「学ぶ」は「真似ぶ」
「学ぶ」は「真似ぶ」
ここ5年ぐらいの取組みの中で、特に意識をしていることが、自分を鍼灸の世界だけにおかない。
「鍼灸」の世界にいるとどうしても対象が、「あの先生と比較して」「あの鍼灸院と比較して」
鍼灸の世界に、良い先生がいることも知っている。
師匠と弟子の関係性で伝承してきた技術。
そこを否定する気は全くない。
ただ、自分が思っている未来にはどうしても違和感が生じてしまい。
自分がやるチャレンジは、どこから始めるか。
この時に、「社会」の中に基準を持つ。
正確には、この時点では、「持ちたい」というただの願望にすぎない。
「自分の知りたいものはそもそもなんなのか?」
簡単なのは、自分が知りたいと思っている情報があるかないかを考える前に飛び込んでみる。
そこにかかる労力、時間、費用が得られた成果で測ろうとすると心理的には「無駄かもしれない」という意識がはたらくし。
「失敗したくない。」
この意識は、理解できるが、失敗をしないことは難しい。
失敗の数は本当に多くするべきだと思っています。
おそらく、この文章を読んでいただいた方の中に、あの時のお前の失敗目撃したぞ。
お前のあの時に失敗で、こんなことあったな。
多くの方に許容していただき、
おかげさまで、少しずつ成長ができています。
この5年で知りたかったこと
自分の柱は間違えなく鍼灸にあるので、
①他の鍼灸師の先生は、どんな考えを持っているのか。
どんな思いで治療をしているのか。
その結果どんな治療方法をしているのか。
②デザインについて
昔からずっと好きだったSMAPのジャケットが好きだったので、無意識の中でデザインの中で生きているということに気がついた時に、
少しずつ、デザインってなんなのか。
内側で設計している人はどんな思いや狙いでデザインをしているのか
③思考プロセスについて
ザ・ゴール2に登場する思考プロセスを使えるようになりたい。
そこから、組織全体で使えるようになりたい。
④制約理論について
部分最適、全体最適 言葉ではなんとなく本を読めばわかったような気になるが、それを実行していくにはどうしたら良いか。
⑤世の中にいろんな職業がある中、それぞれが努力なしに会社を継続することはできない
どんな風に社会は動いているのかを単純に知りたい。
生徒に戻る
それぞれに目的意識は持っているため受講するものは選んできたが、
ここで、共通していることは、「何を知りたいのか。」ではなく。
自分が生徒となって、学ぶことで
「知りたいと思っている人」
「すでに知っている人」という状況の中で、
どんな環境を作ればいいのか。
どんな人材が補助的に動くことで機能するのか。
どんな言葉を選ぶのか。
「教育」ということをテーマにして受講している自分がいます。
そういう視点で物事を見てみると「いい先生」「社会にとってのいいお医者さん」って本当にたくさんいて、
色んな方が努力して、今の現状を少しでも良くしようとして活動していることに気が付く。
日々出会う患者さんにもいろんな情報や、課題を共有しながらいつも勉強させていただいています。
学ぶ環境を創る
今この鍼灸院の中で、やっていることは、
鍼灸院がどう成長していくのか。
これは、鍼灸院という中で行っていることではあるものの、
やっている中身は、もう一度、「自分たちが持っている価値で誰かの役にたつ」
って考えた時に、表現を一般化すると、実はどこも同じなんだなぁって実感しています。
どれを自分でやるべきか。
どこは、仲間(身内)に任せるのか。
どこは、社外の方に任せるのか。
それを考えながら、
組織の中にある停滞に対して、処方箋を選んでいます。
本当にいろんな人に支えていただきありがとうございます。
いい仲間と、元気に面白い実験ができています。