臨床推論~尤度比を使って考える~
2018年8月19日
京都のなかむら第二針療所の中村一徳先生が、2年間私塾を開かれ真紀子先生は毎月京都の中村先生の鍼灸院で学ばせていただきました。
今回は、私塾最後のフィナーレを福岡で開催しましょう!ということで、当院での開催となりました。
中村一徳先生の前では、これまでに2回 日本臨床鍼灸懇話会(平成27年1月)での「尤度比を臨床に活かす(整形外科編)」、不妊鍼灸ネットワーク(現JISRAM 日本生殖鍼灸標準化機関)での「尤度比について(婦人科・産科編)」をお話しさせていただきました。
今から考えると、まだまだ人前で話すという点においても未熟さもかなりあり、反省点も多いなか。
今回60分の話すことを許されました。
この数年間、自分の中もってきた疑問点を整理しながら、再度医学文献と向き合う日々を過ごすことで、ようやく「何を伝えたいのか」が鮮明になっていきました。
これまで自分で伝えたいことへの思いが強すぎるという反省から、一つ変化したのは、「伝える」ではなく「一緒に考える」という点を重視しながら、スライドを作成しました。
今まで人前で話しをする機会は、何度もありましたが、一つ新しい一歩を踏み出すことができました。
1か月間準備した時間もこれまで以上に楽しい時間でした。
しっかり自分の臨床でもこの「知識」と「考え方」を人のために活かしていきたいと思います。
貴重な機会をありがとうございました。
田中はり灸療院 遠藤彰宏