ぎっくり腰症例1 43歳 男性 急な運動と長時間の座位で発症
急性腰痛 2日前より 息子さんとドッヂボールをしたこと、もしくは長く座りすぎたことが原因で発症。以前にもぎっくり腰(急性腰痛の経験あり、1度入院経験もある)、その頃の痛みの方が強い。
所見:痛みの部位:痛みは両側(右>左)に広がっている。前屈時に痛み。安静時痛なし。下肢痛、臀部痛なし。局所の熱感(なし)
考察:以前の急性腰痛よりも痛みは軽く、また安静時痛もないことから、急性腰痛を第一選択として、治療をして良いと判断。両側に痛みが広がっているが、痛みの範囲(上下)は限局されていること痛みを発症している筋肉は限定的と判断。治療の反応をみながら、治療部位を随時対応を行う。
治療1. 1番鍼で刺入置鍼5分
治療2. 2番鍼で、手技鍼(腰部のみ)
治療3. 座位にて、2番鍼で手技鍼
痛みが治療前に10だった痛みが、0又は1に軽減したため治療終了。
※その後、奥様も腰痛で通院され非常に喜ばれている。
コメント)
急性腰痛は、鍼灸治療が扱う症状の中でも、即効性があり治療効果の高い症状の一つです。当院での急性腰痛で来院される方の通院はほとんどの方が1度の通院で治療を完了しています。
(再び急性腰痛を半年、1年後に発症し来院する方の後日談や、現在はメールなどで翌日からの経過を確認)。1度の治療で効果を発揮できる理由としては、アクセルとブレーキの使いわけを考えています。鍼治療では、攻めるべきポイント、待つべきタイミングがあるためです。この使いわけが私たちが誇れる武器だと考えています。どうぞ、期待して来院いただいて結構です。
ぎっくり腰を早期回復
腰部局所の循環改善×筋緊張の緩和×鎮痛効果
急性腰痛は短期に治す