TOCfE 教育のためのTOC〜ブランチ・CLR〜
3月1日 本日緊急事態宣言が福岡も解除となりました。
冬の寒さの中での感染がどのように広がっていくのか、抑えることができるのか不安がありましたが、
皆さんの努力によって、解除になったことをまずは喜んでいます。
ありがとうございます。
この緊急事態宣言が解除にいつなるか。
これは1月の時点では当然わからないため、当院では4月、5月に向けてオンラインで外部研修を受けています。
その中の一つにTOCfE(教育のためのTOC)という思考ツールを学ぶ研修を
小坂知世、荻侑花、岩佐ゆかり、福地弓子の4名が受講をしています。
遠藤彰宏、遠藤真紀子、竹永百華、山口祐依の4名はすでに受講を終了しています。
全4日間のうち、前半の2日が終了しましたが、
「ブランチ」
「CLR」
以前から逆子のWEBページでは、このブランチという方法で、記載をしていますが、
四角の中に言葉を選ぶ、矢印で上の四角をつなげる。
「原因」と「結果」でつなぎ合わせる。
一つの原因で結果が起きる場合もあるし、
二つの原因が合わさって、結果が起きる場合もある。
二つ以上の原因がある場合には、「 and コネクター」を活用して、「AかつB」の結果「C」が起きるという構図を作成して行きます。
この四角の中に、どんな言葉を選ぶのか。
どう繋ぎ合わせるのか。
これが人によって異なるし、使う場面によっても、相手の有無によっても違うブランチになるので、本当に面白い。
この受講によって、明らかな変化となっている1つは、
「福地弓子」の電話対応が「惚れてまうやろー」って自分の中の関西人が妙に登場してしまうような魅力を持ってきています。
福地弓子だけが、当院で受講した者の中で唯一鍼灸師ではない。
その差が実は大きなプラスになっているのではないか?
という仮説が思い浮かんだ。
電話での問い合わせの際には当然、
「何らかの症状で困っている方」と
「症状がどんな状態なのかわからない」(私たち)
との間で、言葉のみでお互いの認識を合わせていく必要がある。
私たち鍼灸師は、ついつい症状を治したいし、「解決策を提案したい」
っていう心理がどこかで働いてしまうが、
福地の場合には、現状をとにかく丁寧に聞き、疑問があれば相手が使っている「言葉の意味」を明らかにする。
各問い合わせに1年間対応をしてくれたおかげで、
各疾患に対する質問も抜群になってきている。
「私は、治療者ではないので、担当のものにお繋ぎします」
っていうワードが最近は出てこない。
この電話での問診中の内容が、実はトリアージの機能を持っており、
症状や、重症度、話す口調や、温度感。
相手の方言葉の選び方によって、
施術担当をする鍼灸師を選んでいる。
この言葉を紡いでいく作業が、電話越しに聞いていて「美しい」
あるマスターファシリテーターが「CLRは愛だ」「CLRは彫刻だ」っていう表現を使っていたが、
本当に、「美しい」
これは対患者さんだけではなく。
日常生活で、仲間との会話。
友人との会話。
家庭での会話。
どこでも活用ができる。
この仲間と働けて本当に幸せ。
色んなところに、先生が存在する。
現在田中はり灸療院では、鍼灸という治療技術はもちろんですが、
考え方という内側を全力で磨きに行っています。
この思考ツールは、共通認識で持つことができれば、情報はより正確に伝わり。
次の課題も明確になる。
この鍼灸院は、間違いなく。
次の時代を切り開きに行きます。
より優しく。
言葉を紡ぎ。
鍼灸治療を行う。
楽しみにしていてください。
皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。
文責:遠藤彰宏