育卵鍼灸「鍼灸×スーパーライザー」
妊活のために鍼灸院でやりたい卵子の質の向上

 

妊娠を希望する方の来院が年々増えています。
当院では高度生殖医療ですでにART(体外受精・顕微受精)を行っている、もしくはARTを検討中という方の来院が多いのが現状です。

これまで不妊治療という一括りでWEBページを作成していましたが、現在、採卵に向けての鍼灸治療として何ができるか、

新たにページを作成中です。公開しながら、その都度、編集を加えて行きます。

この内容はすでに当院でも行っている治療ですので、ご質問やご相談はお気軽にお問い合わせください。

 

当院の妊活鍼灸治療の特徴と目的
卵胞とは
卵胞の成長
育卵鍼灸〜卵の質を上げる〜
卵細胞の成長とエイジング
スーパーライザーの目的
来院時期・頻度
来院時の持ち物・服装

 

当院の妊活鍼灸の特徴と目的

当院の妊活においての大きな特徴は、東洋医学に限らず現代医学に基づいて治療を行っていること、鍼とスーパーライザーを併用するのが大きな特徴です。

体外受精という人体科学の領域に、同じ視点で寄り添う鍼灸治療を目指しています。

 

当院の妊活鍼灸には大きく分けて2つの目的があります。

 

1 着床、妊娠維持

移殖に向けた治療で、着床に適した子宮環境を目指します。

生理1日目から移植までの2週間強の治療期間を要します。治療回数の目安としては移植前までに3回〜です。

移殖段階の方の研究データを根拠にしています。

 

2 育卵鍼灸〜質の良い卵を育てる〜

今後の採卵に向けた治療で卵の質の向上を目指します。

 

ここでは 2育卵鍼灸〜質の良い卵を育てる〜妊活鍼灸の話をしていきます。

 

前提として、1も2も不妊一般検査の結果によって治療方針を決めている方であれば、基本的にどの治療段階(タイミング、人工授精、高度生殖医療)であっても併用をご提案させて頂きますのでご相談ください。

 

卵胞とは

卵子とその取り囲む細胞(卵胞細胞、顆粒膜細胞、莢膜細胞など)のことを卵胞と言います。

卵胞は、卵子を保護し栄養する細胞で取り囲むような構造をしています。

ニワトリの卵で例えると「卵の殻と中身」というとイメージが湧きますでしょうか?

 

↓絵が欲しいかも

中身=卵子

殻=卵胞細胞、顆粒膜細胞、莢膜細胞など

 

この殻の中には一つの卵が入っており、

卵巣の中には沢山の卵胞が眠っている状態です。

わたしたち、女性の卵巣に眠っている卵胞を原始卵胞といいます。

目を覚ました原始卵胞は栄養(血液やホルモン)をもらいながら発育し、2㎝程の大きさなると殻を破り飛び出し、精子と出逢うことで受精卵となります。

 

胎児の時に、卵の発育は原始卵胞で止まり、卵巣にストックされます。その数700万個と言われています。

しかし、これ以上卵子が新しく作られることも増えることもありません。言い換えると、一生分の卵子の数が胎児の時から決まっているということになります。

そこからは、生まれる頃には200万個、思春期には20~30万個となります。

思春期になり月経が開始されると、毎周期あたり1000個程減っていきます。

毎日換算すると1日30個強の卵が減り続けています。

(?)ストックされてる卵子は、排卵のために成長し始めるまで眠っていますが、その間にも年齢とともに卵子も年を重ねます。

卵子の年齢=ご本人の年齢とも言えます。

排卵までの期間

女性の胎児期に作られた卵は、原始卵胞で眠っていますが、目を覚まし始めてから約6ヶ月かけて成長し排卵されます。

原始卵胞→一次卵胞→二次卵胞(前胞状卵胞〜初期胞状〜後期胞状)→成熟卵胞(グラーフ卵胞)となり排卵に至ります。

このように卵胞は、発育段階によって構成する細胞の変化や形態変化に伴い、段階の応じた名前で呼ばれます。

 

 

 

 

 

 

 

原始卵胞:胎児期に作られ、眠っています。
一次卵胞:休止状態の原始卵胞の周囲に顆粒膜細胞が増殖します。
二次卵胞:前胞状卵胞→初期胞状卵胞→後期胞状卵胞というように大きくなります。

前胞状卵胞は顆粒膜細胞は増え続け、層が6~7層に達した後、基底膜の外側に莢膜細胞(内卵胞膜細胞)層が分化し、増殖します。

初期胞状卵胞になると卵胞腔の形成が始まるようになります。

後期胞状卵胞は思春期以降に適切かつ周期的なホルモン(FSH・LH)刺激が起こる事によって、成熟卵胞に発育します。

 

成熟卵胞(グラーフ卵胞):

適切な刺激が起きなければ卵胞は、初期胞状卵胞以降に発育せず、閉鎖卵胞になります。

 

1ヶ月の中でランダムに1000個が目を覚まし、成長を始め、1つが毎月排卵に漕ぎ着けます。

 

 

 

成長過程における血液とホルモンとの関係性

編集中・・・

前提として、卵胞発育の過程は完全にはわかっていません。

 

ホルモンとは何なのか、身体の働きを調節する化学物質(体に指令を出す物質)

女性の身体では、3つの場所から女性ホルモンを作り出しています。

図を作る

脳にある視床下部:GnRH(ゴナドトロピン放出因子)

脳にある下垂体:FSH、LH(ゴナドトロピン)

下腹部にある卵巣:E2(エストラジオール)

 

 

ここからは詳しくホルモン獲得受容器について書いていきます。

卵胞発育は、血液とホルモンによって育ちますが、卵胞の時期で変わってきます。

ざっくりいうと前半が血液、後半がホルモンによる成長と考えてください。

 

 

前胞状卵胞から初期胞状卵胞までの発育には、低濃度FSH依存性を持っていますが、一般的にFSH・LHなどのホルモンの影響は必要ないことが知られています。

原始卵胞と一次卵胞の時は、そもそもFSH・LH受容体を持っていません。

そのため、受容体が存在しない女性でも、二次卵胞への発育が認められます。

 

前胞状卵胞から少しずつホルモンが関与してきます。

ではどうやって獲得するのか?

発育過程での莢膜細胞が出現することで、①卵胞に血流が供給②FSHに反応可能 になります。

無事FSH受容体を獲得した卵胞は、生存・発育し、次のステップへ進みます。

FSHにより卵胞発育を促進し、発育作用のあるエストロゲンを分泌します。

 

この時に、前胞状卵胞でFSH依存性を獲得できない卵胞は閉鎖卵胞へ向かいます。

 

前胞状卵胞では顆粒膜細胞にFSH(卵胞刺激ホルモン)の受容体は発現しますが、まだLH(黄体ホルモン)の受容体は存在しません。

 

 

卵胞期初期には、血中FSH値は上昇し、エストロゲン値は低下しています。

成熟卵胞のなる為に、LHサージが起こります。

その5日前には卵胞成熟過程により、血中エストロゲン値は上昇し始め、FSH分泌の抑制が起きます。(ネガティブフィードバック)

FSH分泌の抑制が起こると、発育が止まってしまいますが、この時に大事になってくるのがLH受容体の発現・獲得です。

顆粒膜細胞におけるLH受容体を発現させた卵胞だけが選択されて、FSH分泌が低下するにもかかわらず、LHが代わりとなって発育を促進させ、成熟卵胞への発育過程が持続されると考えられています。

 

このように、卵子が成長し成熟したのち、排卵するときにFSH・LHなどのホルモンが大事になってきます。

原始卵胞は、何個も同時に発育を開始するが、発育の過程で順次閉鎖卵胞となり、成熟卵胞にまで発育し排卵に至るのは通常1個である。

他の卵胞(受容体を発現できなかった卵胞)は、FSHの分泌が低下すると、発育に必要なFSH刺激がなくなり、閉鎖卵胞に向かいます。

ホルモンの受容体を発現・獲得できなかったものは、排卵まで行き着くことが出来ない、、、なかなか厳しい環境のなか選ばれたものが1個排卵するのです。

 

 

成熟卵胞になる前、エストロゲンネガティブフィードバックでFSHの分泌が低下するが、卵胞発育に必要な量のエストロゲンを産生している卵胞はFSHが低下しても発育し続け、成熟卵胞になる。

 

育卵鍼灸〜卵の質を上げる〜

育卵鍼灸では、鍼灸とスーパーライザーを使って骨盤卵巣周りの血流量の増加を目指します。

目的は2つあります。

・血液から影響を受ける時期の卵の成長を後押しして、ベースの力をつける

・ホルモンは血流に乗って運ばれる為、その後の成長にも有利

 

『卵胞の特徴として毛細血管は張り巡らされていますが、リンパ管がありません。

通常の毛細血管からは1割程度の血漿成分が漏出し、それをリンパ管が回収します。

これは卵胞の発育に血漿成分に含まれる、水、タンパク質、脂質、糖質、無機塩類が必要だからだと考えられます。』

このことから、血流をあげて流れる栄養をより増やし、卵の質の向上を目指していきます。

 

6ヶ月という卵の成長過程を考えると、鍼灸治開始後4ヶ月目から治療の影響を受けた卵が排卵されだします。

この排卵される卵の質の上昇を見込んでいます。

 

 

〜竹永追加〜

良い卵を育てたい

受精卵の染色体が正常、分割が綺麗やフラグメントが少ないなどの見た目(Veeck法、Gardner法)がいい状態、成長のスピード、将来胎盤となる細胞(栄養芽細胞=TE細胞)がより多く存在するなどが挙げられる。

いい卵を育てた結果、妊娠につながる。

 

 

卵細胞の成長とエイジング

卵胞の成長と仕組みを詳しくみていきましょう。

卵胞を卵の殻と黄身のイメージで考えてみます。

排卵されるのは黄身の部分で、殻の部分は卵巣に残り、受精卵(黄身)が着床し成長する時に必要なホルモンを出してくれます。

卵の殻顆粒膜細胞といい、血液やホルモンの影響で成長し、エストロゲンを産生します。

卵の黄身卵細胞(核+細胞質<ミトコンドリア>)は精子と出会い受精卵になります。

研究会・勉強会・研修会参加 | 三瓶鍼療院Newブログ | ページ 5

排卵で分かれてしまう黄身と殻ですが、卵胞の成長と妊娠の維持のためにはどちらも欠かすことは出来ません。

殻(顆粒膜細胞)の成長が黄身(卵細胞<核+細胞質>)には必要なのです。

卵細胞の顆粒膜細胞の卵丘細胞と卵細胞の細胞質は、お互い突起を出し相互作用しながらグルコース等の栄養、代謝産物を入れ替えます。

この接続をギャップジャンクションといいます。

栄養と代謝産物の循環効率を上げるために、卵子表面から微絨毛を無数に出し卵細胞の表面積を大きくしていますが、エイジングによる変化の一つに微絨毛の平坦化があり、卵子の総表面積が減少すると言われています。

 

育卵鍼灸では血流量をあげることによって取り込まれる栄養を増やし、代謝産物の循環を上げ、卵の質の上昇を目指します。

 

 

スーパーライザーの目的

スーパーライザーから近赤外線を頚部の神経節(交感神経幹・星状神経節)へ照射すると交感神経を抑制し、副交感神経を優位することがわかっています。

その作用によって期待する反応を妊活治療に応用しています。

 

神経には、大きく分けて体性神経と自律神経があります。

体性神経は自分の意思で体を動かす神経(腕の曲げ伸ばしなど)で、自律神経は身体の内側の調整を自動で行う神経です。

自律神経の中でもアクセル役の交感神経、ブレーキ役の副交感神経と分かれています。

 

1 健康的な免疫寛容

スーパーライザー星状神経節照射(SGLまたはSGR)によって副交感神経の働きが高まり、過剰な交感神経の興奮を抑える事でリラックス状態をが得られます。

交感神経が病的に過剰機能すると、必要な免疫細胞のリンパ節からの脱出が抑制されている場合は易感染、初動免疫の不全、炎症の蔓延化を引き起こす可能性があります。

スーパーライザー星状神経節照射により、末梢血における免疫細胞(NK細胞やT細胞等)の数と活性を有意に減少したことが分かっています。

すなわち、スーパーライザー星状神経節照射により、免疫の変化が見られたということです。

また、健康的な免疫寛容を目指す上で過剰ストレスは関係しており、ストレスが溜まると自律神経が乱れ、ホルモンの分泌が低下します。

身体のエネルギーを供給しているミトコンドリアは、ほとんどの細胞一つ一つに存在しており、エネルギー不足が起きると、卵子の減数分裂や受精、胚の発育が妨げられ着床しずらくなります。

ミトコンドリアのエネルギー不足の原因はストレスの他、喫煙、食生活の乱れ、睡眠不足と言われています。

このような過剰ストレスによる交感神経緊張をスーパーライザーを使い、緊張をときほぐしていきます。

 

2 卵巣、子宮の血流量をあげる

交感神経の不要な興奮を抑える事で副交感神経支配である末端の毛細血管が開きます。

毛細血管は手足を思い浮かべがちですが臓器にも毛細血管が張り巡らされています。

もちろん、子宮や卵巣も臓器の一つですし、特に卵巣は毛細血管の塊のような構造をしています。

血行を良くする副交感神経にアプローチするため、照射が終了して15分後も血行がいい状態が続き、スーパーライザーの効果は約3〜7日間続くことが分かっています。

毛細血管が開く(血管直径を広げる)と子宮や卵巣にいく血流量は増え、子宮内膜を厚くしたり、胎盤を作りやすくすることが出来るのではないかと考えています。

全身はもちろん卵巣や子宮まわりの血流量を増やし、卵胞が育ちやすい環境を目指しています。

 

鍼灸治療の目的(仮)

 

ラッドの実験による卵巣血流の増加

(?)SLと鍼灸の併用による胚盤胞到達率二倍

鍼による神経を介しての血流増加

来院時期、頻度

来院時期

 

時期は、いつからでも始められます。どの段階の方(タイミング、人工授精、体外受精、顕微授精)、生理と重なっていても大丈夫です。

1日でも早いご来院をお待ちしております。

詳しくは、お話を聞いた上でご提案させていただきます。

 

来院頻度

 

週に1回の治療をご提案させて頂いてます。

 

来院時の持ち物、服装

持ち物

不妊治療(血液検査等)の経過資料があればお持ちください。

服装

治療時には着衣を脱いで頂く際に、脱いで頂いた時に背中、腰、肩、膝上まで出せる格好が理想的です。短パンの貸し出しもしております。

例)上:キャミソール  下:スカートor膝上が出せるズボン

 

病気がみえる vol.9 婦人科・乳腺外科 第4版

カラーアトラス不妊診療のための卵子学 第1版

夫婦で始める妊活読本

 

メモ

卵丘細胞 卵子と共に卵管へ排卵 卵管 細菌ウイルス多い 卵丘細胞貪食

卵丘細胞から卵子へ代謝産物 グルコース代謝産物

 

胚+卵管細胞共培養

OMI 減数分裂抑制因子

卵胞液中

顆粒膜細胞で作られる

 

サイクリックAMP減 減数分裂開始

減数分裂再開の最終誘起因子 MPF 活性化

インターネットホスピタル

受精卵の成長段階

着床時はここまでの成長が必要

ここまで成長できない受精卵もある

凍結した胚盤胞の着床率が高い為ここを目指します

 

 

受精後胚発育が途中で停止することなく進行

 

 

精子構造異常が多い

染色体異常発生頻度9〜15%

ICSIの登場以来精子の運動にはそれはど重要視されなくなった

 

クオリティの高い受精卵の作出にはクオリティの高い卵子と精子の選別

最も適したタイミングでの受精、適した環境下での発育

 

 

竹永

マウスのサンインコウパルス→ラッドだから、人間じゃあわからない

鍼による血流増加(局所なのか全体的なのか)

胚盤胞到達率二倍(真紀子Tにきく)・鍼灸とSLの併用の効果(真紀子Tに聞く)


男性不妊のための鍼灸治療

造精機能を高め精子の数と運動率の向上へ


椎間板ヘルニアによる
「痛み」「痺れ」を改善

MRIで見つかる異常とのギャップ
局所炎症を改善

 


ぎっくり腰・急性腰痛

鍼灸こそがぎっくり腰に対する
最高の治療

 1-2 回の治療で改善


「膝痛」「変形性膝関節症」

変形の程度と膝の痛みは比例しない
滑膜の炎症を抑える

 


「四十肩」「五十肩」

それぞれの時期に合わせて
「治療」や「リハビリ」を指導

 

電気を流す美容はり

「全身の調整」×「美容はり」
田中はり灸療院のSpecial

 

逆子の鍼灸治療

 エコーを使って胎児の位置を確認

 

突発性難聴の鍼灸×レーザー照射

内耳循環に集中させ改善を狙う
聴力固定までに行いたい
耳鼻科との併用療法

顔面神経麻痺「Bell麻痺」「Hunt症候群」

顔への適切な指導とリハビリの徹底

 


耳鳴りに対する鍼灸治療

「内耳」×「自律神経」×「認知行動療法」