アルコールと妊活
妊活中にアルコールをどれくらい飲めるのか?
気のおけない人達とお酒を囲み
楽しいひと時をすごす時間は貴重ですよね。
昨今コロナのせいで集まってお酒を飲む機会は減ってしまいました。
お酒は、飲む人も飲まない人も楽しい時間のための潤滑油ではないかな?と思っています。
さて、妊活される方にとって
お酒との適切な距離感はどのようなものでしょうか。
【結論】
ハッキリ断定は出来ないが
1日ビール1〜2杯であれば問題なさそう。
『以下論文紹介』
「アルコール消費と飲酒可能性:
デンマークの前向きコホート研究」
デンマーク オーフス大学の研究
(2007年6月1日〜2016年1月5日)
【対象:21〜41歳】
妊娠を試みており妊活治療していない女性6120人を対象にアルコール摂取量と妊娠の関係についてネット調査が行われました。
アルコール消費量はビール ワイン デザートワイン スピリッツ それぞれを一週間当たりのサービング(なし、1~3 4~7 8~13 および14以上)で報告してもらいました。
1サービング |
ビール1缶(330ml) |
ワイン1杯(120ml) |
蒸留酒(20ml) |
【結果】
参加者の69%が妊娠
アルコール摂取量の中央値は1週間あたり2.0サービング(ビール2杯程度)
1週間に14サービングまでなら妊娠率が明らかに低下することはありませんでした
(1週間の間、毎日1〜2杯なのか、一度に大量摂取なのかは区別していないので不明)
一週間に14サービング以上では受胎率が約18%減少
ビール、ワイン等、お酒の種類による差はありませんでした
以上が妊娠に与える影響です。
(https://www.bmj.com/content/354/bmj.I4262)
また、妊娠が分かったら飲酒は控えた方が良いでしょう。
妊娠中にアルコールを摂ると、すぐに胎盤に到達します。胎児はアルコール分解スピードがゆっくりなため、お母さんは大丈夫でもお腹の赤ちゃんの血中濃度は高めになります。これにより赤ちゃんが一生、身体的.精神的障害を負う可能性があります。多量のアルコールであれば低体重や死産にも繋がります。
妊娠初期は妊娠したかどうか分からない事も多いため排卵期以降の飲酒は控えた方が良いかもしれません。
妊活中は(時期によりますが)神経質にならなくても適量であれば心配ないようです。
上手に付き合われることを願っています。
妊娠出産に必要な育卵鍼灸
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着床鍼灸・妊娠維持
「子宮血流の増加」「免疫能へ変化」
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