鍼灸院での医学部学生研修の試み

H.30.7.23-8.29 までの1か月間 熊本大学医学部の3回生の方と一緒に過ごす機会がありました。

出会いは、まだ彼女が高校生だった頃に、当院で鍼灸治療を受けたことがきっかけです。

当時から医学部志望であり、その後、医学部へ入学し一端、鍼灸院にくることはなくなりました。

入学してはじめての夏休みに帰省された際に、「いつか鍼も勉強してみたいです」という一言から、今回の研修はスタートしました。

「どれだけの日数でくるのか」「鍼灸院で何を学びたいのか」

これを二人で話合いながら、「夏休みはこれるだけきます!」という意気込みから、毎日、朝の診療から、夜8時近くの診療終了まで一緒に過ごしました。

今回、一緒に鍼について考えるにあたり、色んな論文を引っ張り出しながら、
「自分たちも何を考え鍼をしているのか」「どんな思いで師匠はこの技と知識を預けてくれたのか」

大切なものを思い返す日々でした。

仲間が増えることはこんなにうれしいことなのか。

いつかお互いが成長してまた再開したい。
素敵な女性で、将来とてもやさしい医師が誕生すると思うと待ち遠しいです。

自分たちも新しい一歩を踏み出していきたいと思います。

田中はり灸療院 遠藤彰宏