症例の中に、低血圧の方がいる。
内耳の蝸牛を栄養する蝸牛動脈は終動脈であり、低音部を担当する細胞は蝸牛頂に存在し、蝸牛動脈の最末梢で栄養されるため、低血圧による血流変動の影響が表れ、両側低音部の低下が生じると考えられる。
(『鍼灸診療に役立つ耳鼻咽喉科の話』竹越哲男,鍼灸OSAKA,Vol35,No4:33-40)
疫学
疫学調査では、1993年に人口10万人対19.2人、2001年の調査では27.5人、2012年には60.9人との報告があり、突発性難聴は増加傾向にあると推測されています。
福岡市の人口が160万人とすると、年間約1000人が発症していることになります。
また、発症の平均年齢もだんだん高齢化し、現在では50歳を超えています。
ストレスの関与が強く示唆され、今後も増加すると予想されており、誰がいつかかってもおかしくない国民的な病気であるともいえます。
当院へ突発性難聴を主訴に来院する方も年々増加傾向にあります。
重症度
この検査は、通常良い方の耳(健側)を基準にして、今回の病気によってどれだけ聴力が下がったかを知る検査です。
その際に、記入された表はオージオグラムといい、縦軸は音の大きさ(db:デシベル)を表し、横軸は音の高さ(Hz:ヘルツ)を表しています。
それぞれの難聴の度合いにより軽度難聴、中等度難聴、高度難聴と重症度分類がされています。
正常な耳の構造について
「耳の構造」
音は外耳、中耳、内耳通じて大脳へ
耳は、大きく分けると「外耳」「中耳」「内耳」という3つに分かれています。
音は耳介によって集められ、外耳道を通って鼓膜へと伝わります。
「耳介~鼓膜までを外耳」と呼びます。
次に「中耳」です。
「中耳」は、「つち骨、きぬた骨、あぶみ骨」という3種類の骨と、3つの骨が収まっている「鼓室(中耳腔)」、のどと鼓室をつないでいる「耳管」を「中耳」と呼びます。
外耳と中耳の音が伝わる経路を伝音系と呼ぶ
外耳で集めた音の振動は中耳で増幅され、蝸牛に伝わった時には元の音の約20倍の大きさになっています。
「内耳について」
内耳は、聞こえを感知する蝸牛と平衡感覚を担う前庭(卵形嚢・球形嚢・三半規管)からなります。
ぐるぐる巻きになった蝸牛は、伸ばしても長さ約32mmという非常に小さな精密な構造器官です。
「蝸牛について」
この筒状の蝸牛を輪切りにすると、中は3層のコンパートメント構造。
(※コンパートメント:区切られた構造)
一番上から「前庭階」「蝸牛管(中央階)」「鼓室階」と名前がつけられています。
蝸牛管の中には、音を感知する装置がコルチ器があります。
コルチ器
コルチ器(organ of Corti)には、毛の生えた細胞、有毛細胞が規則正しく並んでいる。有毛細胞には、内と外がそれぞれあり、内有毛細胞(inner hair cell)は1列約3500個、外有毛細胞(outer hair cell)は3列約12000個が中央階の床(基底板)に並んでいる。
「蝸牛と音の高さ」
蝸牛内では、それぞれ音の高さを認識、反応する部位が異なります。
外耳に近い部位では高い音
蝸牛頂(中心部)に近い部位では低い音
「聴神経」
有毛細胞と連絡している神経は、ラセン神経節細胞といい、ラセン神経節細胞の神経線維が束になって聴神経を形成している。
内有毛細胞は多くのラセン神経節と連絡しているが、ラセン神経節1つ1つは1個の有毛細胞としか連絡していない。内有毛細胞が死滅するとラセン神経節も死んでしまう。
ラセン神経節細胞は生後間もなくからどんどん減少してゆき、10代では3万個以上あるが、90代では1万個にまで減少するとされている。
蝸牛内のリンパ液について
「前庭階」「鼓室階」は、『外リンパ液』に満たされている。
外リンパ液とは、脳脊髄液と交流をしているリンパ液のこと。
「中央階」は、『内リンパ液』で満たされている。内リンパ液は、耳独自のリンパ液で体内で最もカリウムイオンの濃度が高くかつカルシウムイオン濃度が低い液となっている。血管条から分泌し、内リンパ嚢から吸収されて新しく入れ替わっている。この内リンパが聞こえを 感知する際に重要な働きをしている。
鍼灸治療とスーパーライザーの併用療法
使用する鍼について
鍼治療で使用する「はり」は、先が注射針よりずっと細く、皮膚に滑り込むように刺さっていくため、刺激が少なく痛みを感じにくい特徴を持っています。
また、鍼を刺す際に、「鍼管(しんかん)」と呼ばれる筒状の器具を使うことで、刺す時の痛みを抑えられます。
この鍼管を指先で軽く叩けば、鍼先が瞬く間に身体に進入します。
これが日本が誇る「管鍼法(かんしんほう)」と呼ばれる、江戸時代から続く特徴的な鍼の方法です。この方法で鍼をすることで、いつ刺されたか気がつかない刺入を実現します。
鍼の太さについて
鍼治療が痛くないもう一つの理由として、鍼の太さがあります。
蚊が刺す感覚を痛いと感じる方は少ないように、当院で使用している鍼も非常に細く蚊の口先とほとんど変わらない鍼を用いています。
よりやさしく、より再現性のある治療へ
当院ではSUPER LIZER(東京医研社)の近赤外線(直線偏光近赤外線療法)を鍼灸治療に合わせて併療しております。
SUPER LIZERは多くの大学病院で、多くの疾患・症状治療に使われています。
①近赤外線は身体の中に一番深くまで届く光です。
②直線偏光処理した光は傷を早く治す力があると言われております。
この二つの特徴を鍼灸治療と組み合わせることで、より効果が発揮されます。
深達性
体内の水に反応しない特殊な光を放出することで、深部の神経節に照射(SGR:星状神経節近傍照射)を行うことで、星状神経節ブロック(SGB)と同様の反応を引き出すことが可能です。
星状神経節照射後の手と顔の温度変化
『内耳循環をいかによくするか』
『自律神経・全身調整で回復力を引き出せるか』
他の鍼灸院と比較すると何が
田中はり灸療院の治療では異なるの
1)耳の内耳の循環は鍼灸単独で改善することは困難
2)スーパーライザー6台体制
3)治療環境について
突発性難聴が発症すると、音に対して敏感になる方がいます。そのため、できるだけ静かな環境で治療が行えるように配慮しています。
話が好きな患者さんや、お子様連れ、お子様の治療など、難聴に対しては配慮が必要なため、あえて治療する部屋を別にしています。
また室内は2重窓の構造をしているため、遮音性があり、静かな環境で治療が受けることができるようになっています。
4)オージオメーターを所有(500Hz-4000Hz)
※病院を受診中の方は、可能であればオージオの記録をお持ちください。
初診料
初診料 | |
一般 | 2,200円 |
学生、未就学児 | 1,100円 |
治療費
治療費 | |
一般治療 (スーパーライザー照射含む) |
7,700円 |
学生 | 3,300円 |
鍼灸治療を行わない日の スーパーライザー照射 |
1,650円 |
※価格はすべて税込み価格です
※日曜日と祝日は休診です。また講習会や学会の参加のため、不定期で休診となることがあります。
※土曜日は別途+1100円頂戴いたします。
現金以外にPayPayなど各種電子マネーや交通系IC・クレジットカードでのお支払いが可能です。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
鍼+SL照射 初診時 9,900円 |
SL照射 (1,650) |
SL照射 (1,650) |
SL照射 (1,650) |
SL照射 (1,650) |
SL照射 (1,650) |
|
鍼+SL照射 2診目 7,700円 |
SL照射 (1,650) |
SL照射 (1,650) |
SL照射 (1,650) |
SL照射 (1,650) |
SL照射 (1,650) |
なぜこの治療費と、治療計画なのか
突発性難聴発症に対して「当院で何ができるだろうか」を考え続けています。
適正な治療間隔を今も尚、模索しています。
鍼治療の視点からみた適正な治療間隔は、4日に1度だと考えています。
鍼治療では鍼を刺すことで、生体に小さな傷をつけています。
その傷が完全に回復するのに、3~4日かかるため、その都度治療を行うことがベストだと、当院では考えています。
長らくこの治療を採用してきました。
ですが、当院を受診する方の中には
「現在、仕事も休職している」
かつ
「突発性難聴には、回復できる期間があること」
かつ
「それならできることをやり切りたい!」
そんな患者さんに当院ができるベストな治療は何か。
もしも自分が患者だとして、突発性難聴になった場合にどのような治療を求めるか。
その中で出した答えが、週1回の鍼+スーパーライザーであり、この時は治療費をいただく。
鍼治療の合間のスーパーライザー照射のみの際にはスーパーライザーのみを1,100円の費用をいただき、内耳の循環改善に全力を尽くそう。
それが、私たちの突発性難聴との向き合い方です。
当院での治療例40代女性(内科医)
発症1日目
発症7日目
発症14日目
この患者さんは、医師(内科医)のため、突発性難聴が如何に時間との勝負か、症状(聴力)が固定してしまうと、如何に大変かをご自身が理解しているため、発症時から日曜日以外は連日通院されました。
当院も、発症初期から病院での治療+鍼灸院で治療を行うことが重要だと考えております。
18歳女性
18歳女性
7日前に突発性難聴発症。発症当時左耳に違和感を感じ、水が耳に入っているような感覚。耳鳴り(-)、耳閉感(+)発症時が金曜日だったこともあり、土、日、祝日と病院へ行けず、週明けに耳鼻科受診。診察の結果「突発性難聴。この周波数だと、40代、50代の男性の声が聞き取りにくいね。」という説明を受ける。ステロイドの服薬治療を開始。
当院受診(発症1週間)
「現在耳鼻科で治療しているが、併せて鍼灸治療も行いたい。スーパーライザーもよさそうなので、受けてさせてあげたい。」というご相談をお母様よりいただき、説明の上ご本人来院。
当院での治療は、鍼は浅く刺されているかもわからない程度で治療を行い、スーパーライザーの照射していくため、治療が非常に心地よいと驚かれました。
治療を毎日5日間連続で行い、耳の耳閉感は初日で消失。プールで水が入ったような感覚も日ごとに楽になっている、という自覚的な感覚を表現されました。
発症10日目病院での聴力検査
10日頃には、聴力はほぼ回復しているが、ステロイドの影響か、より眠りくいという症状や、以前からの腰痛の治療も含め、この期間も続けて治療を継続。
この頃には、人ごみや集団で音が聞き分けることができるようになってくる。
患者さんからよくある質問をコラム形式で
非常に長い内容で記載をさせていただきましたが、私たちが日常で経験している耳鼻科疾患、突発性難聴、メニエル、外リンパ漏やなど記載できたのは、ほんの一部です。
現在は、当院へ新患の患者さんは年間600名を超える方が来院されますが、そのおよそ4分の1が耳鼻科疾患です。
当院での治療が皆様の一助になれるように、真摯に臨床に取り組んでまいります。
田中はり灸療院 遠藤彰宏
他県で、治療院を探されている場合には、鍼灸SL研究会の先生の相談されてみてください。
その他当院で治療している専門分野
妊娠出産に必要な育卵鍼灸
妊娠・出産のために必要な卵子の質の向上
排卵・採卵前の約4か月前から準備
鍼灸✖️スーパーライザー
着床鍼灸・妊娠維持
「子宮血流の増加」「免疫能へ変化」
凍結胚移植1か月前より準備
移植前後の治療を含め
妊娠週数 8-12週の卒業を目指す
男性不妊のための鍼灸治療
椎間板ヘルニアによる
「痛み」「痺れ」を改善
ぎっくり腰・急性腰痛
鍼灸こそがぎっくり腰に対する
最高の治療
1-2 回の治療で改善
「膝痛」「変形性膝関節症」
「四十肩」「五十肩」
電気を流す美容はり
「全身の調整」×「美容はり」
田中はり灸療院のSpecial
逆子の鍼灸治療
突発性難聴の鍼灸×レーザー照射
内耳循環に集中させ改善を狙う
聴力固定までに行いたい
耳鼻科との併用療法