ブラインドランナー山下慎治選手と初伴走(大濠公園)

ブラインドランナー山下慎治選手と初伴走(大濠公園)

今日は、鍼灸以外の話です。
趣味でマラソンをしている遠藤彰宏ですが、昨日、今日と新しい出会い、体験がありましたので、記事にしてみたいと思います。

2024年7月29日
「チーム道下」で長年伴走をされている

樋口歯科医院
https://www.higuchidental.com/

ほぼ毎日大濠公園を走っているので、樋口先生を個人として認識することはなくても、
パラリンピック金メダリスト道下美里選手や、山下慎治選手が大濠公園を走っていること。
またその周りには多くの伴走者が交代で走っていることなどは認識していました。

今日も同じ方が同じ時間帯に走っている。
暑い日も、寒い日も変わらずに走っている。

そこに集まる人にどんな背景があるのか。
そんなことは知らずマラソンが大好きな人が今日も同じ場所で走っている。

樋口先生の講演の中で印象的だったことは、
「伴走者は圧倒的に不足していること」
「道下さんが東京オリンピックで金メダルをとったことで、もっと伴走者が増えてくれると思った」

「道下美里選手 2時間54分13秒(世界記録)」
「山下慎治選手 2時間41分13秒」

「そんな記録を持っている選手と一緒に走ることなんて難しいだろう。」
「一緒に走るにはレベルが足りない。迷惑をかけてしまうのではないか」

フルマラソンの練習を初めてからわかったことは、
「日常の練習は jog が中心」これはちょっと頑張ると一緒に走れる。

お二人のようなアスリートとは異なり、一般の視覚障害を持っているランナーはもっとゆっくりしたjogでいいから走る機会を探している。

福岡市大濠公園はまだサポートする人が他の地域に比べるといるということですが、
それでも足りないということを教えていただいたので早速本日朝5時過ぎに起床して初伴走をさせていただきました。

まさか今日並走はしても、一緒にロープを持って走ると思っていなかったのですが、
マラソンを走ってきたのは、自分と向き合うためで、内省の時間でした。

でも、今日は、「誰かと一緒に誰かのために」同じ時間を共有した。
これまでの「走る」と少し意味が違っていることに気がつきました。

いつもと同じ景色を走っているはずが、少し違って見える大濠公園のランニング。

まだまだ暑い夏の始まりですが、新たな喜びを見つけて走れそうです。

(文責:遠藤彰宏)